2014年12月8日月曜日

粘りが・・・

昨日の出猟。
前日に降った雪で、猟場は真っ白になっていた。積雪は10~15㎝程度か。
山の上から獲物が下りて来るかと期待したが、この日は獲物を見る事がなかった。
勢子の話だとあちこちに猪がほじくり返した跡があったそうだが、肝心の猪も一瞬姿を見せたが、何処かを切られて行ってしまった様だ。
今回は坊主かと思ったが、解除になってから一番上のタツマで「俺んところに一頭ある・・・」と無線で聞こえた。どうやら坊主にはならなかったw
獲れたのは結構でっかい鹿だった。
もう食うものが少なくなってきたのか、胃の中はドングリや木の皮ばかりだった。
近年猟場の山は笹が少なくなってきたのだとか。
鹿が食いつくしたというよりは、たまたま枯れてなくなってるらしい。
何十年に一度ぐらいでそういう事があるそうだ。
しばらくするとまた生えてくるらしい。
そんな事が影響しているのか、今期はちょっと鹿が少ないみたいだ。
その代り昨期に少なかった猪が姿を見せる様になった。
山の状況は年によって変わってくるものなんだな・・・
JKGの鍛造教室で作ったナイフを使ってみた。
白紙のブレードはなかなかいい切れ味なのだが、ちょっと無理して背骨を切ってみたら刃先を欠いてしまった。
ちっと粘りが足りないだな・・・

高温焼き戻しのSPGⅡドロップは、低温焼き戻しよりHRcで1ほど硬さは低いが、硬さの低い分を差し引いても粘りはやはり高い様だ。
SPGⅡ自体が非常に粘りがあるので、小型のナイフなら低温焼き戻しでも十分かもしれない。
しかし大型で鉈の様な用途には高温焼き戻しは有効だと思った。

ダイヤ砥石で整形して研ぎ直した。
さすが炭素鋼、意外と簡単に修正できた。
ステンレスだとこうはいかないだろう。

研ぎ減らすとちょうどよくなるか?
もうちょっと使ってみよう・・・

6 件のコメント:

  1. クロウサギ2014/12/08 19:23:00

    ポイントが欠けても、研ぎ直した感じもいいですね。
    欠けたのは、気温のせいということもあるんですかね?
    (10℃を下回ることが滅多にない土地柄、分からないところなんですが。)

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  2. エッジのカーブが緩かったのが丁度よくなりましたw
    低温脆性ってのがあるみたいですが、あまり影響は感じた事ないです。
    欠けたのは単に粘りが足りなかっただけの様です。
    もうちょっと高い温度で焼き戻しておくべきだったかな・・・

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  3. おお、お疲れさん
    なかなか見せ場がこないねw
    デ

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  4. なかなかいい出会いがないだなw

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  5. はじめまして
    ちょっと気になったのでコメントしてみます
    北欧のプーッコなどは寒さによる欠けを防止するためにワザと硬度は
    ださないと聞いた事があります
    まぁ、最近はもっと性能の良い鋼材もあるのでしょうが・・・
    参考までに

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  6. はじめまして~
    北欧ぐらいだと平気で-20℃以下なんてありそうですね。
    鉄は低温になると非常に脆くなるって聞きますから、その様な環境だと安全のための対策が必要になりそうですね。

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