2015年7月5日日曜日

なるほど違うな・・・

 インプルーブドハンドルのセミスキナーできた。
スーパーゴールドⅡ、全長198mm、ブレード長89mm。
実質4mm厚の鋼材だが、背側を抜いてブレードは実質3.5mm厚になってる。
今回思う事あって、エッジの始まりを前側に持っていったが、面のつながりがちょっと悪くなってしまった・・・

 シースの収まりも、もうちょっと深い方がよかったかな・・・

前回のドロップとはハンドルの目の方向を変えてある。
 例外もたまにある様だが、ラブレスの作った物の多くはこの目の方向が多い。
前回のドロップの使い方だと、ハンドル長手方向に直線の糸目の模様が出てしまい、なんとなく間延びした印象になってしまう。
確かに今回の使い方の方が、模様の印象はいい様に思う。

 ラブレスボルトって以前ははっきり言って嫌いだった。
裏表の模様が違うから。
それに真鍮とステンで磨くのが面倒だと思ってた。
でも使ってみると、なんとなく味があっていい。
ステンは快削なのか、思ったより削りやすく磨きやすい。
ラブレススタイルなら、やっぱりラブレスボルトを使うべきなのかもしれない。


ハンドル前端はもうちょっと薄くてもいいか・・・


 インプルーブドハンドルって、トーマス・ラムって人のデザインらしい。あのラムハンドルの人なんだとか。
ガーバーのアーモハイドのハンドルも、この人のデザインらしい。
どうりでガーバーのハンドルとインプルーブドハンドルが似ている訳だ・・・



さて、2本目のセミスキナーも続けますか。
ピン穴をあける。
前側2本が深さ1.5mmで、中央は3mmにする。

仮組みしてみる。
3本ピンが入ってると、結構がっちり固定される。
隠しピンはネジよりも素の丸ピンの方がいいかもしれない。
 ピンはこんな感じで付く。
こんな程度で十分の様だ。
外形切り出す。
 やっとブレード削れる。
先ずは罫書き。

 削り始める。
 セン掛けで・・・
 ベベルストップ削る。
先ずは半丸ヤスリで・・・
次は丸ヤスリ・・・
 最後は平の角で。
段々径を小さくしていく。
ベベルストップはヤスリの形状を写し込むのではなく、面のつながりを意識して形状を作っていく。
あとはセン掛けで全体を均す。
とりあえず片面削れた。
大体2時間ぐらいかな・・・

3 件のコメント:

  1. クロウサギ2015/07/06 12:45:00

    いいですねぇ~。
    シースの収まりは、(当然)ホールド具合にもよりますが、これくらいがいいと思いますね。
    ハンドルも、この目の方向がいいんでしょうね。
    いやぁ、極まってます。

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  2. IMPハンドルはグリーンキャンバスでも良い雰囲気ですね!
    そう言えばグリーンキャンバスのIMPってあまり見ないような?!
    手ヤスリで片面2時間って・・・もはや職人芸w

     HILTS

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  3. ありがとうございますw
    ポーチシースは収まった時のガタを一番気にします。
    エッジが中子に当らない様にブレードが浮いた状態で納めるのですが、なかなか作るの難しいですね。
    目の方向は好みもあるので、どっちがいいかってのも難しいところです。よりラブレス的にってなら、この方向が正解なんでしょうね。

    やっぱりキャンバスマイカルタはグリーンがいいですね~
    集中して出来ると速いですね。でも機械から比べれば時間かかりますね・・・w

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