2010年6月15日火曜日

R2のナイフ

R2と言う鋼材を使ったナイフに興味があったので、おっつあんに無理を言って借していただいた。
送られてきた箱を開けたら、3.5incのドロップと小さなぺティナイフがあった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ナイフショーで何度も見てはいたが、あらためてよく見ると積層による模様が非常に深いのに驚いた。エッチングでこれだけ腐食させたのだろうか?
ドロップは厚みが約3mmで、コンベックス状のブレイド形状をしている。
刃付けはオリジナルではないのかもしれないが、いわゆる小刃研ぎでなく、ベベルに合わせた蛤状に研がれていて、非常に鋭角な刃付けになっている。
皮金(って言うのか?)は片面10層ぐらいか?鍛造により、とても複雑な模様を出している。R2は芯金が神戸製鋼製の粉末鋼で、武生でクラッド加工してるって以前聞いた事がある。鍛造は難しそうに思うが、実際はどうなのだろうか。
ボルスターが金属でなく、フェノール樹脂(マイカルタか?)で出来ていてなかなか面白い。
 
 
 
 
ぺティは厚みが約2m。緩いコンベックス状のブレイドで、刃先は片刃状の小刃研ぎになってる。
これの皮金は15~18層ぐらいだろうか。
峰側から見るとかなり曲がっているが、刃先から見るとほぼ真直ぐだ。絶妙な作りだな・・・
ハンドルが杉か檜を圧縮して加工した材質らしく、手触りがなかなかいい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ドロップのシース。
もともとの物ではないみたいだが、えらくごっつくて作りもとても良い。
これを作ったのは只者じゃないなw

12 件のコメント:

  1. あの模様は塩酸で処理して出すそうです。
    えらい深いっすよねw

    ペティのブレードラインは弄繰り回し過ぎで
    おかしくなってます。砥ぎ直してお使い
    下さい。

    シースはねぇ~~~、凄いっしょ?
    作った方は内緒ですw

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  2. 塩酸だけであんなに深く溶かせるのかな???
    よく錆びないなぁと不思議・・・

    シース凄すぎ!
    只者じゃねぇ~

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  3. R2って粉末ハイスですよね。
    すんげぇ切れそうです。

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  4. 刃付けがえらく鋭角で、よく切れそうな感じです。
    なんとも謎な鋼材です・・・

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  5. 砥ぎ直してみたら、良く判りますぜ

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  6. 私の刃付け、大して切れませんしねw

    お好きな様にお使い下さいな

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  7. お言葉に甘えて好きな様に研いでみますw
    ところでドロップの刃が一部潰れてたのは何故?

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  8. あれが、マイクロビッカースの検査痕です。
    結構遠慮会釈無しに削られます。

    修正は骨ですぜw

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  9. あ~、あれが検査した所だったのか。

    ダイヤヤスリで削ってみっか・・・

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  10. Rを出すのがツライっすよね

    いきなりまっすぐなとこがラインに
    来るから
    あっちこっち削らないと・・・・


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  11. そこまで削ると普通の鋼材の感覚

    ちと硬いかなって感じ。
    素直ですよ。カエリは糸状に取れるし

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