数日置いておくだけで切れ味が回復し、温水中ならばさらに短時間で回復するという。
ある種の時効硬化によるものらしい。
以前、大和久重雄氏の何かの著書のなかで「包丁をお湯で煮ると切れ味がよくなる」という様な事を読んだ。刃先は使っているうちに加工硬化(軟化?)の様な事がおき、煮る事によってストレスが開放され切れ味がよくなるという事だった。読んだときは不思議に思っていたが、どうやら本当の事らしいな。
研ぎ上げたナイフや包丁も、お湯で煮るとさらに切れる様になるんだろうか・・・?
思い当たる事に、ブレイドをヘアラインを入れる手前まで磨いて、これを数日置いてからヘアラインを入れると、磨いてすぐに入れた場合に比べて明らかに感触が硬く感じる時がある。もしかしたら、これも似た現象なのかもしれない。
刃先の様なミクロな世界は、マクロな視点の常識は通用しない、不思議なものなのかもしれない。
もう訳が解らんw
17 件のコメント:
ウチのヘンケルのカミソリは、放置
して切れ味がよくなったことは
一度も無い。曲がった刀は、鞘に
収めてたら、有る程度戻るらしい。
デ
曲がった刀が戻るってのは何だろか?
鉋の研ぎ名人は砥石を湯で人肌に温めるそうな。ド
お湯かけて研ぐといいなんてのも、何かで聞いた事あるような・・・
なんだか不思議だよなw
刃物はお湯で暖めると良く切れる、というか、刃こぼれし難くなります。カミソリもお湯で暖めてヒゲを剃ると良いです。
戦時中、極寒の地では軍刀がポキポキ折れたそうです。
サブゼロ処理は冷間脆性の対策に有効と聞いたことがありますが、そうなんですか?
このブログ読んでると勉強になります(^_^)
勉強になるなんて、とんでもないです。結構いい加減な事書いてますしw
低温で破壊に至る低温脆性の問題はなかなか難しそうですね。
残留オーステナイトがあると低温になった事と外力が加わる事により、マルテンサイトに変態しやすいのではないでしょうか。
マルテンサイトに変態すれば体積膨張により、内部応力が高まる事になります。
内部応力により他の部分の残留オーステナイトが変態を起こし連鎖する事と、もともと鋼は低温になると靭性が低下する傾向があるので、破壊に至るのかもしれません。
サブゼロ処理で残留オーステナイトを減らす事は低温破壊を防ぐのに効果がある様に思います。
一方、残留オーステナイトがあった方が低温脆性を防ぐ事ができると聞く事もあります。
硬いマルテンサイトの中に柔らかい残留オーステナイトがあると、これが緩衝材になり破壊を抑える事ができるとの事。ある種の構造用の鋼では、そういう事もありうるかもしれませんが、刃物の様な組織の細かい鋼ではちょっと違う様に思います。
遷移温度の高低は、常温での粘り強さとほとんど関係ないそうですから、柔らかめに作ったからといって低温靭性が改善される訳でもない様です。
以前、ヨシチュウってところで
話を聞いていて、カウリXは刃物鋼で
よく切れるが、ZDP189は工具鋼やから、
切れ味は同じ硬度でもカウリより劣る
ってな話をしたことがあるね。
デ
ZDP189とカウリXは組成は似てるらしいけど、メーカーが違うから組織に違いがあるのかもね。炭化物の大きさなんか違うのかも。
工具鋼もナイフや包丁の刃物鋼も、炭化物はなるべく細かい方がいいけど、工具鋼の場合は耐摩耗性を待たせるのには、ある程度炭化物が大きい方がいいそうだ。工具は刃物みたいに刃先の先端rを小さく使う事もないし。
工具鋼と刃物鋼では求める特性が少し違うから、ナイフや包丁向きに刃物用としてメーカーが作っているかってのは重要なのかもしれないね。
ユーザー側は切れて、刃持ちが良くて、
錆びにくく、丈夫ならそんでエエ。
カウリXもZDP189もどっちもよく切れる。
どっちも好きなら、安いほうがエエねw
普通にナイフの鋼材として出てるもので、
不満なものは、何一つ無いね。
コスパフォでは銀紙3号と、大同1Kが
抜きん出てる。
デ
鋼種は用途によって使い分けるのがいいね。
万能な鋼材なんてないからな。
使う人によっても好みもあるから、鋼材選びはなかなか難しいところもあるね。
釣り船の上で使ってるZDP189には
ジンク噴いてあるから、安心して
使えるでw
デ
ジンク塗ってあるなんて大胆だな・・・
亜鉛補給が出来ていいかもしれないなw
使えたらヨロシイんでw
亜鉛の補給は味覚障害とか
勃起不全の予防になるねw
デ
だからいつも元気なのかw
そうともw
豆腐にアゲ、納豆食おうぜw
デ
おとっつあんは納豆もいけるのかw
普通に食べるよ。
デ
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