2012年10月31日水曜日

コンテストのナイフ

なかなかマトリックスアイダに取りに行けなくて、やっとこの前戻ってきた。
一応うpしときます。

モデル名を明確にしないといけないって規定があったので、「3incセミスキナー(アイダモデル)」って事にしておいた。
「ラブレスタイプ」とするべきか?と思ったが、ラブレスに3incのセミスキナーなんて無い。
相田さんの型をコピーした物だから、「アイダモデル」って事にした。
ナイフ本体の出来は実を言うと、それほどいいものでなかった。今年の初めに作った「なつきちゃんセミスキナー」 の方が出来がよかったw

鋼材は武生のスーパーゴールドⅡだったんだけど、リカッソを基準にするとブレイドとタングがそれぞれ逆方向に反った。よく見るとヒルトが曲がって付いている。(焼き曲がりしたのをコンテストに出すなよって突込みは無しだぜw)
あとはヘアラインがちょっと今一なんだよな・・・
ありがたい事に「鈴木眞メモリアル賞」を頂けたが、これは星山文隆さんによるエングレーブがよかったからだと思う。(星山さん、ありがとさん~)

あまり複雑な彫りでなく、比較的シンプルな図柄がセミスキナーには合っていた様に思う。
ヒルトのキリオンのところに星山さんのイニシャルがでっかく入ってる。「大きく書いといたぜぇ~w」って・・・ちっとでかすぎじゃない・・・w

星山さん曰く、「まだエングレーブの世界の扉を開けたばかりなんだ」との事。たった二年でそれも独学で、ここまでできる様になるのは大したものだ。まだまだ上手くなっていくのだと思う。どうなっていくのか楽しみだ。







今回はめずらしく審査員の方からの寸評が付いていた。
概ねよい評価を頂いたが、一つ「シースに入れた時のガタつきが気になる」とあった。
意識していなかったが、戻ってきて確認してみると、確かにガタがある。さすが見る所をみているなぁ・・・と思った。この様な指摘はありがたい。
できれば他にも改善点を指摘してくれたらいいんだけどな・・・

シースの作りやブレイドの仕上げにまだ課題がある。この辺の事は前に賞を頂いた時からずっと思っているのだが、なかなか克服できていない。まだ修行が足りないなw
おまけ。
密かに作ってる3incセミスキナーが熱処理から帰って来た。(これで5本目?)
最近マトリックスアイダの熱処理料金が値下げされたが、何か熱処理業者や条件が変わったのか?と心配したが、何も変わってないという事だったので安心した。
ATS34は熱処理による変形は全くなかった。
大したものだw

6 件のコメント:

  1. 厳しいなあ~。ロックがかかって抜けなければ良いと思っていたが・・・。流石JKG・・・。

    返信削除
  2. ポーチタイプだとブレイドバックとハンドルの背とヒルトのキリオンの3点で固定されるから、絶妙に作らないといけないんだよな。
    抜差しのアクションと、しっかり固定できる事を両立するのが難しい。
    簡単なごまかしは、ブレイドの先を中子に接触させちゃえばいいんだけどねw

    返信削除
  3. 反りにくいはコンテストに向いてるね。
    実用と、コンテスト用は、別と
    考えてもエエのかも知れんw
    デ

    返信削除
  4. 鋼材メーカーがもうちょっと考えてくれりゃいいんだけどね。
    話を聞いた限りじゃ、ありゃ駄目だw
    コンテストは普通に作って入賞するのが理想だな・・・

    返信削除
  5. 寸評はかなり嬉しいですよね、普段そういう意見ってなかなか聞けないので…。
    ナイフショウやショップ等のない田舎に住んでるとなおさらですわー。

    返信削除
  6. 以前のコンテストはコメントなんか何もなかったから、寸評が付くようになったのは嬉しいですねw

    返信削除