鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2014年5月1日木曜日

信念を持って・・・

SPGⅡの3.5incドロップ。
電蝕があったりで磨くのに手間取った。
ATS34の条件の熱処理だとCRMO7の条件より、硬さの差を考えても明らかに粘りがある。
そのためかちっと磨きにくかった。
たまたまサンプルでノートンの2500番を貰った。
いつもは日研の耐水ペーパーを使っているが、どうも最後のヘアラインが上手く入らないので、ノートンのペーパーを使ってみた。
日研のより少し粗目だが研削力は強い。なかなかいいかもしれない。
しいて言えば台紙がちょっと柔らかくて弱いか。
ブレードの仕上げは出来たのでヒルトの加工。
本来は熱処理前にやるべきだが、ヒルトの取り付け部が溝切りの必要のない取り付け方法だったので、そのまま先延ばしになっていた。
先ずは前端面を磨く。
形状を罫書く。
先に面を仕上ておいた方が面がダレないでいい。
前端の外形を大まかに削り出す。
接着剤を用意して段取りしとく。
ヒルトを固定。
以上ここ何日かの作業のまとめ。

SPGⅡはメーカーの資料を見る限り、熱処理特性はATS34によく似ている。二次硬化する点などそっくりだ。
今回で4通りの熱処理条件になる。色々と面白い事が分ってきた。
熱処理条件は細かく指定できればいいのだが、ナイフ1本にそんなコストを掛ける事は出来ない。
ならば業者や鋼種によってどの様な条件で処理されているかを知って、理想に近い条件を選べばいい。
馬鹿な事をやっていると思うかもしれないが、自分は自分の信じる方向でやろうと思う・・・

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ワシが使ってる住友3Mのも
台紙が柔らかいな
デ

ものずき さんのコメント...

台紙が柔らかいのは良し悪しだな・・・
柔らかい方が当たりがいい場合もあるしな。

あひる さんのコメント...

ノートンの台紙、3Mの赤いヤツと同じような感じで軟らかいんですかね~?
試しに2500買ってみようかな

SPG2の熱処理、今のところ特別な指定はしないで只『SPG2』と書いてマトリックスさんに出してましたが
それとATS34の条件だと、また違うんですかね~
仕込中のSPG2が1本あるので、それを出す時はATS34の条件で頼んでみようかな

ものずき さんのコメント...

3M使った事ないのでわかりませんが、日研の使い慣れてるので面喰いましたw
ATS34とCRMO7の条件の違いは、お店に行ったときにでも聞いてみてください。多分教えてもらえると思います。
このドロップは今度の猟期に使うつもりなので、良し悪しが分かってからやってみるのがいいかと思いますよw

匿名 さんのコメント...

このヒルトの留め方、ヒルト底面の当たりをキチッとする手間が増えますが、
ブランクにヒルト溝を切るよりは手間がかからないのかも?!
いずれにしてもフライスがあれば楽なんでしょうけど・・・

いつもながらベベルストップの形が良いですね~

 HILTS

ものずき さんのコメント...

溝切りの場合は、ヒルトにピッチリ寸法を合わせる必要があるから、ちょっと手間ではありますね。
どっちがいいかは、手作業の場合は微妙ですねw
ベベルストップの部分は見せ場の一つですから、こういうところを見てもらえるのは嬉しいですw

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