鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2013年11月27日水曜日

こっちも間に合いそう・・・

昨日星山さんちに行ってきた。
鈴木美朗さんのナイフの彫りがちょうど出来上がったところだったので見せてもらった。
ブーツナイフブレイドのフォルダーだった。誰かのコレクションらしい。
アクションは滑らかで、オープンクローズともガタが縦方向はもちろん、横方向もない作りが素晴らしい。
彫るたびに上達していくという。
確かにさらに一本一本の線がシャープになって、カッチリした感じが増している様に思う。
星山さんが製作中の5.5incファイターも見せてもらった。
メタルコンポジットハンドルだそうで、ハンドルの研磨中だった。結構サラサラ削れてしまうらしい。

この模様はなんだな・・・大阪のおばちゃんが着てる服みたいだなw(冗談だよ~)
宿題ナイフの彫りも出来た。
ちっと面倒な注文付けたけど、見事な出来栄えだった。
やっぱりワイドヒルトはエングレーブあった方がいいね。
星山さん、ありがとさんです~

宿題ナイフが戻ってきたので、シースの抜き差しの確認をして問題なかったので、仕上げのタレに漬けた。
ウェットフォームは一回で出来てしまえばいいが、場合によって再度やり直す事もある。
タレに漬けちゃうと水は染込まないので、もうウェットフォームは出来なくなってしまうのだ・・・

とりあえずナイフの方は、お誕生日プレゼントに間に合いそうですw

2013年11月25日月曜日

平和な一日

昨日の猟は坊主だった・・・
珍しく朝から発砲音がまったく聞こえず、獲物の気配もまったくなかった。
凄腕の勢子が一人欠場してたせいかもしれない。勢子とワンコのありがたみを改めて思う・・・
解禁日のときとはうって変わって、この日は一日良い天気だった。
日が当たる前は寒かったが、日が当たると暖かく、タツマにいてもそれほど辛くはなかった。
回収もなく解体作業に追われる事もなく、実に平和な一日だったw
そういや前にも坊主だった日は、いい天気だったな・・・
おまけ。
本部に帰ってきたらぶら下ってた。
なんじゃこりゃ~w

2013年11月19日火曜日

タレを使ってくれた

 銀座ブレードショーでシースのタレを買ってくれた方が、作ったシースとナイフの画像を送ってくれた。
ブログねたにしてもいいとの事なので、ちょっと紹介します。

「蜜蝋が自然な感じで染込んで、革のコシが増す感じで、良い仕上がりになりました」との事。
針外しが一緒に付くシースはナイフ小僧さんのブログで紹介されてた、相田さんの作品を参考に作ったそうです。

形状的にちょっと作りにくいシースだったと思われるけど、なかなかいい作りだ。

インプルードハンドルで小ぶりのナイフも、とてもよく出来てる。

来シーズンに渓流釣りで使うとの事で、シースとナイフがどう変化していくか楽しみですね。

タレを使って気になる点として、コバをワックスで仕上げてからタレを使うと、ワックス面が軟化する事を上げてくれた。
タレ処理後でも少し馴染みにくいけどワックスは乗るので、ワックスは最後に塗った方がいいとの事です。

こうやって実際使った感想と作ったものを見せてもらえるのは嬉しい。

タレの概念自体は昔からあったものなのだと思う。
最近はナイフメーカーも色々やってて、タレの次ぎはソースがあって、果ては汁に出汁まであるらしいw
皆さん是非作ってみてくだされ~

2013年11月18日月曜日

猪の牙

猪の頭蓋骨を貰ってきた。
まだ脂が抜けきってなくて、ちっとベトベトしてるだな・・・
雄なので立派な牙が付いている。
上下の犬歯が磨り合わさる様に生えていて、常に研がれて鋭くなっている。

下の犬歯の方が長くて先端も鋭い。
断面は三角形で角もエッジが立っている。まるで刃物の様だ。
これに突かれると切り裂かれてしまうという。
たまにだが勢子のワンコがこれにやられて戦死してしまう事がある。
最近何処ぞで街中に出没した猪を、寄ってたかって殴り殺したのがニュースに流れたが、猟仲間は「ありゃ素人だからやれたけど、猪知ってたらできねえな~w」と言っていた。
確かにこんなのに向かってこられたらたまらんw


2013年11月16日土曜日

猟解禁

 昨日は猟の解禁日だった。
この日の天気予報は降水確率が高く、夜明け前に集合場所に集まって、山に向かう途中からすでに小雨が降りだしていた。
タツマに着く頃には、しとしとと雨が降りつけていた。
猟場はちょうど紅葉していて、木には葉が着いていて見通しが悪い。
指示されたタツマはライフルで向こう側の斜面を狙うにはいいが、おいらの散弾銃では遠すぎる。下の沢を狙うにはちょっと高すぎて、間の木の枝でさえぎられ見通しが利かないので、一段下の沢が見渡せる位置に着く事にした。
なかなか獲物も来ないし、雨で濡れてきて寒くてテンションもさがる・・・
今日は駄目か?と思っていたら、下のタツマ(猟の師匠の息子さん)から銃声が2発聞こえて「上に行きました~!」と無線がきた。
ふと下を見ると沢を越えてこちらの斜面に登ってくる5~6頭ぐらいの鹿の一かたまりが見えた。
距離は20mちょっとまで来ていて、その中の雄鹿に狙いを付けて撃ったら、何故か雌鹿に中った。
逃げる鹿の群れに続けて2発撃ったが、これは中らなかった・・・
 中ったのは若い雌鹿だった。背中から腹に12番のスラッグが入ったが、まだ息はある。
辛うじて後足が木に引っかかって動けなくなっていたが、そうでなければ走って生きそうな勢いがまだあった。
後ろ足が動かないし、弾がもったいないのでナイフで留め刺した。
この日から使い始めた鍛造暴威ナイフが早速活躍する事になった。恐ろしいほど軽く突き刺さった・・・返り血浴びてえらい目にあっただ・・・
この日は総勢19人で行って、鹿が7頭、猪1頭だった。
解禁日は獲物の警戒心が薄いので、例年結構な数の獲物が取れるらしいが、今年は雨降りだった事も影響したか、あまり多くは獲れなかった様だ。
 スキナー使ってみた。
ブレイド形状は思った通りの使い勝手だった。
大きく湾曲して出っ張った形状のブレイドは、皮を剥ぐのにエッジを広く使えていい。
しいて改良点を上げるなら、ハンドルエンドをもう少し詰める事と、ポイントをもうちょっと鋭くした方がよさそうだ。
大急ぎで作ったシースを師匠の息子さんは気に入ってくれてよかった。
ちっとブレイドが長すぎる様だが、そこは使いようで上手くこなしている。
いいナイフだからどんどん使ってほしいw
今までは解体が終わると猟仲間のナイフを猟の師匠が研いでいたのだが、 今回からはおいらがみんなのナイフを研ぐ事になった。
あまり手間かけられないので、荒砥代わりの電着ダイヤとシャプトンの黒幕2000番で対応する事にした。

ラブレスナイフを研いでみた。
ラブレス持ってる人は沢山いるけど、研いだ事ある人なんてそんなにいないだろうなw
山の中じゃ拭うのも面倒なので、血糊の着いたままシースに突っ込んで本部(解体場)に持って帰ってきたら、シースに張り付いて抜くのに難儀した。
7.5incのブレイドだが、鹿の留め刺しならばこの程度の大きさでなんとかなる様だ。
留め刺しに使うならダブルヒルトの方がやはりいい。意外とボウイナイフスタイルのナイフも、使いようによってはなかなかいいみたいだ。
ハンドルは前の8inc暴威ナイフの反省点を生かしたのがよかった。今度は振り回してもすっぽ抜ける事はないw
微妙な事なのだが、やはり使ってみて分る事は多いのだな・・・

2013年11月14日木曜日

間に合った・・・

大急ぎで作ったシースはなんとか解禁日に間に合った。
仮組みの時に二回ウェットフォームしたので、合計三回やっていた。
毎晩ドライヤー使って乾かしていたw
インプルードハンドルなんて作った事ないので、この手のナイフのシースははじめて作った。
キリオンがないがハンドル下端にちょっと突起があるのと、ヒルトの辺りで幅が絞り込んであるので、意外といいアクションで作る事ができた。
仮組みで納得いくまでウェットフォームしたのがよかった。

しかし5incでポーチタイプだと、ベルトに付けていたら抜き差しがしにくい・・・手がつりそうだw
榊原さんのナイフを、おいらの作ったシースに納めていいのか?・・・と思ったが、まあまあの作りで出来たから許してもらおうw

ダブルステッチがベルトループにぎりぎりだったw
作る前によく考えないといけないな・・・

インプルードハンドルは結構ボリュームがある作りでちょっと角ばっているが、持った感じはとてもいい。
この手のハンドルは加工が面倒なので作る気がしなかったが、キリオンを省略できてスマートなデザインがいいな。
今度作ってみようw

2013年11月12日火曜日

刀剣ナイフ鑑賞会の報告 (ナイフ偏)

そんでもってナイフ偏。

今回のoff会でナイフの展示の中で一番高価な代物か?
片山さんのラブレスファイター。
確か知合いの遺品整理の時に入手したんだっけ?
自衛隊の演習(片山さんは自衛隊の予備役)に持って行って、錆びさせてしまったって・・・あんた、こんなの使っちゃだめだがな~w

惜しげもなく皆でベタベタ触らしてもらいました。
ついでに型取りしといたw
コレクターさんの展示。
個人的にはマーブルスのロールアップヒルトのフォルダーとレミントンのハンティングナイフが気に入った。

中央に置かれてる鯨の歯のハンドルのナイフは、たかみさんの作ったものだった。
ブログで製作過程を見ていたが、これはなかなか面倒な作りのナイフだった。
よくここまできれいにまとめて作ったものだと関心した。
上が高本さんの展示。
高本さんは丁寧で正確な作りのシースナイフを作るベテランメーカーだ。
小さいものから4inc前後ぐらいのものが多いか。派手さはないが実用的で魅力あるナイフを作ってる。
恒例のジャンケン大会では、熱処理前まで出来てるブレードと、刃付けしてシースを付ければ完成のレザーワッシャーハンドルのナイフを提供してくれた。

下は五十嵐さんの展示。
五十嵐さんはフィッシングナイフを得意とするメーカーのイメージがあったが、器用な人で何でも作ってしまう。
2年ほど前からフォールディングナイフを作っていて、その上達ぶりは目を見張る物がある。
今回展示のフォルダーは、鹿角ハンドルのトラッドなスタイルがよかった。

荒川さんの展示。
ラブレススタイルのナイフを作る荒川さんは、プロになってまだ年数は経ってないが、神戸、銀座、関、それとアトランタと、各地のナイフショーに精力的に出展されてる勢いのあるメーカーだ。
リーズナブルな価格でいいものを作るので、なかなか売れている様だ。
荒川さんも4inc前後ぐらいのものが多いか。
小さいものだと、オリジナルデザインのペーパーナイフから発展したナイフがなかなかいい。



星山さんの展示。
もはやナイフメーカーというよりエングレーバーといった方がいいか。
エングレーブの注文が多くなってきて、このところはナイフを作ってる時間がないそうだ。
それでも最近作ったメタルコンポジットハンドルのサブヒルトファイターを持ってきていた。
ファイターって高価なモデルなのだが、星山さんの作るファイターは意外と安いので、この手のナイフを欲しい人は注目するべしw
中里さんの展示。
中里さんはあるベテランナイフメーカーの指導を受けているそうで、その上達振りは大したものだ。
気さくな人柄で、周りの先輩メーカーから教えを請う姿勢は立派だと思う。
この前のjkgのショーでプロデビューとなったが、今のところかなりリーズナブルな価格設定なので、注目のメーカーだと思う。
金井さんの展示。
去年のjkgのコンテストで突然現れ、大賞を受賞してしまった驚きのメーカーだ。
自らの狩猟の経験を生かし、使えるナイフを独自のスタイルで作っているところが凄い。
5incぐらいの比較的大きめのものが多いか。作り手の好みが伺える。
凝った作りのシースがなかなか魅力的だ。
武市さんの展示。
プロのボディーガードをやっている経験と、かつて狩猟をやっていた経験を生かして、タクティカル系デザインのナイフを作るメーカーだ。
「父ちゃんがキャンプや釣りに行って、周りに自慢しながら使える出刃包丁」ってコンセプトのタクティカルデザインの出刃ナイフ(タクティーバ)は、すでに看板商品になっている様だ。
サンドブラストとエッチングを組み合わせた表面処理など、独自の技術も開発していて、なかなか研究熱心なメーカーでもある。
上に並んでいるのは片山さんのコレクション?
川崎さんのナイフや四国の鎌田さんのナイフがあって興味深かった。

下はおいらの展示。
ブログで公開してた物ばかりだから、あまり目新しいものはないな・・・w

コレクターさんの展示。
カスタムも面白いが、それよりもカッターナイフが面白かった。
セラミックやチタン刃など、そんなものがあるのかあるのかと驚いたw
セラミック刃って切味どうなんだろな?
二部さんの展示。
先週サクラブレイドショーに参加されていて、二週続きでお疲れ様でした。
毎回面白い(というか妙?)な物を持ってきてくれる二部さんだが、今年は鎖帷子を持ってきていて、これが凄く興味深かった。
昔の物だと当然和鉄で作るのだろうが、細い針金状にして鎖を編むのは大変だったのではなかろうか。
そもそもよく腐らずに残ったものだな・・・
先週サクラブレイドショーで見た残欠ナイフが分解して展示してあった。刀と同じ様に目釘を外すと分解できるのが面白い。加工精度がとても素晴らしいのに驚いた。


鑑賞会の後は懇親会になる。
有志の女性陣による料理の準備中。
いつも美味い料理をありがとうございます。

恒例のジャンケン大会の景品は今年もやけに豪華だった。片山さん提供の鎌田さんのナイフは誰の手に渡った?
懇親会だけを目当てに来ても十分楽しいかもしれないw
この会は刀剣とナイフの業界を少しでも盛り上げる事が出来たらとの思いで、片山さんが毎年開いてる。
日本のナイフ業界はバブルの頃と比べれば、なんとも寂しい状況になっている。特に刃物に対する社会的な目が、年々厳しくなってるのも困ったものだ。
厳しい現状であるが少しでもいい方向に向かう様に、この様な催しでナイフの楽しさを広めていけたらと思う。

追記
金井さんにブログに懇親会の様子が詳しく書かれているので見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/scagel009/25593887.html#25593887

2013年11月11日月曜日

刀剣ナイフ鑑賞会の報告 (刀剣偏)

 土曜日に刀剣ナイフ鑑賞会に行ってきた。
ちっと写真の枚数が多いので、二回に分けて書く事にする。

先ずは主催の片山さんの挨拶から。
はるばる岡山からお疲れ様です。

今回のoff会は参加者は38名だったそうだ。
毎回そうだが、刀職やナイフメーカー以外にも多彩な人達が参加されてて面白い。
刀装具などの展示。
精巧な加工を施された鍔など、見てると実に興味深い。













ワニの皮が巻いてあるのかと思ったが、なんと鯉の鱗を一枚一枚貼り付けて作ったあるらしい。
臭いを嗅いでみたが、生臭くはなかったw
昔は材料の入手が難しかったから、使えるものは色々使ったんだろうな・・・ってか、鯉の鱗なんて使うかw
 甲冑の着付けの解説本。
幕末の動乱期に需要が増えたらしい。
長い事平和だったから、甲冑の着付けが出来る人は少なくなってたのかもしれない。
こじり?
どうやって彫ったのかな・・・なんかとても気に入ったw













 片山さんが作った笄。
金や銀が被せてあるが、どうやってくっ付いてるんだ?













木で作った刀身?
拵えに刀身の代わりに入れるんだっけ?
刀身と瓜二つに作らないといけないのだろうが、いったいどうやって形を合わせるんだろか・・・
 小刀の展示。
焼刃の模様がまるで絵を描いた様な物があり面白い。
小刀に何やらいっぱい文字が彫ってある。
幅は10mmぐらいだろうか。
よくもこんな細かく字を彫れるもんだな・・・













刀の展示。
途中入れ替えがあって、色々沢山の刀を見れた。
刀なんてなかなか手に取って見る事なんてないから、この様な機会はいいものだ。
甲冑師の展示。
なんだこれ?と思ったらレッドブルのマスコット?
甲冑製作の技術で作ってるらしい。
しかし妙な物作ってるな・・・
完成したらレッドブルに売り込みに行くそうだw










二次元VS日本刀展という催しがあったそうだが、その中の展示品の原型を造形師の方が展示していた。
刀身が二本くっ付くそうだ。
展示品は当然(?)本物の日本刀を使ったのだが、まったく同じ形の刀身ではないので、微妙に拵え(っていうのか?)の方でデザインを調整して辻褄を合わせてあるとの事。
実際には刀身の切っ先はもっと接近していて、展示するときはしなってぶつからない様に緊張したらしいw


次回はナイフ偏に続く・・・


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