鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2014年10月30日木曜日

どうやって磨く?

 磨き方って色々あるのだろう。
自分の場合フラットグラインドなので、鉄板の当て板使ってペーパーで磨いている。
ペーパーのたわみが僅かにあるので、磨いてるうちに若干ダレる。しかしそのぐらいのダレは許容している。隅のダレより面の平滑とつながりを重視してる。
鉄板を当て板にすると均等に面に当らないのでは?と思う人がいるかもしれないが、ペーパーのたわみがあるのでそんな事はない。自分はペーパーは日本製の物を使ってる。日本製の研磨紙は台紙がしっかりしていて質がいい。
それでもフラットグラインドのカーブの部分は真っ平ではないので、当りにくい部分がある。そういうところは当る様に力加減を変えてやればいいw
そろそろ秋というより冬に近くなってきたか・・・

2014年10月29日水曜日

最初と最後?

ドロップが熱処理から帰ってきた。
今回は普通?の焼き色だな・・・
 酸化皮膜は錆びの原因になるから、さっさと取ってしまうに限る。
タングはブラスト掛けて落す。
 ブレードは600番掛ける。
これで放置プレイも大丈夫w
最後?のナイフマガジン買ってきた。
今号で休刊というのも寂しいかぎりだ。
高校生だった28年前に、何気に本屋で見つけた創刊号で、カスタムナイフの世界を知った。
創刊当時一年間だけ購読してたが、その後カスタムナイフからは遠のいてしまった。あの頃ナイフ作り始めていたら、きっとナイフメーカーになろうなんて考えただろうから、危ないところだったw
しかし今までナイフマガジンもよく続いたものだなと思う。お疲れ様です。
今後は年一で出るのだろうか?
年二回半年毎にでも出してくれるといいのにね・・・

2014年10月28日火曜日

適当に削って磨いて

大分前に淡紅藤さんに貰ったVG10。
包丁の端材らしい。厚さは約2mm。
先ずは適当に外形を削る。
 目分量でさらに削る。
ペーパーで適当に磨いた。
何作るかっていうと、ペーパーナイフにしてみるつもり。
削ってから思ったが、焼鈍しておくべきだったか・・・
熱処理で曲がらない事を祈るw

2014年10月26日日曜日

弾が出る

射撃に行ってきた。
更新が近いので、先日射撃講習を受けていた。その時ドットサイトを取外したので、サイト調整が必要だった。思ったほどずれてなかったので助かった。
この日は火縄銃で射撃をやってる人がいた。
弾の出る?火縄銃を見たのははじめてだw
黒色火薬を使うのだろうが、白煙が物凄い。
なんか面白そうだ。ちょっと欲しい気がした・・・

2014年10月25日土曜日

間に合うか?

 タレ少なくなってたので作り足した。
分量間違えてちょっと濃い目になってしまった・・・
薄めたいが容量オーバーw

 しゃあないからある程度使ったら薄めよう。
ちっと濃いけど大丈夫・・・多分・・・
 天気もいいから乾くの速いか?
 綿の実がはじけてる。
今年は結構綿が採れたみたいだ。
頼まれ物のシースを作る。猟期に間に合うようにって事だったが、あと何日もないな・・・
ナイフの形状が微妙だったので、どうしようか考えつつ放置プレイだった。
悩んだ結果、結局普通に作ってみる事にした。
間に合うのか・・・

半裁で買ってみた革も大分少なくなってきた。
本当にいい部分は半分ぐらい。それでも30本近く作ったか。あと10本作れるかどうかだから、40本ぐらいは作れるみたいだ。
多少高めでも、いいところだけのを買って使った方が、無駄がなくていいのかもしれない。しかし革の部位によって特性の違いを知る事が出来て、いい勉強になった。

2014年10月24日金曜日

簡単じゃない・・・

 今週は結構暇な時間があったので、ドロップの研磨をチビチビやってた。工程をまとめてうpする。

磨き始めに使ってるダイヤヤスリがくたびれて来たので、新しいのに取り替えた。70本近く作ったが、これで4本目。意外と持つものだ。









ペーパー研磨の当て板に使ってる鉄板をなくしてしまった。結構長い事使ってて気に入っていたのだが・・・
3mmのSS400の鉄板を切り出して新たに作った。
15mm幅で長さは120mm程度にしてみた。今までのよりちょっと長くしてみた。



 ダイヤヤスリ→320番→600番とペーパー掛け。
新しい当て板もなかなかいい感じで使えた。
 600番までで焼入れ前の磨きは終わり。
それからヒルトを作る。
本来はブランクを切り出した時点で作るべきなのだろうが、自分はこの時点で作っている。
以前は黒皮付きの鋼材をよく使っていた。
その時は黒皮が付いたまま削り始めて、リカッソだけに残った黒皮を磨くというやり方だった。
そのためリカッソ部分の厚みが黒皮の状態によって微妙にかわるので、磨き終わってからヒルトを作っていた。

鋼材の厚さと同じ寸法の平ヤスリがあったので、仕上げで無理くり通せばぴったり出来る。
ピン穴あけてヒルトを仮付けして、キリオンを削り込む。
ぴったり出来てると気持ちいねw

熱処理出せる。
意外と早くできた。調子が乗ってると効率いいな。

そういやナイフ作り始めたのはちょうど10年前だった。
10年前の今頃に岡安さんで鋼材買ってきて作り始めたのだった。
10年作り続けてやっと70本程度。初めの頃作ったものはろくな物がなく、ほとんど人にあげてしまった。
人前に出しても恥ずかしくない物が作れる様になったのは、本当にここ数年といった気がする。
よく飽きずに続いてると自分でも感心する。
なかなか満足のいく物が作れないからなのかもしれない。
簡単に作れるものならとっくに飽きていただろうw



2014年10月22日水曜日

蜂の巣

ちょっと前に日本蜜蜂の蜜の詰まった巣の破片を貰ってきた。
採れたての蜂蜜は美味い。
巣ごと食べると蜜蝋が口に残るだなw
 どうすっか?って考えた。
鍋の上に網をおいて、すり潰してみた。
蓋して上からビニール袋をかけて放置プレイ。
忘れて2週間ほど経ったら蜜だけ鍋に溜まった。
250cc程度か。
日本蜜蜂は濃厚でなかなか美味いだなw

2014年10月21日火曜日

もう少し・・・


 途中が飛んでしまった。もうウェットフォームは終わってる。
コバを磨く。
ストラップももう出来てるw
 ストラップは自分はピンで留めている。実用上はこれで問題ない。
コバの仕上げでじゃまなので、この時点で取り付けている。
位置決めして穴をあける。ビクトリノックスのリーマーが便利w
ポンチで予めあけておけばいいのかもしれないが、ウェットフォームでずれると厄介なのでこうしてる。要するに自分の加工精度が悪いのだw
ピン止めして取り付け完了。
もうしばらく乾燥させる。

もうちょっと続く・・・

2014年10月20日月曜日

今年のコンテスト

 今年のコンテストは何出したかっていうと、これだった。
6inのサブヒルトファイター。
マトリックスアイダにあったラブレスのジュニアベアーを採寸させてもらって、それを参考に作ってみた。
フラットグラインドで作る事と、自分の加工方法の都合もあって、若干のアレンジを加えている。



5㎜厚(だったかな?)のATS34で、フィッテングはニッケルシルバー、ハンドルはグリーンマイカルタ。
隠しピンで留めるハンドルは初めてやってみた。聞いた話をもとにやったので、やり方としてあってるかは分からない。
ファスナーボルトがないと、かなりすっきりした 印象になるな・・・ちっと寂しい?
 フラットグラインドのファイターってどうなんだ?
自分はフラットでしか作れないから仕方がない。
2500番のヘアラインなので、これも見方によっては中途半端に見えるかもしれない。
手本にしたモデルはヒルトがちょっと小さ目だった。迫力出すにはもうちょっと大きくてもいいのかもしれない。

リカッソの角は丸めるべきなのかもしれないが、自分はこの部分を丸めずに作るのが好きだ。



 大分前に銀座のショーで多松さんに売ってもらったプルザドットホックが役に立った。ファイターのオープンシースにはやっぱりこのホックがいいw
ホックの位置は若干中心よりずらしてベルトを付けた方がいいのだろうか・・・

このファイターは人から頼まれた物でもなく、自分で欲しかったから作った。結構気に入っている。自分としても久しぶりに満足いくものが作れた。
たまには使い道のない(使えない?)ナイフを作ってみるのもいいものだw


これ出していいものなのか迷ったが、もしかしたらコンテストに出そうという人に参考になるかもしれないので貼ってみる。
何年か前からコンテストに出すと返却時に寸評が付くようになった。
よい点悪い点を率直に書いてくれるとありがたい。出来ればより厳しい目で見て改善点を挙げてくれると嬉しい。
コンテストは受賞を狙うのもいいけども、それより自分の作ったものがどの様に見えるのか、確認するにはいい機会だと思ってる。
会場の照明の下でどの様に見えるのか。他の人のものと見比べることで、自分の改善点も見えてくる。
JKGの方々にはとても感謝します。ありがとうございます。

ショー二日目

jkgのショーに行ってきた。
鈴木さんのところでアイアンウッドを買った。
鋼材はマトリックスアイダで、BG42という珍しい物。なんでも倉庫にしまいっぱなしになってた物らしい。ATS34に近い粉末鋼みたいだな。

会場をぶらぶら見ていて、あるフォルダーメーカーにヘアラインの入れ方と、折り畳んだ時のガタについて聞いてみた。
今までそんなにまじまじと見た事なかったのだが、今回ヘアラインの美しさとブレードのガタがない事に気が付いた。
ヘアラインについてはなるほどと思った。やってる者にとっては身につまされる思いだ・・・
ブレードのガタについてはこれもなるほどと思いつつ、目からうろこの感があった。
事も無げに説明してくれたが、真似をしようと思って簡単に出来る事ではない。
凄い人だなぁと思った・・・
ナイフショーってやっぱり面白いものだw

2014年10月18日土曜日

JKGのショー

午前中で仕事を切り上げてJKGのショーに行ってきた。
今年はコンテストで奨励賞を頂いた。なんとか表彰式に間に合った。
正直副賞付いた賞の方が嬉しいが、まあ賞を貰えただけでもありがたいw
関係者の方々に感謝です。
今年はJKG創立35周年という事で、記念品のバンダナ貰った。一応JKGの一般会員なのだw
今年のコンテストの応募作品は個性的な物が多くて面白かった。作品のレベルも高かった。
コンテスト作品を見るだけでもショーに行く価値はある様な気がする。
今日はコンテストの作品見るだけで終わってしまった。
また明日も行ってみるか・・・

2014年10月17日金曜日

ちょいちょいと

 ちっと仕事が暇だったので、3.5incドロップを削った。

先ずは罫書線を入れる。
削る・・・
 ひたすら削る・・・
べべルストップも削る・・・
さらに削る・・・
片面できた・・・
もう片面も削って荒削り終わり。

ここまではちょいちょいとできちゃう。
この先の研磨が手間なんだな・・・
そのうち続く~

2014年10月16日木曜日

いい色に・・・

 コバを適当に整える。
 菱目をあける。
 菱錐通して菱目を広げる。
 縫う。
今日はここまで・・・
自分はシースには無染色のヌメ革しか使ってない。
革の種類を沢山持てないってのもあるw
ヌメ革は傷や汚れが目立ちやすいが、経年変化が楽しめるのがいい。
革シースは意外と水にも強く耐久性もある。

お気に入りのナイフは部屋に転がしてあって、いつでも使える様にしてる。
シースがいい色になってきた。
用もないのに毎日抜き差しして、テンションの変化を見ている。
作ったナイフは使わないとねw


2014年10月15日水曜日

今年もやります

今年も刀剣ナイフ鑑賞会やります。
告知が片山さんよりあったので、コピーをこちらにも貼っておきます。

 11月22日(土)1400~ 
東京神田付近 
(詳細は参加者にお伝えします) 

刀剣・刀装具・カスタムナイフの鑑賞目的オフ 

参加条件は 
「初めて触れる日本刀」刀剣鑑賞における注意点 
http://ux.getuploader.com/tsurugi/download/1/初めて触れる日本刀.pdf 
を熟読してくること。 

1400~1730 鑑賞会(3時間半) 
1730~1800 宴会準備 
1800~2000 簡単な宴会(2時間) 

鑑賞物をお持ちくださる有志の方を募集します。 
日本刀・刀装具・古式銃・カスタムナイフ・オールドナイフ・金工作品など 
貴方の思い入れの一品(何品でもw)持ち寄り、鑑賞し合いませんか。 
職人、メーカー、作家の方々、趣味で制作している方々。 
宣伝・相談もかねてどうでしょうか。 

もちろん、自分は持っていないけど、見てみたい。という方も歓迎です。 

会場が前回よりも広くなりました。 
こんなことしたいというアイディアありましたら教えてください。 
切り体験コーナーや研ぎコーナーはいかがでしょうか? 

参加費は4000円以下を予定 
(経費を人数で割るので、変動します。昨年は3500円でした) 
夫婦、お子様、お父上など家族のかたは2人目以降1,000円とします。 
(生計を一にする事実婚のかたも含みます) 

宴会用の食べ物、飲み物などをお持ちくださる方、大大大歓迎です! 

会場設営を1245から開始します。 
設営を手伝ってくださるかた募集! 
!注! 
いつもお手伝いありがとうございます。 
今回、1230まで別の企業が会場を使用しているため、早く来られても入室できませんし、動けません。 
手伝ってくださるかたの集合は、1245でお願いします。 

注意事項 
・セキュリティの関係上、会場は参加希望者のみにご連絡しています。 
・運搬の際は確実な梱包を。 できれば事前に連絡していただければ 
 主催者、片山重恒として、「鑑賞会のための運搬」と一筆かきます。 
・会場への郵送、会場からの発送(ヤマト・佐川)も可能です 
 送りたいかたは片山重恒に詳細を尋ねてください。 
・白手袋を持参してください。 
 用意できない方は事前に言っていただけると実費で準備します。 
・着物の方はタスキになるモノを準備してください。 
・同人誌の配布、作品等の個人売買は可能ですが、値札を付けることは禁止します。 
・鑑賞会の後は全ての刃物を格納してください(例外は調理担当者) 
・鑑賞物をお持ちくださったかたも他の展示が見たいのです。 
 しかしながら、自分の展示スペースから離れ辛いものなのです。 
 心優しいかた、『店番しましょうか?』の声をかけてあげてください。 
  
詳細が決まり次第、逐次更新していきます。 
以上が片山さんよりの発表。

過去の様子はこちら。

第一回 http://monosuki.blogspot.jp/2009/12/off-30-off.html
第二回 http://monosuki.blogspot.jp/2010/12/off.html
第三回 http://monosuki.blogspot.jp/2011/11/blog-post_08.html
第四回 http://monosuki.blogspot.jp/2012/11/off.html
第五回 http://monosuki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_11.html
     http://monosuki.blogspot.jp/2013/11/blog-post_12.html

参加申込はメールください。片山さんに取次ぎます。
monozuki_nahito@yahoo.co.jp


中子の位置決め。
ポンチで穴あけと刻印打っとく。






 接着面は罫書針で荒らしておく。

 接着剤を塗布。
数分待ってから貼り付ける。
よく密着させて固定して固まるのを待つ。

また続く・・・



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