この日はタツマに向かう途中で十数頭の鹿の大群が出てきて、猟仲間がポコポコ撃って三頭獲れてしまった。タツマの配置が終わる前に一仕事終わった感があったw
今回入ったタツマは谷底から斜面を見上げる様な所だった。獲物は斜面の上から下りて来るか、斜面を横切って行くだろうとの事。
来る途中大群を見ているので、はじめから緊張が続き気が抜けない。
山のあちこちで銃声が聞こえ、何時になくにぎやかだった。
大分経ってからひょいと横を見たら、谷底を沿って鹿が下りてくるのが見えた。ちょうど一直線にこちらに向かってくる。
立ち撃ちで狙いを定めセーフティーを解除し、約40mの所で引き金を引いた。
硝煙が煙り霞んだ向こうに一瞬倒れたと見えたが、また勢いよく跳ねて来る。ビッコを引いている様だ。半矢か・・・?
運がいい事にそのままこちらに向かってくる。もう一度狙いを定め二の矢を掛ける。20m程先でやっと倒した。
一頭獲った・・・と安心していると、正面の斜面の上の方に鹿が見えた。藪で今一つ見難い。
しばらくすると飛び出してきて、斜面を横切ろうとした。
狙いを定めるが、やけに小っちゃい・・・バンビだ・・・
こりゃ撃ってもなんだな・・・距離があったし、間に立ち木があったので見送った。大きくなったらまた会おうぜベイビーw
弾は脇腹と首に中った跡があって、右腿には弾が抜けた跡があった。
解除になってから初矢を撃った場所を見に行ってみた。大量の血痕があるが、よく見るとその前にも小さく血痕が続いてる。どうやら上のタツマで半矢になったのが走ってきたものらしい。
獲った鹿をよくよく見てみると、脇腹にもう一発弾の中った跡があった。
おいらが撃った初矢は脇腹に中って右腿から抜けたらしい。二の矢は首に中った様だ。
鹿は腹に中っても何食わぬ顔して走り去るなんて話をよく聞く。この鹿もそうだったのかもしれない。
ライフルを腹に受けて、さらに12番のスラッグが腹から腿に抜けても走って来るのだから凄い・・・
さらに上の方で四頭獲れていたので、合計で鹿十頭だった。それも今回は何故かほとんど雌鹿だった。
一月も下旬になるとこの地では積雪が多くなり、山の上の方から獲物が下りて来るらしい。
回収して”本部”で解体する。
普段は寄ってたかって解体作業となるのだが、今回は一頭だけ自分一人で解体させてもらった。
まだ手早くきれいに無駄なくとはいかないが、それなりに解体できる様にはなった。
皮のはぎ方や骨の付き方、肉の切り分け方など、やはりやってみないと分らない事は多い。
大きめの雌鹿だったが、一人でやるとくたびれるw
ナイフ作りには良い勉強になる。
