鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年9月10日月曜日

8incファイター?その20

中子の内側のコバをペーパーで整えて、次に断面が台形になる様に加工する。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんな感じにする。台形にする事で、シースの断面が蛤状に中央部が若干膨らむ形状にする。
 
 
 
 
 
 
 
 
 

表革のコバを整える。水を少しつけて軍手をした手で擦ると飴色になって、毛羽立ちがなくなる。
これは水を含んだ革を加熱すると、加水分解して膠状になる性質による。
水に濡れた革製品を、むやみにドライヤーなどで加熱して乾かすのがいけない理由はこれにある。
 
 
 
 


ベルトループの折り曲げ部の内側を彫刻刀で漉く。しわになるのを防ぐ。
弱くなってしまうので、両端は残しておく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コバと同じ様に、床面も水をつけて磨く。ウエスに水を含ませて塗るといい。
一般の革細工で使う、床面仕上剤は使わない方がいい。カビの発生原因になる。 
 
 
 
 
 
 
 
 
ベルトループになる部分の先端を、斜めに薄くなる様に漉く。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

接着面を罫書針で荒らす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ベルトループを接着する。
接着剤はダイアボンドのNo.888を使うが、セメダインのスーパーXに付いていたヘラを使うと便利。
以前はスーパーXを接着に使っていた。スーパーXは色々使えて便利な接着剤だが、古くなると粘度が高くなるのが難点。(要冷蔵。割高になるが、少量チューブのを使うのが利口かもしれない。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
中子の内側になるコバを、水をつけて磨いておく。

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