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日曜日に猟に連れて行ってもらった。
最初はとんでもない山奥に猟場があるのかと思っていたが、実際は集落の裏山のちょっと奥に入っていった感じの所で意外だった。里山の奥の方と言った所か。
詳しい地図を見てないので分らなかったが、猟場の範囲はおそらく2~3km四方ぐらいだったのではないだろうか。総勢十数名が五人程度の班に分かれ、追いたて役と待ち伏せ役になって猟場の各地に配置する。
山中は雪が積もり、さながら雪中行軍の様だった。
さすがにえらく寒く堪らんので、猟の最中は車に戻ってうたた寝していたw。
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しばらくしてから「上がって来~い」と声がかかったので行ってみる。おいらには獲った獲物の回収要員という任務が課せられていた。
獲物を回収に向かうと、途中に猪がたたずんでいた。10mぐらいにまで近づいて気が付いたのだから驚いたw。
「鉄砲置いてきちまった~!」
「んじゃ見張ってるよ!」
って事で、おいらと猪はにらめっこ状態になってしまった・・・
数分後、銃を取って戻るまで来てくれるまで冷や汗ものだったw。
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今回は鹿と猪が結構獲れた。熊も獲れる事があるらしい。
獲物はワイヤーとロープでくくって、雪の上を引いて下ろして行く。雪があるのでまだいいが、それでも大変な重労働。まさに「ファイト~、一発!!」の感じだw。
獲物を回収したら車で運び、秘密基地?の様な場所で解体する。
最近気に入ってるZDPのカリン瘤の小ナイフで、おいらも猪の解体を手伝わしてもらった。
解体をやってみて思ったのは、やはり大きなナイフは必要ないと言う事。あってもせいぜい5incぐらいまでじゃないと、大きすぎて使いにくいと思われる。3incぐらいで十分丸一頭を解体できる。
猪や鹿の様に皮の利用価値がなく廃棄してしまう場合は、ポイントの鈍いスキニング用のナイフは必要なく、緩いエッジカーブでポイントの鋭いブレイドの方が使い易い様に感じた。皮の剥きはじめや関節をはずすには、ある程度ポイントが鋭い方が使い易い。
肉を切るのだとフラットもホローもコンベックスも、どれも切味大きな違いは無い様に思われた。タッチアップのしやすさからいくと、ホローが使い易いのだろう。
しかし、研ぎ減ってすっかり形の変わってしまったラブレスから、鋸刃を折って作った自作ナイフまで、実に様々なナイフを皆さん使っていた。結局「こうでなければならない」なんてのは無く、自分が気に入ればそれでいいのだろう。