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ちょっと前になるが新潟のある場所に、鴨猟に連れてってもらった。
網猟で田んぼに仕掛けてある。漁業用のテグスでできた網を太いゴム二本を使って、田んぼに集まっって来た鴨に覆い被せて捕まえる。
大分前から田んぼに米(脱穀すれば充分食える)を大量に撒いて餌付けしておく。
充分に集まる様になって、鴨も肥えてきたら捕まえ時w
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鴨は日暮れと共にワラワラと集まりだしてくる。
隠れ家?に身を隠し頃合をみる。その間は音しか聞こえないが 、次々とやって来る鴨の気配が不気味なほどだ。
暗視カメラで確認して、いいところで網を作動させてる。一網打尽とはまさにこの事の様だったw
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網にかかった鴨は網ごと絡め取って回収する。
膝下までもぐる田んぼの中で、先ず船に乗せる。ウインチで畦まで手繰って、三又にチェーンブロックを使って軽トラに載せた。
これを持ち帰り網を切り裂きながら鴨を取っていく。
今回は196羽のマガモとオナガガモが取れたそうだ。
この地は12月に入ると雪が積もるので、その前の数回しか猟のチャンスがない。
鴨の網猟は一猟期に250羽までなので、今猟期はこの一回で終わりだという。
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放血して流水に一晩漬けておく
猟師さんのお宅は湧き水が豊富で大きな池があり、その中に大半の鴨を水漬にしていた。壮観だったw
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鴨は一羽づつ丁寧に洗って、このあとに鴨洗い用の全自動洗濯機で脱水して冷凍される。なんとも凄まじい・・・
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今日は忘年会を兼ねて、みんなで毛むしり大会だった。
寒すぎたため解凍されず、毛がなかなかむしれなかった・・・
風に舞った綿毛が周りの住宅地に飛んでやばかったw
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おっさん達が、ああでもないこうでもないと言いながら、自作ナイフでばらしていく。
鹿や猪と違って細かいので意外と難しい。
こうやってナイフ使うのは楽しいなw
このあと、鴨のオレンジソース焼きやねぎ焼きに鴨うどんなど、おいしく頂きました。ご馳走様です。
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おまけ。
ある人が使ってるというラブレスナイフを見せてもらった。
もとは4incぐらいのユーティリティーと思われるが、研ぎ減ってその原型はとどめていない。ここまで使うか・・・