鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2008年12月31日水曜日

山刀 その16

ハンドルの研磨にかかる。
水ペーパーで水研ぎしてしまう。
ペーパーはブレイドを研磨した時の使い古しを使う。(けちくさくねw)
ペーパー掛けは基本的に当板を使う。
 


 
 

 

 

ヒルトとの継目の部分は要注意。
どうしてもハンドル材の方が柔らかいので、削れすぎてしまう。キリオンの部分は、丸棒などにペーパーを巻いて磨く。
 
 
 
 
 
 
 
 


コンシールドなのでタングを気にする必要がないから、ハンドルの背と腹はこんな風に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

キリオンは細く切ったペーパーで。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

1番手終わるごとに、水洗いして乾いてから桐油を塗る。爪楊枝でビンから取って、指でよく延ばす。十分に染込んだら、余分を拭き取って乾かす。拭き取る前にハンドル材の粉末(削りかす)をふりかけて、目止めの代わりに使ったりもする。
何日か置いて乾燥したら、また研磨の続きを行う。
手間はかかるが、手作業でやるにはこの方法がいいと思ってる。

2008年12月30日火曜日

モグラ・・・か?




上あごの犬歯がこんなに出てきた。
乳歯の方はまだしっかりくっ付いてる。
このままだと二重になってしまいそうだ。
下あごの方はこの前生えかわったばかりなのに、もうこんな立派な牙になってる・・・




2008年12月28日日曜日

山へ石拾いに・・・

koeさんの案内で、茂木町の高取山に行ってきた。
ここへは、もてぎのサーキットが出来る前だから、かれこれ十四五年前に一度来た事があったが、周辺の様子が様変わりしていたので何処にあったのかすっかり分からなくなっていた。
以前はゲートが無く車で入って行く事ができたが、今は一般車は通行止になっていた。車両通行止だが、立入禁止にはなっていない様なので、ここから徒歩で行く事にした。
 






高取鉱山跡と書いてあるが、山向こうにあるタングステンを採掘していた高取鉱山とは実際には別で、ここは錫高野とか言う場所らしく大分昔に錫を採掘していたと言う。
以前来た時はトパーズを探したが、今はズリの様子も様変わりしてしまっていた。
今でも人がよく来る様で、この日も何人かの「物好き」に出合った。
 
 
 
 




ズリの跡。陥没してるところがあって、バラセンで囲ってあった。坑道でも陥没したんか?
 
結局この日は何も取らず見ただけで帰ってきた。(まあ、寒いんで気合も入らんし・・・) 
しかしまあ暮れも押し迫ってると言うのに、おっさん二人して物好きなもんだよなぁw

2008年12月24日水曜日

3kg超えた・・・

めいの体重が3kgを超えた。
じゅんは拾ってから半年かかって3kg超えたが、めいは4ヶ月かからなかった。
この前抜けた下あごの犬歯は、やたら立派なのが生えてきてきた。上あごの犬歯ももうじき生えかわる様だ。(咬まれるとたまらんがなぁ・・・)
やたらに成長が早いのはなぜ・・・?
今のところスマートで太りすぎてる感じはないが、あまり大猫になるのも困るので要注意だ。

2008年12月23日火曜日

薪ストーブ改造 続き

組立てて熔接。切った貼ったで出来上がり。
TIGは大抵の物が熔接できて便利だ。 
その昔、大枚はたいて買ったものだが、いいおもちゃだ。(熔接はあくまでも趣味でやってる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ガラスの下側は隙間が作ってあって、空気を吸入する事により、ガラス内面に空気層を作って煤が付きにくくする構造にしてみた。が、しかし、燃焼室の通風方向が垂直で、その下流(上部)に扉が付いているので煙が直に当たるので煤が付いてしまう。よく考えれば分かる事だった・・・orz
市販の薪ストーブの多くが、燃焼方向が水平で窓がその上流に位置しているのに納得した。
まあ、煤が少し付きやすいが、それでも内部はよく見えるので火力の調整は格段にやりやすくなった。
心配していたガラスの耐熱性だが、とりあえず大丈夫な様だ。耐熱ガラスって普通のガラスと何が違うんだろか? 
 
 
 




おまけ

2008年12月21日日曜日

薪ストーブ改造

ぐぐってたら、耐熱ガラスを売っている所を見つけたので買ってみた。
薪ストーブ用の保守パーツとして売っている物で値段は900円ちょっと、思ったより安かった。送料と代引き手数料の方が高くついた・・・
厚さ4mm弱で、なんの変哲のないただのガラスにしか見えないが、はたして如何なのだろうか?
 
 





 
ガラスを嵌め込むために、扉を作り直す事にした。
嵌め込むのにぎりぎりの大きさなので、構造を考えるのに悩んだ。
呼び厚4.5mm(実寸約4.2mm)のSS400を切り刻んでパーツを作る。ナイフ用鋼材から比べると、はるかに柔らかいので加工は楽ちんだけど、いくつか細かいパーツを作らにゃならんでめんどくさい・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 



結局今日はパーツを作っただけで終わり。
現物合せで考えながらやると、手間が掛かっていけない・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 


今日はやけに暖かかったなぁ~

2008年12月17日水曜日

歯が抜けた

めいの下あごの犬歯(猫も犬歯なんか?)が2本とも抜けた。もう乳歯の生えかわりの時期らしい。
いつもの様にガブリエルしてくるので、なにげに口の中を見たらグラグラしていて、隣に永久歯が顔を出していた。そのうち遊んでる(おいらが噛まれてた)間に、ポロポロと取れてしまった。
確かじゅんは、半年ぐらいの時に生えかわったと記憶しているが、まだ4ヶ月程度のはずなのにちょっと早くないか・・・?






下の歯だから、屋根に投げとくといいのかな?
でも、あまり立派な歯になってガブリエルされるのも困るがなぁ・・・ 

2008年12月15日月曜日

薪ストーブ

ガソリン価格は下がってきたが、灯油の価格はまだ高いので、薪ストーブでも使ってみようか?と思って引っ張り出してきた。地球温暖化防止に貢献も出来ていいかも?
以前、廃油ストーブの製作に凝っていた時に、試作のつもりで作った物。鉄っちんホイールを重ねて作ったので、「ワッパストーブ」と呼んでいる。
 
とりあえず今回は燃焼試験をしてみる。 
 
 
 
 
 
 
 


内部の構造はこうなっている。
基本的にダルマストーブと同じだが、二次燃焼出来る様に、パイプを通して空気を供給している。
二次燃焼とは、一次燃焼(ロストルの上での直接燃焼の状態)で発生した未燃焼ガスに、空気を供給してさらに燃焼させる事を言う。 一次燃焼だけで完全燃焼させるには、空気を過剰に供給する必要があり、燃費が悪くなる。二次燃焼は燃費節約に効果があり、煙の発生を抑える働きもある。
 




近所の製材所から貰ってきた杉の端材を薪にしてみる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


煙突を取付けて着火。
動力を使わずに空気を供給する方式を自然通風と言うが、この場合肝心なのは煙突の高さになる。
燃焼により暖められた排ガスは、膨張して軽くなっているので煙突内を上昇して排出される。この煙突内を上昇して排出されるた排ガスの分だけ、吸気口より空気が取り入れられる。つまり、煙突の高さが高い分だけ空気の吸入力(通風力)は強くなる。
 
 
 
 
 
 
 
 


杉はあまり薪には向かないらしいが、よく燃えている。
火力の調整に失敗しなければ、煙はほとんど発生はしない。失敗してくすぶると煙が出る。
問題なのが運転中内部が見えないので、火力の調整(空気調整)がやりづらいと言う事。耐熱ガラスでも付けて、中が見える様に出来ればいいのだが・・・

2008年12月14日日曜日

山刀 その15

ハンドルの整形に入る前に、ヒルトの前端の養生しておく。
ネジロック剤を使ってる。剥がす時は燃料用のメタノールで溶かしてしまう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


まずは基準になる面を作っていく。
鋸で大雑把に切った後にヤスリで削る。
ベルトサンダーでやってる人が見たら、何て面倒な事やってんだ、と思われるかも知れない。ベルトサンダーと言わなくても、ちょっとした電動工具を使えば、もっと楽に出来る事は分かってる。でも、何処まで手作業で出来るかに拘りたい。
 
 
 
 


基準になる面の出来上がり。
結構面倒な作業だが、左右対称に作るためには必要な段取り。
 
 
 
 
 
 
 
 
  


徐々に角を取って曲面を付けていく。
ハンドルの整形はブレイドの切削より難しく感ずる。複雑な曲面を左右」対称に削るのは難しい。
何も考えずに削っても上手くはいかない。常に出来上がりの形をイメージして削ると、自然と形になってくる。(これはブレードの切削も同じだ)
イメージするためにも、日頃から良いものを沢山見ておく事が大切だ。ナイフショウなどで、実際に手に取って見られるのはいい機会だ。






荒削りが終わった。
この後は桐油を塗ってしばらく置いて、水が染みにくくなってから水ペーパで仕上る。

2008年12月7日日曜日

山刀 その14

久々にナイフ作り。前回から1ヶ月半近く経ってたみたいだな・・・
 
まずはタングの溝切り。
ボール盤にボロのエンドミルを付けて削る。
ちょっと危険な事と、ボール盤は軸に直角方向の力には弱いので、あまりお勧めはできない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 




ヒルトとの接触面の角度にあわせて、ハンドル材を削る。後端もこの角度で削っておく。(平行にしておく)
ヒルトの接触面は隙間が無くなる様に、仮組みを繰返しながらヤスリで仕上る。
 
 
 
 
 
 
 


タングにハンドル材を接着する。
ハンドル材の後端を削ったのは、万力で挟み込むため。ヒルトと隙間が出来ない様にする。
瞬間接着剤(#1733)を使ってる。木材同士の接着には継目も目立たないし、強度も十分なのでとても良い。20g入りだと20本作っても余るが、大抵使い切る前に変質して使えなくなってしまう。(黄色ぽくなって、接着強度が悪くなる)
湿気を避けて冷蔵すると長持ちする様だ。(冷蔵庫に入れとく)
 
 
 
 
 
 





もう片方を接着する前に、ファスナーボルトの穴を開けとく。これを忘れると「なんちゃって隠しピン仕様」になってしまう。
両方接着したら、同じ様に穴あけする。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




ハンドル材の接着が終わったら外形を切り出す。
木工電鋸で切った後にヤスリを掛ける。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



段付きドリルを使ってファスナーボルトの本穴をあける。
事前に必要な深さを割出して、ボール盤のゲージを見てドリルを送る。
手だけで固定せずに、道具を使って確実に固定してあける事。でないと浮き上がって余計な深さまであけてしまう事になったり、最悪振り回されて大変危険である。
 
 
 
 
 
 
 
 


 


ハンドルを整形する時の基準となる様に、罫書線を入れる。(厚み方向の基準になる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


ファスナーボルトとソングホールパイプを付ける。両方ともセメダインのスーパーXを塗って付ける。(瞬間接着剤だと、途中で固まってしまいそうでやなので使ってない)
 
とりあえず今日はここまで。今年中に出来上がるかと思ってたが、ちょっと無理そうだな・・・

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