鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2015年2月28日土曜日

とりあえず・・・

はじめはエッジラインに直角方向に・・
大体削れたらエッジラインに沿って長手方向に・・・
ベベルストップの整形・・・
いくつかの組ヤスリを使って・・・
ベベルストップからセン掛けしてならす・・・
片面出来上がり・・・

2015年2月27日金曜日

ちょうどいい

罫書線入れて・・・
 削り始めた・・・
ドロップってなんでいいんだろうって考えてみたら、この身幅がいいんだな。
ヘラ状に広いブレードは、肉の切り分けに都合がいい。
鹿の背ロースはL字状の背骨の溝に付いてるのだが、これを背骨から切り取るには骨に沿わせながら、肉を持ち上げる様に切るといい。
身幅が狭いブレードだと、これがちっとやりにくい。
ただ広ければいいというものでもなく、ドロップの身幅がちょうどいいみたいだ。

四足の狩猟にはいいドロップだが、魚釣りには向かないんだな。魚の腹にはちっと刺さりにくい。釣りにはセミスキナーの方がまだいいかもしれない。
そういった事から考えると、汎用に使うならセミスキナーの方がいいと思う。
ラブレスのデザインってのはよく出来てるな・・・

2015年2月26日木曜日

いい加減?

テーパー出来た。
ダイヤ砥石で当りを見ながら平面を出す。
ヒルトレスなので、ベベルストップの辺りまでテーパーにした。
ヒルトもないし、黒皮落すために平面研磨する必要もないから、意外と手間がかからなくていいのかもしれない。

リカッソが平行でないので、基準がわかり難いだな・・・
シースナイフだから、目で見て真直ぐに出来てりゃいいかw

2015年2月25日水曜日

やってよかった

微妙に反っただ。
やっぱやっておいてよかったか・・・
曲げ戻しておく。
 外形の端面の直角を出しておく。
べつにやる必要もないのだが、やっておいた方が正確な整形が出来ていい。
 タングのテーパーを取る準備。
罫書線を入れる。
削り始める。

もう片面の途中までやって今日はお終い。
 なんだ?
何~

2015年2月24日火曜日

気が付いてよかった

インプルーブドドロップはいつもの様にシュナイダーボルトを使おうと思っていたが、よくよく考えてみると、前側のボルトが締め代がなくて使えない事に気が付いた。
ボルトを切り詰めてもいいが、たニッケルシルバーだとだでさえ締め付け力がないから無理がある。
しゃあないから使った事なかったけど、ラブレスボルトにしてみる。
とりあえず4mmの穴あけとけばいいか・・・
肉抜きの穴はホールソーで12mmの穴をあける。
水をつけながらあけるといい。切削油だと滑って削れない。
肉抜きは軽量化でなく、テーパー取りのときに切粉を落すためにあけてる。
微妙な曲がりを直しておく。
スーパーゴールドⅡなので、焼き曲がり防止のため焼鈍しておく。
暗闇でほんのり赤くなる程度に加熱すればいい。

最近売ってる武生の鋼材は曲がらないらしいから、わざわざ焼鈍す必要はないのかもしれない。
でも曲がると嫌だからやっとくのさw
空冷でもいいのだが、念のため灰の中に入れて除冷。
残留応力が抜ければいいのだ。

こっちも穴あけて準備よし。
さてどうするか・・・

2015年2月22日日曜日

横哲さんのブログ

謎の組織・・・じゃなくて、JKG会長の横哲さんちに行ってきた。
何しに行ったって、前々からブログやりたいって言ってたので、やり方説明してきたのだった。
パソコンはおいらもあまり詳しくないので、しょうがないからこのブログと同じBioggerでやってみる事にした。
Bioggerは今一日本人向けじゃないみたいだけど、妙な広告が入らないところがいい。
横山さんのブログ

メキシコのクマ

なんで「メキシコのクマ」かって?それは横山さんの風貌がメキシコ人風で、クマみたいにゴッツイおっちゃんだからなんだってさw
しかしフェースブックやブログ始めるなんて、横山さん大したものです。

ブログってめんどくさいと思う人が多いかもしれないけど、基本的にデジカメで何か写真を撮って、それに一二行コメントを書いていればいい。
ナイフメーカーにとってはナイフ作ってるところを写真撮ってればいいから、ネタは尽きる事はないはず。
完成したナイフだけでなく、製作途中や使ってる機材を撮るといい。時にはナイフと全然関係ない事でもいいと思う。
SNSでは反応が早くて面白いってのもあるが、完全に開かれた世界でないので、どうしても内輪だけのやり取りになりがちだ。
ブログの方が一般に広く公開点で、宣伝にはいいのだと思う。
出来るだけ頻繁に更新するのが理想だが、週一のペースで出来れば十分。
おいらにとってはブログよりフェースブックの方が難しいと思ってるw
皆さんブログやりませんか?

でっかいカリンとATS34の厚い鋼材貰ってきた。
小っちゃいインテグラルでも作ってみるか・・・?


2015年2月19日木曜日

次に備える

 亡くなった猟の師匠は、「猟期が終わっちゃうと喪失感に襲われるんだw」とよく言っていた。
もう週末に猟に行けなくなっちゃうのか・・・と考えると、確かにちっと寂しい気もする。
まあ、次の猟期に使うナイフでも作ってりゃいいかw
って事で、インプルーブドハンドルのドロップを作ってみよう。
ドロップは使ってみて、自分なりにどうあるべきかってのが分かってきた気がする。

使う鋼材はスーパーゴールドⅡ。今のところ、この鋼材が自分の理想に一番近い。

ATS34だと直接金鋸で切ってしまうが、SPGⅡは炭化物が硬くて金鋸の消耗が速い。鉄工ヤスリでは削りにくいとは感じないのだが・・・
バイメタルの金鋸は高くつくので、ドリルで穴あけてから切る事にした。

自分のナイフ作りで一番高くつく消耗品は金鋸かもしれない。鉄工ヤスリは結構持つし、ミラーもやらないから、ダイヤペーストみたいな高価な消耗品もない。せいぜい耐水ペーパーぐらい。
意外とナイフ作るのに金が掛かってないw
 鏨でプチプチ割ってしまうのもいいのかもしれないが、変にひび入るのもやだから金鋸でつないだ。
切ったら反ってきただなぁ・・・

後は鉄工ヤスリで外形整形。

今日はここまで・・・

2015年2月16日月曜日

最終日

昨日は猟期最終日だった。
この日は先週とほとんど同じ作戦で攻めた。
先週とは反対側の沢のタツマに入った。
前日に鹿11頭獲ったそうで、ちっと嫌な予感もしたが、久しぶりに入る沢だったので、期待半分不安半分という感じだったw
さほど気温は低くなかったが、曇り空で深々と雪が降ってきた。
雪が結構積もっていて、座ってると尻が冷たいw
勢子が大慌てで何か言ってる無線が聞こえるが、こちらにはなかなか獲物が出ない。
そのうち上のタツマから「警戒!」と聞こえてきた。
しばらくすると、沢を挟んで向こう側の斜面を鹿がゆっくり歩いてくるのが見えた。
下りて沢を渡らないか?と見ていたが、そのまま同じ高さを横切ってくる。
真正面に先頭の鹿が真横に見える。雌ばかり3頭並んでる。鹿は所々止まって周りを警戒しながゆっくり歩いてる。
先頭の鹿にドットサイトを合わせる。距離は70mぐらい。ちっと遠いな・・・と思うが、そのまま先に行くと木の陰に入ってしまう。
止まったところを引金を引いた・・・が、引けない!っと思ったらセーフティーが掛かっていたw
落ち着いてセーフティーを解除して、立てた膝に肘を掛けてもう一度構え直す。
ドットを鹿の胴体真ん中に合わせてもう一度引金を引いた・・・瞬間鹿が跳ねた様に見えた。が、鹿は走り出し、木の陰に見えなくなった・・・
二の矢を次に来る鹿に掛けたが、弾倉内の2発は9粒のバックショットを入れていた。さすがに70mぐらいだと、届いているかも微妙だw
3頭の鹿は視界から消えてった・・・

解除後に撃った場所まで見に行った。
えらい斜面で登るのに一苦労。こんな所を鹿は歩くのか・・・
足跡をたどったが、血痕もなく形跡が何もない。
諦めて斜面を下りてると、「こっちに落ちてるぞ~w」と聞こえる。
行って見ると下流の谷底に鹿が落ちてたw
そこそこ大きい雌鹿だった。弾は大体狙ったところに中っていて、抜けてはない様だ。
セーフティーが掛かっていて、落ち着いて構え直したのがよかったのかもしれない。

12番のスラッグ弾頭は心臓にかすって穴があいていた。心臓に中っていても走って行ってしまうのは凄い・・・
抜けていなかったので弾が残ってるかと思ったが、散々肉や内臓を探してみたが、結局見つからなかった・・・何処行ったんだ?

この日は勢子が獲った猪1頭に、この鹿1頭だけだった。
勢子が大慌てしてたのは、猪を追っかけていたかららしい。無線で送信しっぱなしだったんだから、相当慌ててたんだなw

双子の小ナイフの片割れを使ってみた。(コンシールドの片割れは遠くに行っちゃった~w)
CRMO7は猟で使うにはどうなんだ?と思っていたが、意外といけるみたいだ。
猟仲間が使ってるナイフを見ていると、420J2では硬さが足りず、鹿の骨に当たるとエッジが潰れてしまう。420J2だと硬さは、おそらくHRcで56~57程度なのではないかと思う。
テストピースで測った事があるが、CRMO7は大体58~59の間。この程度の硬さがあれば、鹿の骨にも負けない様だ。
このナイフは2.5incしかないが、鹿の解体には十分使える。但しチョイルの形状がよくないので、この部分に引っ掛かる事がある。
一応胸骨を切るにも使えるし、ケーパー形状のブレイドは細かい所を切るのにいい。
でも背ロースを取ったり、骨から肉を切り取るには、やはり3inc以上あった方が効率がいい。
鹿1頭このナイフで大バラししても、エッジはまだ十分切れた。CRMO7は研ぎ上げると滑らかな刃が付き、硬さは低いが刃物用の鋼材としては優秀だと思ってる。何よりほとんど錆びる事がないのがいい。

3ヶ月の猟期も終わってしまった。
1頭しか獲れずに終わるかと思っていたが、最後の最後でもう1頭獲れてよかった・・・

2015年2月14日土曜日

とりあえず

 ちっと時間があったので、外形切りっぱなしになってた6incファイターの外形を削る。

 とりあえずこんな感じか・・・
おまけ。
5年物と4年物の合わせ味噌を開けてみた。
まだいけそうだw
意外と長く持つもんだな・・・

2015年2月12日木曜日

型作る

とりあえず型だけでも作ってみるか・・・
1mm厚の鉄板に貼り付ける。
上から罫書針でなぞる。
今まで作った型を定規代わりに使うといいw
大体こんな感じ。
大まかにジグソーで切る。

外形整形して型の出来上がり。
厚紙やプラ板でもいいのかもしれないが、なんとなく鉄板を使ってる。
 93%縮尺にすると、ブレード長は90mmぐらい。
やっぱり自分にとっては、このぐらいの大きさがちょうどいい。4incフルサイズだと持て余す。


さて作るとしたらどうするかな・・・




2015年2月11日水曜日

今年もやるだよ・・・

 竹ひご作る。
こんな風に使う。
針金張ってたのを、竹ひごに変えた。
今年も蜂箱を仕掛けてみる。
気長にやってみるだ~

2015年2月10日火曜日

いいなこれ

 先日HILTSさんにデザイン画を貰った。
その中のインプルーブドドロップが気に入った。
4incだと自分には大きいので、93%の縮尺にしてみたら、なんだかちょうどよさそう。
面白そうだから作ってみようかな・・・

ワードを使って書いてるそうだ。器用だな・・・
どれもなかなかいいデザインだ。
自分にはあまりデザインセンスがないので、こういった事が出来るのは羨ましいw

HILTSさんのブログなかなか面白いのでお勧め。

のんびり趣味のナイフメイキング


デザインは参考になりますよ~

2015年2月9日月曜日

使った~

昨日の出猟。
前日は鹿8頭獲れてたというので、なんとなく嫌な予感・・・w
先週よりは気温が高かったが、曇り空で風が少し強かった。ちょっとはしのぎやすいかと思ったが、やっぱり寒いな・・・
猟場の雪は少し解けて少なくなってた。
この日はちょっと変わった作戦で攻めた。
いつもは一つの沢沿いにタツマを貼るが、今回は二か所に沢沿いに貼って、タツマで猟場を囲む形をとった。
作戦がよかったのか悪かったのか分からないが、おいらのいた側の沢のタツマには獲物が全く掛からなかった・・・


反対側の沢のタツマは結構獲物が出て大猟だった。
久しぶりにでっかい猪が1頭獲れた。
90㎏ぐらいはある?
なんとも凄い牙が付いてる。
うまい事上下で噛み合って研がれていて、角は常に鋭利なエッジになってる。

この日は結局鹿11頭に猪1頭だった・・・作戦は成功だったのか・・・?


奈良定さんのドロップ使ってみた。容赦はしないw
大きさ形状とも自分のドロップと大きく変わらないので、取り回しや使い勝手はよく似てた。
皮を剥いでると手に「ジー」っと振動が僅かに伝わってきた時は、なるほどと感心した。
厚めの鋼材を深目のホローに削ったブレードは、汎用に使うには多少不利かもしれないが、獲物の解体に使うには問題ない。
ホローグラインドについての色々考えていた事が、使ってみてやっと腑に落ちた。
フラットにはフラットの、ホローにはホローのよさがある。

話が飛ぶが・・・
ラブレスのモデルにプロハンターってのがある。
デュプレックスグラインドというらしいが、グラインド形状が刃元と切っ先付近で違ってる。
あれってドロップの形状を極端にした結果なんじゃないかと思ってる。
フラットで作ってみたら面白いか?と考えていたが、よくよく考えたら意味がないと思えてきた。
あれはホローで作る・・・というかホローグラインドで作らないといけないから、あの様な形状になったんじゃないのか。
本当のところは知らないけどさw

2015年2月6日金曜日

撮っておこう

 奈良定さんの3.5incドロップ。
きれいなうちに写真を撮っておこう。
 ラブレススタイルのナイフってハンドル形状が結構難しい。
この辺がどんな形になってるか、興味のある人は多いんじゃなかろうか。
 自分はハンドルお尻の形状がよく悩むんだよな・・・

ハンドルの断面形状が想像できるかな・・・
 なんともいい形状のハンドルですなぁ~


 シースが素晴らしい。
抜き差しのテンションの途中にいったん僅かな止めがあって、抜き差しに安心感がある。
収めたあとも止まりはしっかりしていて、ガタも皆無だ。もちろんエッジは中子から、ちゃんと浮いている。

比較してみる。
奈良定さんのは全長が約195㎜、ブレード長は約91㎜。おいらのは全長約190㎜、ブレード長は約88㎜となってる。
古いラブレスの4incモデルって、全長が208㎜前後でブレード長が97㎜前後みたいだ。
奈良定さんの方がブレードのラインは、ラブレスのオリジナルにより近い感じがする。

ラブレスのドロップの4incモデルって、全長210㎜ぐらいで、時代によってブレードとハンドルの比率が変わってる様だ。
年代が新しくなるにつれて、ハンドルが長めでブレードは短めになり、身幅も細くなってる。
比較的新しい年代の4incモデルを縮小して作ってみるのも面白いかもしれない。

おまけ。
うちのヌコどもは何故か白菜が好きだ。
ご飯に白菜を混ぜてやるのだが、この時うちのお袋様は鋏でチョキチョキ刻んでる。
工場長は「御飯だ、御飯だ~w」と飛んでくるのだが、その時に白菜を刻んでるところに顔を突っ込むものだから、ヒゲの先や眉毛を切られてしまう。
眉毛がなかったのは、うちのお袋様に切られちゃったのだ・・・

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