とりあえずシースを作っておく。
8inc暴威ナイフに大きさが近いので、これを参考にして型紙を作った。
型紙を元に革を切り出す。
中子のベンズはテーパー削る。
いつもはサンドペーパーで削っていたが、ナイフで漉いてみた。この方が早いな・・・
最後はペーパーをちょっとかけて慣らした。
この手のタイプのシースを「オープンシース」というらしいが、シースの中央部が膨らむ様にして強度を持たせている。貝殻みたいな構造なので、クラムシェルというそうだ。
中子の内側は水を塗って木の破片や軍手で擦って磨いておく。
ベルトループの接着面を漉く。
ベルトループの折り返し部分を彫刻刀で漉く。
革も厚みの1/3程度彫る。両端は削らずに少し残しておく。
床面を水を付けて磨いておく。
ベルトループの接着面を罫書針で荒らして、接着剤を塗って貼り付ける。
中子を接着する。
中央部が膨らむ様に予め型を付けとく。
水抜きの穴を忘れないようにw
接着剤はダイアボンドの#888を使ってる。
これを塗るのにはセメダインのスーパーXに付いていたヘラが便利。
接着剤はなるべく薄く塗布する。
貼外形を大まかに削って整えてから縫目を罫書く。
ボール盤に菱錐を付けて菱目を開けていく。
微妙に曲がってる菱錐が使いやすい。
菱目は一気にあける様にして、途中で裏面を見ない方がいい。縫目が乱れる原因になる。
ダブルステッチにしたが、内外を二本に分けて縫う事にした。一本でも約3m必要だった。一列で80個ちょい菱目があるので、結構縫うのがしんどいw
一本でやってたらとんでもない事になる・・・
縫い終わりは二つ戻る。
このまま糸を切ってお終い。特に何も細工はしない。このままでも解れる事はないので、実用上は問題ない。
たっぷり水に漬けてウェットフォームする。
ヘラなどを使って形を整える。
一日干したら大体乾いたので、外形を削って整える。
鉋でなるべく削ってしまった方がいい様だ。
いい鉋が欲しいな・・・
サンドペーパーで仕上る。
バーキングのベルトはよく削れて便利だ。
コバには水を付けて削る。
ペーパーで削るとコバが開いて厚くなる事があるが、そんな時は木ハンマーで叩き締めるといい。
最後は水を付けて軍手で磨いて、コバの仕上は終わり。
今日はここまで。
3 件のコメント:
革のコバ、磨いても思い通りのツヤがでなくて苦労した記憶があります(^^;)軍手で磨くってのは未トライなので今度真似してみます~(^^)
ステッチ綺麗ですね。
僕も次はダブルに挑戦しようと思っています。
雄
軍手は純綿がいいですよw
軍手じゃなくても、綿のウエスでもいいと思います。
ありがとですw
ダブルステッチは内側の菱目の位置に要注意です。中子の際が分りにくいので。
ダブルステッチは見た目のかっこよさもあるけど、縫目で革が締まって、型崩れしにくくなっていいのかもしれないですね。
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