2012年4月20日金曜日

微妙だな・・・

スーパーゴールドⅡの3incセミスキナーが熱処理から戻ってきた。
HRC59と思ったより硬さは低めだった。
硬さ測定の跡が表に1箇所と裏に3箇所あった。随分念入りに測定したもんだ・・・









手元にある資料を見ると、スーパーゴールドⅡの硬さが最高になる焼入れ温度は1090℃付近で、ATS34などと比べると30~40℃ほど高くなっている。
おそらく熱処理は多種類の鋼種をまとめて熱処理するため、最大公約数的に1050℃付近で焼入れしてると思われる。
スーパーゴールドⅡはこの温度だと硬さが低めになる。「粉末ステンレスハイス」と称しているが、これはハイスの様に高めの焼入れ温度で、はじめて十分な硬さが得られる事からなのだろう。




タングの酸化皮膜を落とすため、サンドブラストを掛ける。
安物のキャビネットなので、隙間からの漏れが酷かったが、掃除機を使ってキャビネット内を負圧にすると漏れがなくなって使いやすくなった。
飛び散ったメディアが吸われてしまうが、どうせ細かく砕けたものなので、気にしない事にするw






ペーパーを掛けてブレイドの酸化皮膜を取っておく。酸化皮膜が付いてると腐食の原因になるので、熱処理から帰って来たらなるべく早く取っておいた方がいい。

酸化皮膜を取ってか定盤で曲がりを確認してみた。
リカッソを基準に測るとブレイド側とタング側で、それぞれ同じぐらいづつ逆方向に微妙に反っていた・・・orz
それぞれ逆向きに反っているのでパッと見は真直ぐに見える。ヒルトを付けると傾いて見えるか?
シャーリングで切ってあり大分歪んでいたのが原因かもしれないな・・・
まあ実用上は問題ないだろうからいいかw

6 件のコメント:

  1. 私も同じキャビネット持ってます。

    数年前にホムセンで買って、仕舞ったまま一度も使ってません。(笑

    一万円だったかな?

    メディアも買ってあるので、そろそろ蔵出しせねば!

    ゴムの手袋?劣化してないかな?

    K職人

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  2. いつみても綺麗なベベルストップですねぇ。
    年季が違う!練習せねば!

    ちなみにブレードを磨いている板はアルミかステンですか? やっぱり木とかじゃ磨いてる最中に曲がっちゃいますか?

    シンヤ

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  3. 所詮はシナ製?の安物ですから、そのまま使うとあちこちから漏れてきて、えらい目にあいますw
    それほど吸引力は要らないから、適当な掃除機つなげて負圧にして使うといいですよ。
    使い方しだいでは結構使えます。
    ゴム手は直射日光に当たってるとボロボロになるかもしれないですw

    ベベルストップもどの様な形に削りたいか、ってのを思い描きながら削れば自然にできますよw
    磨くのに使ってるペーパーの当て板は、なまくらの鉄板です。おいらはこれを最初から最後まで使って、仕上げのヘアラインまでこれでやってます。
    木だとたわむのでダレやすくなると思います。
    鉄板でもペーパーのたわみで多少ダレますが、基本的に面はヤスリできっちり出して、あとの研磨では多少ダレてもあまり気にしない事にしてますw

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  4. はぁ?

    スパインのエッジは微かに「角」が立ってたよ。・・・・・・あれでダレてる?

    セミスキナーって、とても良いよねぇ
    すげぇ気に入った。

    あいつは、渡したら最後、見せてもくれねぇw

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  5. ルーペで見てみなw
    セミスキナーって意外といいよな。
    気に入ってくれて嬉しいぜw

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  6. 感謝感激雨霰!ため息ついてたかと思ったら
    速攻で仕舞い込みやがった!

    なるほど、良く判っていやがるw

    その後見た事が無い

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