2011年10月19日水曜日

テーパータングの削り方

ベルトサンダーでやれば簡単にできるのかもしれないが、ヤスリ使って人力でやっても、面倒ではあるが作れる。

先ず肝心なのは精確に罫書き線を入れる事。
ハイトゲージを板厚と同じ高さにして、削りたい分の厚さに相当する板をタングのお尻に敷いて側面に罫書く。(タングの始まりは定盤の縁にあてる)

罫書き線を頼りにヤスリで削るのだが、削り方はこっちを参照の事。
タングに捨て穴を空けてあるが、これは軽量化ではなく切削面を減らすため。おまけで穴から切粉が落ちるので削りやすくなる。



罫書き線まで大体ヤスリで削れたら、ダイヤ砥石ですり合わせる。
ダイヤ砥石は水をつけて、少し中性洗剤をたらしてやるといい。水には錆防止にマジックリンを少し入れてる。(アルカリ性)










さすがにダイヤ砥石だけですり合わせようとすると大変なので、たまに当たりを見て高い部分を曲面ヤスリで削っていく。タングの中央付近はこれで凹ましておく。平面はタングの周囲だけ出ていればいい。
ダイヤ砥石は当たりの確認程度に使って、削りは曲面ヤスリで削るつもりでやった方が速い。








最後に平面に当てて面の確認をする。
薄い鋼材だと削ってるうちに曲がってくるので要注意。たまにゲージや定盤に当てて変形してないか確認するといい。

さて、これでやっとブレイドが削れるな・・・

2 件のコメント:

  1. ヤスリを掛けるときは、
    添え木をせんと曲がる
    可能性があるね。

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  2. 薄い鋼材はふにゃふにゃ曲がって、後で面倒だw

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