昨日の出猟もいい天気だった。
今回も勢子をやった。
まだ雪もなく獲物の足跡もはっきりしない。
それほど獲物の行き来してる気配はないが、所々猪の寝屋やほじくった跡はあった。
タツマ近くまで来て、猟場の下側を攻める自分も含めた勢子3人が集まって、攻めてく方向を確認して三方に別れる。
別れ際に勢子の一人が爆竹を鳴らしたら、自分の行こうとする方向を雌鹿が右側から飛び出してきた。
50mちょっとあったか。レミントン870のスライドを送って12番のスラッグを薬室に込める。落ち着いて狙うと、照星と照門が鹿に合った。
これならいける!と思って引き金を引くが、鹿は左に飛んでいく。
二の矢は9粒のバックショットを掛けた・・・止まらないw
最後は白いお尻にスラッグを撃ったが、鹿はそのまま行ってしまった・・・
撃った場所を見に行ったが、足跡も定かでなく血も落ちてる様には見えなかった。
さらに進んで行くと、上の方を攻めてる勢子長が「血が二滴落ちてるぞ」と言ってきた。ちょっと見てくると戻っていったところで「こんなとこで鹿がしゃがんでた!」と無線が入る。鹿は飛び出してワンコに追われてタツマの方に向かったらしい。
「犬が絡んでたら近くの人飛んで行ってよ!」と聞こえるが、飛んできたいのは山々だけどこの険しさじゃ無理ですがな・・・
そうこうしてるうち鹿はタツマの方に出て、凄腕のライフルマンに仕留められた。
しかしまだ鹿は息があり、ワンコにかじられながらピーピー鳴いている。
慌てて谷底まで下りていくと二匹のワンコが興奮して鹿を取り巻いていた。鹿はまだ首を振っている。
鍛造ボウイナイフを抜いて鹿の首に突き立てた。鮮血が流れて鹿の目から徐々に光がなくなった・・・って表現がよくあるが、これって本当だった。最後まで生きようとする獣の生命力は凄いもんだ・・・
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中くらいの雌鹿だった。
状況からして、どうやら自分が撃ったのが半矢になっていたらしい。
右後ろ脚の腿の辺りにバックショットが中った様な跡があった。しかし撃ったのは左側になるはずなんだが・・・何でだろ?
まだ雪もなく引きずってくのも大変なので、現場で解体して回収した。
この日は鹿二頭獲れた。
猟仲間が包丁研いでと持ってきた。
見覚えのある作りだなと思ってよく見たら、鍛造の加藤さんの包丁だった。
何気にいい物持ってるなw
前日完成したRWL34のドロップ使ってみた。
インプルーヴドもいいけど、コンベンジョナルなハンドルもなかなかいい。
今猟期はRWL34の二本のドロップをテストのつもりで使ってみる。
なかなかよさそうな鋼材だ・・・