ハンドル材を接着してしまうから、酸化皮膜が残ったままでも問題はないのかもしれないが、保険のつもりでやっている。
熱処理すると大抵、タングの面は極僅かに歪むが、ハンドル材は押付けて接着するので問題はない。(問題になるほど歪む事はない)
熱処理前は600番までなので、1000番から始める。
1000番の次は2000番で、最後は2500番で終わる。
以前はもっと細かく番手を変えていたが、今は大体2倍づつでやっている。
番手を変えるごとに、斜め→逆斜め→真直ぐ、と磨く方向をかえる。前の研磨傷が完全になくなるまで磨く。
研磨は面全体を、均一に磨く様に注意する。傷がある部分を集中して磨くと、面が歪む原因になる。傷が有ったら傷の深さ分、全体を均一に削る様にする。
ATS34はピンホール状の傷や、圧延方向に縞模様が出る事があるが、これは鋼材としての特長なので、出たらあきらめる。(斜めに板取すると、縞が斜めに出るので、板取は真直ぐに取る事。)
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