
菱目をあける位置を罫書く。ルレットを使ってもいいが、ずれやすいので定規で振っている。

菱錐をボール盤に付けて菱目をあける。

あけた菱目を菱錐を表と裏から通して、目を広げておく。糸を通しやすい様にするのだが、菱目は縫い終わってしばらくすると目がしまるので、縫い目が緩む事はない。

亜麻糸に蜜蝋を塗りこむ。糸の長さは予め計算して決めておく。
2×(菱目の間隔+シースの厚さ)×菱目の数+10~20cmが必要な糸の長さになる。

縫い始めは2個手前から。一度もどって縫い始める。
この部分は二重に縫う事になるので、予め菱目を余計に広げておく。

糸を通す方向は毎回規則正しく一定に。一縫い毎に渾身の力を込めて締めていく。

縫い終りも2個もどる。このまま糸を切って終わり。とくに細工をしなくても縫い目が解れる事はない。

ウェットホームする。
景気よくぬるま湯に漬け込む。

ナイフを挿して形を整える。
ベルトループとストラップのかかる位置の部分を注意して整形する。

直射日光の当たらない、風通しのいい場所に干しておく。
なるべく自然乾燥させる事。あわててドライヤーなどで加熱すると、加水分解して革の組織を痛めるのでやってはいけない。
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