昨日は猟の解禁日だった。
この日の天気予報は降水確率が高く、夜明け前に集合場所に集まって、山に向かう途中からすでに小雨が降りだしていた。
タツマに着く頃には、しとしとと雨が降りつけていた。
猟場はちょうど紅葉していて、木には葉が着いていて見通しが悪い。
指示されたタツマはライフルで向こう側の斜面を狙うにはいいが、おいらの散弾銃では遠すぎる。下の沢を狙うにはちょっと高すぎて、間の木の枝でさえぎられ見通しが利かないので、一段下の沢が見渡せる位置に着く事にした。
なかなか獲物も来ないし、雨で濡れてきて寒くてテンションもさがる・・・
今日は駄目か?と思っていたら、下のタツマ(猟の師匠の息子さん)から銃声が2発聞こえて「上に行きました~!」と無線がきた。
ふと下を見ると沢を越えてこちらの斜面に登ってくる5~6頭ぐらいの鹿の一かたまりが見えた。
距離は20mちょっとまで来ていて、その中の雄鹿に狙いを付けて撃ったら、何故か雌鹿に中った。
逃げる鹿の群れに続けて2発撃ったが、これは中らなかった・・・
中ったのは若い雌鹿だった。背中から腹に12番のスラッグが入ったが、まだ息はある。
辛うじて後足が木に引っかかって動けなくなっていたが、そうでなければ走って生きそうな勢いがまだあった。
後ろ足が動かないし、弾がもったいないのでナイフで留め刺した。
この日から使い始めた鍛造暴威ナイフが早速活躍する事になった。恐ろしいほど軽く突き刺さった・・・返り血浴びてえらい目にあっただ・・・
この日は総勢19人で行って、鹿が7頭、猪1頭だった。
解禁日は獲物の警戒心が薄いので、例年結構な数の獲物が取れるらしいが、今年は雨降りだった事も影響したか、あまり多くは獲れなかった様だ。
スキナー使ってみた。
ブレイド形状は思った通りの使い勝手だった。
大きく湾曲して出っ張った形状のブレイドは、皮を剥ぐのにエッジを広く使えていい。
しいて改良点を上げるなら、ハンドルエンドをもう少し詰める事と、ポイントをもうちょっと鋭くした方がよさそうだ。
大急ぎで作ったシースを師匠の息子さんは気に入ってくれてよかった。
ちっとブレイドが長すぎる様だが、そこは使いようで上手くこなしている。
いいナイフだからどんどん使ってほしいw
今までは解体が終わると猟仲間のナイフを猟の師匠が研いでいたのだが、 今回からはおいらがみんなのナイフを研ぐ事になった。
あまり手間かけられないので、荒砥代わりの電着ダイヤとシャプトンの黒幕2000番で対応する事にした。
ラブレスナイフを研いでみた。
ラブレス持ってる人は沢山いるけど、研いだ事ある人なんてそんなにいないだろうなw
山の中じゃ拭うのも面倒なので、血糊の着いたままシースに突っ込んで本部(解体場)に持って帰ってきたら、シースに張り付いて抜くのに難儀した。
7.5incのブレイドだが、鹿の留め刺しならばこの程度の大きさでなんとかなる様だ。
留め刺しに使うならダブルヒルトの方がやはりいい。意外とボウイナイフスタイルのナイフも、使いようによってはなかなかいいみたいだ。
ハンドルは前の8inc暴威ナイフの反省点を生かしたのがよかった。今度は振り回してもすっぽ抜ける事はないw
微妙な事なのだが、やはり使ってみて分る事は多いのだな・・・
おおすごい!こちらは今年はイノシシを捌かせて貰えそうです。
返信削除おお、お疲れさん。
返信削除カゼ引くなよw
デ
幸先良いじゃないですか!"何故か中った"のセリフが笑えますだ。ナイフも調子良さそうだし、オメデトサンダス。
返信削除やっぱりナイフは使ってこそ!ですね~
返信削除私は血に弱いので、ハンティングナイフの
本来の使い方が出来なさそうです(笑)
HILTS
お、猪か。
返信削除脂無駄にしない様に、皮は上手く剥かないと怒られるでよw
寒くなるのはこれからだでよw
ありがとさんです。
初っ端から獲物見れて撃てて、そんでもって獲れちゃったのは運がよかったですw
血は美味しい食べ物だと思っちゃえば平気です。基本魚と変りませんw
ナイフは作るの面白いけど、使うのも面白いですね。
いよいよ始まりましたね。
返信削除幸先のよいスタートとなったようで、これからの3カ月忙しくなりそうですね。
このあと一頭も獲れずに終わっちゃわないか心配ですw
返信削除3ヶ月あっても行ける回数は限られちゃいますからね・・・