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反対側を削り始める。
削っているうちに曲がらない様に、ブレイドの裏に板を敷く。CRMO7やHMS67は、生材の状態で結構柔らかいから、曲がりやすいので要注意。
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はじめは蛤刃状に削っていく。はじめから一定角で削るのでは効率が悪い。
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ある程度削れたら、セン掛けに移る。この段階で蒲鉾状のブレイドを平坦にする。
使ってるヤスリは、基本的にホームセンターなんかに売ってる物を使ってる。広島の仁方のメーカーのものならば、悪いものはあまり無い様だ。
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ブレイドが大体平坦に削れたら、ベベルストップを削る。
リカッソが削れない様に、薄い鉄板(ブリキ板)を敷いておく。
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ノギスのジョーを適当な幅に固定して、エッジカーブの接線に直角方向に差込んで、どの位置でも同じ深さまで入る事を確認する。こうする事で、ベベルが一定角度になってるかを確認する。
ブレイドを片面づつ仕上るのも、この確認が必要なため。両面を交互に削ると確認が出来ない。
しかし汚ねぇ手だなぁ・・・
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荒削り終了。この大きさで鋼材がHMS67だと、外形切出しからここまでの工程は、丸一日あれば出来てしまう。
HMS67の生材は柔らかくサクサク削れる。調子に乗ってると、削りすぎてしまうので要注意。CRMO7より若干加工性がいいかもしれない。