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研磨をはじめる。
ベベル幅がそんなに大きくないので、まずは200番のダイヤヤスリを掛ける。中性洗剤を少したらして、水をつけながら研磨するといい。耐水ペーパの100番程度と同じ目で削れる。
このダイヤヤスリは800円程度の安物だったけど、刃付けにも使えて以外と重宝してる。
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鎬地?の部分はダイヤ砥石を掛けた。
これも安物だったが、結構使える。
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ダイヤの次は耐水ペーパー。240番→600番と掛けていく。番手を変えるごとに、掛ける方向を変えて、前の目が完全に消えた事を確認する。(ルーペが必要。)
600番まで掛けたら、熱処理前の研磨は終わり。CRMO7の様な柔らかい鋼材は、熱処理中にどうしても傷が付く事があるので、600番以上までやっても無駄になる事が多い。
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熱処理に出す前に、曲がりを確認する。
薄かった割りにはあまり曲がってなかったので、修正はほんの僅かですんだ。
今回は黒皮付きで3.3mmの厚さを2.0mmに平面研削したが、この場合両面を均等に研削しないといけない。(0.65mmづつ削る。)
と言うのも、鋼材には残留応力があって、両面を均等に切削しないと反る原因になる。(加工屋さんに頼む時は要注意。)
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熱処理前の作業終わり。
やっぱり鎬の線はぼやけてしまい、いまいちだな・・・