2011年12月12日月曜日

ポイント折れた・・・

昨日は猟に行ってた。
猟場の山は先週末に降った雪が積もっていた。といってもまだ雪は少なく、日向はほとんど融けてなくなっている。
今回もベテランハンターについて勢子をやる。もう銃を卒業して勢子専門になった親爺さんだが、達者なものでついて歩くのが一苦労。うっかりするとすぐ置いてかれてしまう。
今回は雪があるので獲物の足跡がよくわかる。「これはキバ(猪)だ、向こうに三頭行ってる」とか「こっちのはツノ(鹿)だな・・・」と次々見つける。「こりゃワラジだ・・・もう抜けてる」となにやらデカイ足跡を指す。ワラジってなんだ?と思ったら月の輪の事だという。一猟期中に一頭獲れるかどうからしい。北海道でヒグマの足跡はよく見たが、それに比べるとかなり小さい。しかし山中ではあまり会いたくないものだ・・・




「・・沢の先で仕留めたから二人で回収いてくれ」と無線がきた。
親爺さんと現場に回収に行く。途中道がない山の斜面を、ロープにくくり付けて引き摺り降ろす。雪があれば楽なのだが、まだ所々に薄くしかないので、途中倒木や瓦礫に阻まれて難儀する。どう見ても70はすぎてる小柄な爺様だが、えらいパワーの持ち主で圧倒されてしまうw
昔は出勤前に一人で山に行き、月の輪撃つなんてのをよくやってたそうだ。「120Kgのをクラウンのトランクに積んで帰ってきたときは、降ろせなくなって三又組んでチェーンブロックで吊っただよw」だって・・・クラウンよく潰れなかったなw

途中の情報では鹿三頭との事だったが、終了間際にポコポコ出てきたらしく結局成果は鹿五頭だった。猪食いたかったな・・・




解体してるときに、足を落とそうと関節をこじったらポイントが欠けてしまった・・・orz
ZDP189の2.5mm厚の小ナイフ。ちょっと無理しすぎたか。ATS34だとしてもこの厚さだと無理すりゃ欠けるだろう。

解体やって思ったのは、ブレイドはある程度硬さがあった方がいいみたいだという事。どうしても骨にエッジが当たるので、柔らか目の鋼種だとエッジが潰れやすい様だ。それでもATS34程度の硬さがあればいい。ZDP189はとても硬く刃持ちもいい。骨をガリガリやっても刃がこぼれる事はないが、砂が付着してたりすると簡単にこぼれる。(衛生上砂や異物の付着はよくないがしょうがないw)
これはどんな鋼種でも仕方がない事かもしれない。最終的には研ぎとの相談なのだろう。
研ぎっていえば、よく脂がまとわり付いて切れなくなってくると聞く事があるが、1000番程度でざっと研いだ状態だと確かに脂がまとわり付きやすく感じる。
ところが5000番程度まで研いで、革砥でかえりを充分に取った状態だと、脂がエッジに残りにくくて永切れする様に感じる。
この辺は主観的なものなので、人によって研ぎ方も違うからなんとも言えんけどねw

ブレイドバック削り込んで、ドロップポイントにしちまうか・・・

6 件のコメント:

  1. エッジから削り込んで復元
    ポイントまわりも若干厚くなる筈


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  2. それだと切先が厚くなって使い勝手が・・・
    ダイヤヤスリで削ってみたが、全然減らない。
    さすがZDP189だw

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  3. ヒマそうでエエなぁ、
    こっちは禿忙しいぞw

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  4. おとっつぁんとこはこれから書き入れ時だものなw

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  5. そういう時にこそ、デビル砥ぎ!
    刃先にいくほど寝かせる。

    人の頭脳を加えた時に
    粉末鋼Z 粉末鋼Z
    おまえこそ未来もたらす
    ってさw

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  6. そういう器用な研ぎ方は出来んw
    超合金Zは硬すぎていかんがな~

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