鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2012年8月29日水曜日

乾燥早いか?

天気がよく・・・てかえらく暑い日が続いたためか、ウェットホームして乾燥するのが早かった。
重量を測って変化をみるといい。変化がなくなったら十分乾燥してるはず。
重量測ってると面白い事が分る。湿度の変化で平気で1~2g程度重量が変わる。
革はコラーゲンの繊維でできてるらしいが、水との親和性があるため吸水しやすい様だ。常にある程度の水分を含んでいるらしい。
シースにナイフを挿しっぱなしにすると錆びやすいのは、このためだと思う。

乾いたのでタレに漬け込む。
今の時期は室温で液状になっているw
このままだとちょっと粘度大きいので、一応湯銭して使う。








二つまとめてドブ漬しちゃう。
何個かまとめて作るのが無駄がなくていいな・・・


















あとは乾燥を待つだけ・・・

2012年8月26日日曜日

今度はポーチタイプのシース

3incセミスキナーのシースを作っちゃおう。
細かく説明するのも面倒なので、ダイジェスト的に大雑把に書くよw

すでに切り出してあったので、床面を水をつけて磨いておく。










折り返し部分に溝を彫って折り曲げる。溝は革の厚さの半分ちょっと彫っておく。
ちょっと厚さがあったので曲げにくいから、水に漬けて成形する。
ついでだから、ナイフをあてがって大まかにウェットホームしておいた。
天気がいいせいか、乾くのがやけに早い。えらく暑いが、意外と湿度は少ないのかもしれない・・・









ベルトループを縫って、木ハンマーで打っ叩いて糸を沈ませる。
形状が今一把握できなかったので、中央を折り曲げてからやったが、本来はその前にやるべきだったか・・・













中子を接着する前に、仮組みして位置関係を調整する。
ポーチタイプの場合テンションが絶妙なので、この状態で納得がいくまで検討する。













縫いあがってウェットホームした。
ヘラなども使って外形を整える。
縫目は木ハンマーで叩いて沈めておく。
気分で折り返して半分ダブルステッチにしてみた。
大きさの割りにはごっついシースになりそうだ・・・

2012年8月25日土曜日

彫った~

ナイフメーカーの星山文隆さんにエングレーブしてもらった。

なんて事のない3incのセミスキナーだったが、彫ってもらった事で大分印象が違って見える。
8mm幅のヒルトにシュナイダーボルトはΦ8mmだったが、彫る面積としては非常に狭い。
細かすぎる図案もなんだし、かといって大柄なのではまとまりが悪くなる。
彫る技術も然る事ながら、デザインをまとめるセンスがないとできない事だ。
デザインセンスのないおいらには、とても真似できそうにはない・・・w




もともと自分で使うつもりだったので、ネームプレートに名前を入れてもらった。
アルファベット7文字分は、さすがにタガネでは入れられないそうで、エアリューターで書いてもらった。
次の猟期に使うつもりでいたが、これではもったいなくて使えない・・・
焼の甘いスーパーゴールドⅡだったから、これはおいらの宝物として持っておくかw

星山さんはパートタイムメーカーであるのに、コンテスト用とオーダーの作品を作る合間にこれを彫ってくれた。忙しいはずなのに、事も無げにそれこそちょいちょいとやってしまうところが凄い。
正規にやってもらったら幾らかかるか?と聞いてみると、それがとてもリーズナブルな値段なのに驚く。興味のある人は銀座のショーで聞いてみてちょw



おまけ
しかし暑いねw
いつまで続くんだろか・・・

2012年8月23日木曜日

また続き・・・

適当に乾いたらコバを仕上る。
バーキングの60番のベルトで荒削り。
少し水をつけて削るといい。

















あとは150番、240番と、400番まで掛ける。














仕上は水をつけて軍手でこすって出来上がり。















ストラップを加工する。
ドットホック取り付け部は沈ますために、ストラップを漉いておく。













ストラップはピン止めする。
本来は組み立て前にポンチで穴をあけるべきだろうが、ウエットホームしてから位置決めした方がずれがなくていい。
この時の穴開けには、ビクトリノックスの錐が重宝する。









ストラップの出来上がり。
本来はもうちょっと薄い革を使った方がいいのかもしれないが、実用で考えると厚さがあった方がいいように思う。












とりあえずしばらく乾かす・・・
天気がいいので、思ったより早く乾きそうだ。

2012年8月22日水曜日

シースの続き

菱目をあける。
あけはじめたら、途中で裏を見るような事はしない方がいい。
一気にやってしまわないと、菱目は乱れやすい。
菱錐が微妙に曲がってるのが使いやすい様だw
















以前は縫う時は純綿の軍手を使っていたが、ホームセンターに売ってたゴム引きの手袋を使ってみたら、これがなかなかよかった。
軍手だと毛羽立ちがついたり、滑ったりして今一だった。
ベテランメーカーは素手でやると聞いたが、さすがにそこまで手の皮が丈夫でない。(数こなすと厚くなる?)
糸は力一杯引かなければならないので、素手だと痛くてしょうがない・・・








景気よくぬるま湯に漬けてウェットフォームする。















縫目を叩いて糸を沈める。















風通しのいい日陰に干しとく。
ストラップを加工しようかと思ったが、一杯やって酔っぱらったのでやめとく。
酔っぱらってやるとろくな事がないぜw

2012年8月21日火曜日

シース作ろう

鍛造スキナーのシースを作る。
キリオンがでかくてポーチタイプにすると、えらくごつくなりそうなので、オープンタイプのシースにする事にした。












革を切り出す。
丸めて仕舞ってあったので、丸め癖が付いてたので、一度水に漬けて癖を取ってから使う事にする。
一日干しておく。
















各パーツを接着。
途中の工程は写真を撮り忘れたw
オープンシース(って言うんだよな確か?)パーツが多く加工の手間が少しあるが、ポーチシースから比べれば作りやすくていい。
菱目開けて縫ってしまいたいところだが、もう酔っぱらってるのでやめとくw
続きは明日・・・

2012年8月19日日曜日

たまにはバイクで

久しぶりにバイクで出かけてみた。

秩父から中津川林道に行ってみる。
三国峠を越えて大弛峠に行って見るつもりだったが、途中が通行止めだった。大方また何処かが崩れてるのだろう・・・
仕方がないからいったん戻って八丁峠に向かい、ニッチツの鉱山を見ながらR299に出る。








R299からぶどう峠を経て川上村に出る。
下にはレタスやキャベツ畑が広がってる。
よく晴れていたが気温は20~24℃と、とても涼しい。
風を切ってると寒いぐらいだ。












川上村から大弛峠に向かう。
途中の林道は相変らずの酷い道だった。
峠は標高が2400m近くあるらしい。キャブがカブって調子悪い・・・
最近のインジェクションのバイクだと、高いとこいっても調子は変わらないんだろか?














峠を降りて塩山に行く途中にある、でっかい栃の木。
何年か前にも同じ様に写真を撮ったっけ・・・
このあとR411に出て奥多摩を通って帰って来た。
青梅の町まで来たら、えらい暑さに参った。
地上は暑いな・・・

2012年8月17日金曜日

とりあえずお知らせ

今年の東京off会は11月10日(土曜日)を予定してるとの事です。
詳細が決まったら、またお知らせします。

まだまだ暑いね。
うちのぬこどものダレ具合といったら、もう最高~

2012年8月16日木曜日

ソルダムのジャム

昨日はお盆休み最後だったので、朝っぱら山梨の塩山に出かけて、農園の直売所でソルダムを買ってきた。
ジャムを作りたいからと伝えると、売り物にならない物を5kg出してくれた。
全部で500円。えらく安いが、食おうと思えばそのままでもいける。
桃と違って皮ごと食べる事ができ、適度な酸味があっていい。







2.5kgづつ加工する。
熟れすぎてやわらかいのと、まだ実がしっかりしたのとがごっちゃになってる。種離れはあまりよくない。
グラニュー糖を1kg使い、酸味が少し足りなかったので、レモン果汁を200ccほど入れた。











灰汁を取りきって、実が煮崩れたら出来上がり。















瓶詰完了。
あんずほどではないが、これもなかなかいける。
色が鮮やかでいい。
最近の果物はただ甘いだけの物が多いが、やはり果物は甘いだけじゃなくて、酸味もあった方が味わいがあっていい様な気がする。
野菜もそうだけど、なんでみんな甘けりゃいいんだ・・・?

2012年8月15日水曜日

意外と染みるな・・・

前回の続き。
ハンドルの端面を加工。
バーキングのベルトはよく削れていい。


















鹿角だと後々縮む可能性があるので、ヒルトの間にスペーサーを入れる事にした。
隙間をごまかすみたいであまり好きではないが、縮んで隙間が開く事を考えれば、入れてみてもいいか。
試しで間に真鍮板を入れてみる。
この前のoff会で貰ってきたのが役に立つw
(gfdさん、ありがとさん~)









スペーサーと真鍮版は瞬間接着剤で、ヒルトにあらかじめ張付ける。


















いつもなら瞬間接着剤でハンドルを接着するが、今回は隙間が多いのでエポキシ接着剤を使う。


















接着剤が固まったら、タングの留めピンとソングホールをあける。



















ピンとパイプを付ける。



















ハンドルを成形する。
微妙な形の鹿角だったので、持ちやすい様に削ってると、表面を大分剥いでしまう事になった。

染料は大分深くまで染みた様だ。削った跡がまだらになってしまった。
角の組織は繊維状になっている様だ。
風雨に晒されていたためか、表面近くはスカスカになっていたのかもしれない。
スタッグが経年変化で飴色になるなんて話を聞くが、結構手の油が染み付いて色合いが変化するのかもしれない。

2012年8月13日月曜日

ざっくり作ろう

ブレイド研削が何とかなったので、あとはサクサクと作っちゃおう。
仕上は気にせずざっくりと。
たまにはこういうのも面白い。

炭素鋼なのでヒルトの固定をどうしようかと思ったが、いつも通りに接着ピン止めでやってみた。
つかってりゃ必ず錆びるはずだが、接着箇所はどうなるだろうか。実験と思えばいいか・・・
今回は真鍮を使ってみることにした。
ヒルトに真鍮を使うのは初めてだな。





ハンドルは何にしようか迷ったが、鹿角が転がってたので、これを使う事にした。
猟仲間に貰った物だが、山で拾ったものらしく、先っぽをネズミにかじられてる。
表面も少し腐食して色が今一・・・











切ってみたら大きくすが入ってた。




















すが入ってるので、ドリルを使わなくてもヤスリで突っついたら穴があいたw














風雨に晒されてたので、表面の状態があまりよくない。
気にせずこのまま使っても良かったが、試しに染色してみる事にした。












革用の染料を使ってみた。
一本目のナイフを作った時に、シースを染色するので買ったが、その後使わなくなっていた。
結構強力で、手に付くとなかなか落ちない。













かなり濃く染まって、なんだかわざとらしい色合いになってしまった・・・
ちっと微妙な感じだけど、まあいいかw

2012年8月12日日曜日

どんなのできるか・・・

ナイフメーカーの星山さんに何か彫ってもらえる事になったので、3incセミスキナーのハンドルを仕上る。
星山さんはラブレスファイターばかり作ってたメーカーだが、最近はエングレーブに凝っていて、その題材のためにフォールディングナイフも作る様になってしまった凄い人だ。
一見ごっつくておっかなそうなおっちゃんだが、気のいい兄貴なので、ナイフショーで会ってもビビる必要はないw






鍛造スキナーを星山さんに仕上てもらう。
この前のoff会で削ってもまだ分厚い。背厚で5mmもあったら、フラットにしても研ぎにくそうだった。
それならホローにしちゃえばいいかって事で、バーキングで削ってもらった。
さすがに焼入ってるブレードをホローに削る自信はないので、横で削ってるところを見せてもらう。
なるほどそうやって削るのか・・・
さすが動力機械は偉大だ。手でやってたらどうしたものかと悩むところだが、焼が入っていてもサラサラ削れるのだから凄い。
ざっくり仕上げがなかなかいい。炭素鋼だからこんな感じがいいねw
酔っぱらって削りすぎたところも何とかなったので一安心・・・
星山さん、ありがとさんでした~

まだまだ暑いね~

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