スーパーゴールドⅡの3.5incドロップのブレイドを削りはじめた。
先ずは荒削り・・・
はじめはエッジカーブに直角方向にヤスリを掛ける。
この時点ではカマボコ状に削ってしまう。
ある程度カマボコ状に削れたら、エッジカーブに沿って長手方向にヤスリを掛ける。「セン掛け」って言っている。
刀鍛冶が使う「セン」で削れるといいのだが、さすがに生材でもステンレス鋼は硬すぎてセンでは削れない・・・
ある程度平らに削れたら、ベベルストップを削り出す。
ブレイドの各部で角度が一定に削れているか、ノギスのジョーを適当な幅に固定して、差し込まれる深さで見る。このためブレイドは片面づつ削る。(両面交互に削ると基準が分らなくなる)
フラットグラインドはエッジカーブに沿ってどの部分も角度は一定に作る。
色々と考え方はあるのだろうが、おいらの場合比較的薄い鋼材で作るので、切先付近の強度と使い勝手の兼ね合いから、この方がニュートラルでよいと思ってる。
ベベルストップからポイントに向けてセン掛けして、面のつながりが滑らかになる様にする。
とりあえず片面の荒削りが終わった。
このスーパーゴールドⅡはなんだか妙に柔らかく感じた。この前セミスキナーに使ったスーパーゴールドⅡはATS34より僅かに硬く感じたが、今回の方が明らかに削りやすい。
焼鈍しが効いているのだろうか・・・?
鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・
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2 件のコメント:
ヤスリで削れば硬さの違いはダイレクトに感じるから、軟らかくなったみたいですね?!機械でガンガン削っちゃうワシには、少しの違いだと解らんね!!
小さくても、大きくても、注文別、用途別で研削分け出来たら理想だけど、・・・?!
*ものずきナイフ*は、ヤスリで作る人の手本だね!!
ヤスリで削ってるとよく分りますよw
ATS34なんかもロットのバラつきのせいなのか、たまにえらく柔らかいのがあったりします。
ブログは参考程度になればとは思ってますが、手本になるのかどうか・・・?w
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