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ひょんな事から銃をもう一丁入手した。
410番ウィンチェスターのレバーアクション銃。
「処分するんだけど、使うならあげるよ~」と声が掛かった。
当初はレミントンの870で十分と思っていたので、さらに銃を持つつもりはなかったが、レバーアクションを見てしまったらどうしても欲しくなってしまった。
自動やボルト銃だったら譲ってもらおうとは思わなかっただろう・・・
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精度や信頼性の点ではボルトアクションが一番だろう。
機構が複雑なレバーアクションはその点で不利な銃だ。
だがこの機構がなかなか面白い。レバーを動かして排莢・装填を行うギミックがいいw
1894年にはこの銃のもとになったモデルはあったそうだ。100年以上も前の設計で、いまだにこの手のレバーアクション銃が作られてるのに驚く。
ライフル改造の410番銃でなく、もともと410番散弾銃として作られたモデルで、「M9410」というらしい。
撃鉄が外に付いてるのがまたいい。リボルバーの様に親指で引きおこす事ができる。使い方によっては便利かもしれない。(良い使い方ではないが・・・)
ニス仕上げで押し型のチェッカーリングの870と違って、先台と銃床はオイルフィニッシュのウォールナットで、チェッカーリングもちゃんと彫ってできてる。
12番のレミントン870がV8エンジンのシボレーだとしたら、このウィンチェスターは空冷のポルシェ的(?)な感じだ。
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もともとオフセットマウントに別のスコープが付いていたが、これは下取りに行ってしまって、シカゴゼロインで買ってきたニコンの3.5-10×50のスコープを取り付けた。
加須市の豊和精機製作所でセンターマウントに変えてもらって、サイトイン調整もやってもらった。職人技を見せてくれて、その上格安料金だったのが嬉しいw
銃の大きさの割りに、ちょっとスコープがでかすぎたか・・・
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奇しくもアメリカを代表する銃器メーカー二社の銃を持つ事になった。
870と比べると一回り小さくて軽い。
「勢子鉄砲にいいんじゃないか?」といわれるが、その場合はスコープが邪魔な様な気がする。タツマならいいか?
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12番と410番では、弾の大きさがこんなに違う。
ウィンチェスターは射撃専用に使うつもり。
12番は反動がきついから、練習には410番の方がよさそうだ。
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早速撃ちに行って来た。
12番と比べるとはるかに反動が少ない。
あらかじめサイト調整をしてもらっていたので、最終調整が楽だった。
台に固定しての射撃だが、50mで165mmの標的になんとなく中る様になった。
6発撃って5発は黒丸に入ったw
台に固定していても、たまに1発だけとんでもなく外れる事があった。微妙に肩付けや頬付けが甘くなると外れる様だ。基本定な事はしっかりやらないとだめだな・・・