鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2016年5月6日金曜日

北へ・・・

仕事がそんなに忙しく無かったので、4月30日と5月2日を休みにして、ぶらぶらと車で出かける事にした。
何処に行く宛てもないが、とりあえず北に向かってみた。
行きは面倒なので高速使って、常磐道周りで青森に向かう。

青森のフェリーターミナルに夕方には着いた。
予約はしてなかったが、青函フェリーのキャンセル待ちで、次の次の便に乗る事ができた。キャンセル待ちは16番目だった。
5月の連休なら、なんとかキャンセル待ちで乗れるみたいだ。
8月のお盆休みの時期はえらい事になってるのにね・・・

夜の便に乗ったので、函館に着いたのはまだ夜明け前だった。
函館山周辺をぶらぶらしてみる。
えらい坂道なんだな・・・

函館山は何度か登った事あったが、夜中に来たのは初めてだったな。
北海道に着いたその日は天気は今一だった。
ところによっては雨だったり霰が降っていた。
山の上は雪が降っていたので、洞爺湖から支笏湖を抜けるルートを通るつもりだったが、やめて太平洋側の海岸線を行った。
室蘭の地球岬に寄ってみた。
水平線がぐるっと見えて壮観だ。

昼過ぎに早来に着いて、昔いつも利用してたキャンプ場にテントを張る。
最後に北海道に行ってから12年ぐらいになるか。
なじみの近くの温泉は建て替えられて新しくなっていた。経営変わったんだとか・・・

3日目は夕張を通った。
かつての大夕張の駅には、列車が置いてけぼりになっている。
25年前に初めて見た時から変わってないな。
保存維持はなかなか大変だろうな・・・

芦別、深川、幌加内を抜ける。
山は雪が結構残ってる。
昔5月に来た事あったが、こんなに雪はなかっただな・・・
朱鞠内湖はまだほとんど全面結氷していた。
さすが国内で最低気温を記録した地だけの事はあるな。
美深に出て音威子府へ。
途中白鳥がたむろしていた。
そろそろロシアに帰る頃じゃないのか?

中川町に行く前に佐久に寄る。
今回北海道に来たのも、中川町とここにもう一度来たかったから。
廃校を利用して自然史博物館になっている。

中川郡中川町はアンモナイト化石で有名な場所だ。
その昔アンモナイトを採取しによく行った場所だった。
北海道は稚内から浦川にかけて、細長く中生代の地層が露出している。
中川町、羽幌町、霧立峠、芦別、三笠、夕張、浦川、と各地よく行ったものだ。

中川町は首長竜の化石が二体出ている。
そのうち一体の大きな方は、実は自分達仲間4人で発見したものだった。
平成三年の八月に仲間4人とアンモナイト採集に立ち寄った炭ノ沢林道のどんづまりの崖から発見した。
林道工事で重機が掘った切通しに、仲間の一人が骨が貼り付いてるのを見つけた。
掘ってみると肋骨や背骨が出てきた。
しかし風化が激しくボロボロしていたので、町の資料館にこんなものが出てきたと届けたら大騒ぎになった。

国内で見つかってる首長竜では最大規模だったらしい。
結構な部分が見つかったが、失われた部分も多い。
埋没時に失われた様に説明はあったが、実際には林道工事で切り崩されたり、風雨で風化して流された部分も多かったと思われる。
実際我々は次の年に発見場所を見に行って、下流の沢の転石の中から、肋骨の入ってるのジュールを発見して役場に届けている。
首長竜の一部だったそうで、この時も感謝された。
もうかれこれ四半世紀も前の事なんだな。
帰り際に職員の人に、「実は発見者4人の一人なんです」と言ったら大変驚かれたw
発見当時の思い出話が懐かしかった。今となってはいい思い出だな・・・w


中川町の町の公園には、勝手に泊まれるログハウスがある。
化石採集やってた頃は、ここにいつも泊まっていた。
25年前にはすでにあったから、築30年近くになってるんじゃなかろうか。
耐震強度もくそもない作りなので、どうなってるんだろか?と思ったが、まだ健在なのが嬉しいw
泊まりたかったが冬の間は閉鎖されていて、5月のこの時期ではまだ開いていなかったのが残念。
しょうがないので、脇にテントを張って一泊した。
近くには「ぽんぴら温泉」というのがあって、住み着くには便利な場所だw

朝になったクルマは凍り付いていた。
5月の北海道はまだ寒いだな・・・
折角だから最北の地にも行ってみる。
まあなんて事のない場所だな・・・
最北の岩。
この海の中も中生代の岩盤が出ていて、拾い上げた岩を砕くとアンモナイトが出てくる事がある。
今は岩石の採集は禁止なんだろか・・・
海の向こうをよく見ると樺太がなんとなく見えた。
今まで何度となく来た宗谷岬だが、樺太がこうも見えたのは初めてだった。
宗谷岬の展望台に行ったら、蝦夷鹿の小さな群れがいた。
数mまで近寄っても逃げない。
さすがに猟場でも生きてる鹿をここまで近づいて見た事はない。
もう角が落ちて、袋角が生えはじめている。

宗谷の丘陵地帯をプラプラしていると、あちこちで蝦夷鹿の群れを見た。
どれも警戒心が非常に薄い。
この辺りは禁猟区なんだろか?

丘陵地帯はバイクで走り回るには楽しい所だ。

丘陵地帯を抜けて日本海側に向かう。
利尻富士がよく見えた。
えらい雪が残ってるだな・・・
日本海沿いの道はひたすら真っ直ぐで平らだ。
遥か向こうに風車の列が見える。

風車の高さは150mぐらいはあるんだろか。
昔はこんなものなかったが、10数年前から急に増えた様に思う。

羽幌町から築別炭砿に行ってみる。
「はぼろ緑の村」といって、廃校を利用した宿泊施設が90年代の終わり頃までやっていた。
十数年前に閉鎖されて、その後は荒れ放題になってしまった・・・
この後ろ側の山に沢があって、そこでもアンモナイトがよく採れた。
ここのキャンプ場を利用して、アンモナイトの採集をしたものだった。

体育館の扉の隙間から中を覗いてみた。
天井の骨格の作りが面白い。
このまま朽ちるには惜しいよな・・・
炭鉱のホッパーが道の脇に残ってる。
貨物列車に石炭を積み込む場所だったのだろう。
炭鉱住宅跡の廃墟の団地。
周辺は炭鉱住宅の長屋が広がっていたらしいが、今はコンクリで出来た建物が僅かに残るだけになっている。
北海道にはあちこちにこんな場所があるだな・・・

この日は羽幌町に出て、雨が降っていたので車中拍になった。
道の駅の隣に温泉があって助かるw
5日目は苫前から霧立峠へ。
霧立峠もアンモナイトの採集によく来た場所だった。
奥に見える崖によじ登て、でっかいノジュールを掘り出してゴードリセラスを取った事があった。
くだらない事に命を懸けていただなw

士別に抜ける途中でも鹿に会った。
ここでもあまり警戒心がない。
撃たれないのか?

一気に士別から紋別に行って、オホーツク海に出る。
計呂地に寄ってみた。
廃線跡の駅にSLが置いてあって、客車に泊まる事が出来る。
昔何度か泊まった事がある。
今は結構人気で、夏場はいつも一杯なんだとか。

エンジンとペダルが付いている。
ハイブリッドか?w
昔はなかったが、五右衛門風呂を作ったそうだ。
自分で沸かして入るらしい。
400円で泊まれて風呂にも入れるなら、なかなかいいところだなw
美幌抜けて屈斜路湖の和琴半島に寄ってみた。
池の様な温泉は健在だった。
この日は入ってるのは、おっちゃんが一人だけだった。
真っ昼間からじゃ、入る人もいないか?
湖畔の小屋の温泉に行ってみる。
ここも昔とあまり変わらないな・・・
土嚢がどけてあったので、湯船の湯はえらい熱さになっていた。
湯船の底から湧き出しているので、排水口の土嚢がないと、底からどんどん湧き出して熱くなってしまう。

小屋の温泉のもうちょっと先に、露天風呂がもう一つある。
こっちに入ってみようかと思ったが、湖の水が冷たくてとても入れなかった・・・残念。

弟子屈抜けて尾岱沼で一泊する。
ここにあるキャンプ場もよく来た場所だった。
ちょっと行った町の中には銭湯の様な温泉もあって、キャンプするには便利な場所だ。

6日目は天気が悪かった。
雨が本降りになる前にテントを撤収。

道東の鹿はちょっと警戒心が強いみたいだ。
牧草地は鹿にとっては天国みたいなもんだな。
平らで移動はしやすいし、餌も豊富にある。
牛より鹿をよく見た気がする。
道東から道央にかけては、ひたすら広大な牧草地と畑が広がっている。
よくもこんなに開拓したものだと思う。
しかし山間の離農した開拓地も結構多いい。
苦労して開拓した地も、使われなくなればあっという間に自然に帰ってしまう・・・
太平洋側から日本海側に一気に抜けた。
10時間ちょとかかったか・・・
ここからさらに函館に向かう。
函館には夜中に着いた。
もうキャンセル待ちもなく、すぐに乗船手続きができた。

青森港には夜明け前に着いた。
もう少し仮眠して、日が出てから出発。
天気が今一で、時折雨にあった。
晴れてれば八甲田がよく見えるのになぁ・・・
十和田湖、田沢湖と抜けて、秋田から山形に。
山形に入る直前に高本さんに電話をかけてみる。
折角ここまで来たので、ちょっと寄ってみようと思う。
高本さんちってどこなの?と聞くと、米沢なんだとか。
カーナビで見たら、まだ150㎞もあるじゃん・・・
山形って長いんだなw
高本さんちに着いたのは夕方近かった。
早速工房を見せてもらう。
4畳の広さしかないらしいが、整理が行き届いていて機能的に器具が配置してある。
ナイフメーカーがどういった具合に作っているのかってのは、とても興味分深く面白い。
ナイフ談義で時間を忘れてると、すでに辺りは真っ暗になり20時を過ぎていた。
また銀座での再会を約束して帰路につく。

国道121号で会津に向かい、途中で磐越道に乗って高速で帰るつもりだったが、うっかり通り過ぎてしまった・・・
もうやけくそなので、そのまま121号で栃木まで行って、全部下道で帰ってきた。
うちに着いたのは今日の2時半頃だった。
函館から約700㎞も下道でよく走ったもんだw

6 件のコメント:

クロウサギ さんのコメント...

しばらく更新がないなぁと思っていたら、流石の行動力ですね。
(更新がなかった私が言うことでもないですが)

観光地を主に回るのではなく、というところもいいですね。

興味の対象が幅広いことと、恐竜の発見者であったということ、驚きでした。
有意義なGWでしたね。

匿名 さんのコメント...

エエ休みやったね
ワシがバイクで函館を走ってたら、
国道で馬が歩いていて、ウンコしてた。
そのあと少しして清掃車がウンコを
掃除してたのを思い出したわw
デ

匿名 さんのコメント...

またも耐久レースww

ものずき さんのコメント...

国内では首長竜って結構見つかっているらしいです。
分類上は恐竜とは別扱いになってしまうそうで、それほど珍しくないのかもしれないですw

石畳の道に馬なら似合いそうだね。
渋滞中のアスファルトに垂れ流しは勘弁w

そうそう、人間のねw


parkside さんのコメント...

お土産ありがとうございました。
我が故郷、北海道を丁寧に紹介ありがとさんです
懐かしい所ばかり嬉しいですね、今年は田舎に用事が有るので
ついでに一周してこようかと目論んでいるんですがどうなる事やら。

温泉と野営する所は沢山あるので何時でも来て下さいね。

ものずき さんのコメント...

先日はどうもです~
北海道はいいところですね。
車でぶらぶらするにはとてもいいですw
今度はゆっくり米沢行きます。その時は宜しくです~

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