2015年8月22日土曜日

4本目も出来上がり


 セミスキナーに刃を付ける。
ダイヤヤスリで荒削り。
ATS34をマトリックスアイダでCRMO7の条件で熱処理してあるのだが、やはり硬い分粘りは少なくなっている。
硬さはHRCで63程度ある。
硬く熱処理してくれると有名な業者と比較した事があるが、HRCで1ほど高かった。

荒削りのあとはダイヤ砥石→シャプトン1000番→シャプトン5000番と掛ける。
いつものATS34と感触が違うが、研ぐのに特に難はない。
狩猟で使うなら2000番で十分かもしれない。
実際猟仲間には2000番までの研ぎで使ってもらっているが、これで十分切れるし刃持ちもいいと言う。
自分は5000番程度で研いだ、するっとした切味が好きだ。
これぐらいで研いだ方が、脂が刃先に付きにくくていい。
 ハンドル付け替えなきゃならなくて、えらく手間掛かったけど、やっとこ完成。
3.7mm厚ATS34、全長197mm、ブレード長87mm。


 ハンドル前端の厚さが9.8mm、グルーブが12.7mm、後のボルト位置で15.1mmになっている。
インプルーブドハンドルを整形する上で肝心なのは、低くなる部分の厚さだと思う。
前端部、前側ボルト、後側ボルトの厚さを設定して、基準面をしっかり削って整形すると、グルーブのひだの部分の厚さは自然に出来る。



 今回グルーブは2.5inc径で作ってみた。このハンドルの大きさだと、この程度の径がいいのかもしれない。


ハンドル前端はもうちょっと削りこんでもいいか・・・?
最初に作ったタンキャンバスマイカルタのドロップと。
タンリネンマイカルタもなかなかいい感じだ。
磨いてる途中は模様がはっきりしていたが、仕上げで磨きこんだら見えにくくなってしまった。


前回作ったセミスキナーより、リカッソを狭くしてみた。
インプルーブドハンドルは、リカッソはなるべく狭い方がデザイン的にいい様な気がする。





ドロップと前回のセミスキナーのシースは、結局作り直した。
作る要領が分かれば、インプルーブドハンドルの様なキリオンのないシースは、案外作りやすくていいかもしれない。


2.5incセミスキナーのつづき。
エポキシ固まったから、ハンドルを切り詰める。
 前回は無理に面取りして失敗したので、今回は手でパイプの面取りした。
慌てちゃいけないw
 ハンドル整形。
真直ぐなテーパーじゃ今一だな・・・

rを付け絞ってみた。
この方が持ちやすくていいなw
 大体こんな感じか・・・
 桐油を塗る。
少しテレピン油を混ぜて染込みやすくする。
しばらく放置プレイ~

4 件のコメント:

  1. 気がつけばもう4本目w
    ハンドル前端だけで見るとこれ以上薄いと薄すぎる気がします。
    ヒルト前面の厚さもそうですが、コンマ数ミリで
    厚さの印象が大きく変わりますね~

     HILTS

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  2. クロウサギ2015/08/23 18:20:00

    セミスキナー2本、いい感じですね。
    おっしゃるように、ヒルトレスにはリカッソ狭めが似合うと思います。
    緊張感が増すように思います。

    ハンドルも握りやすそうですね~。
    いやぁ、握ってみたい!

    ホント、セミスキナー、いいです。

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  3. なかなかエエね
    ATS-34は、八田さんでも63ぐらいで
    帰ってきたことがあったな

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  4. 5本目にユーティリティのインプルーブドやろうかとちょっと考えましたが、その前に作りかけを何とかする事にしましたw
    インプルーブドハンドル前端の厚さは、なるべく薄めに作った方がいいみたいです。
    普通のタイプのハンドルも、ヒルトの前端は厚すぎると野暮ったくなるので、この辺の厚さの設定は難しいですね。

    ありがとうございます。
    ヒルトレスはリカッソ狭めにする事で、シンプルさが引き立つ感じもします。
    ラブレスのハンドルはコンベンショナルなタイプもいいですが、インプルーブドハンドルもいいですねw

    バラつきがあるでしょw

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