スギ花粉症もやっと落着いてきた。今年は長かった・・・
暖かくもなってきた事だし、気合を入れてサクサクと作業していきたいとこだけど、どうもダラダラとなって進まない。まあ、趣味でやってる事だから納得できる様にやれればいいのだが。(仕事ならこうは行かないが・・・)
そんな訳?で、今日はヒルトを大まかに整形して終わり。本当ならば熱処理前にやっとくべきだったが・・・(別に忘れた訳じゃないよw)
鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・
2008年4月29日火曜日
2008年4月27日日曜日
手作りヤスリ
昨日は銀座のナイフショーに行ってきた。帰りに友人の家に寄って飲んだくれてたら、自宅に戻ったのが今日の夕方だった。だからナイフ作りはやってないからネタなし。
友人の家に行く途中、上野にあるヤスリ屋さんに寄ってヤスリを買ってきた。上野からカッパ橋に向かう途中の商店街の一角にあるのだが、その場所で機械を使わずタガネで目を切って作っている。数年前に国立博物館で「江戸の職人展」的な催しがあった時に実演をしていて知ったのだが、目見当でタガネを当てて寸分の狂いもなく目を切って行くのは、まさに驚きの職人技だった。
ここの300mmの平の荒目と150mmの平の細目を持っていたが、荒削りによく使っていた300mmの荒目が、20本近く削ったら切れが悪くなってきたので、またもう1本と思っていた。
今回は平でなく角の400mmで中目にしてみた。幅が平の2/3程度になるので面圧が掛けられていいかと思いこれを選んだ。目が4面に切ってあるのでお得かもしれない。これのほかに150mmの油目も買った。この油目を見ていると、タガネを手で打って切っているとは信じられない感がある。
400mmの角は長期在庫だった様でかなり安くしてくれたのと、柄をオマケしてくれたのが嬉しい。
ついでで、以前から考えていた形状のヤスリを、作ってもらう様にお願いしてきた。1本でも注文に応じてもらえるとは、まさに手作りならではだ。(カスタムヤスリ?)
HPがあるので、ぐぐってみるといい。どうやって作ってるか見れるよ。
友人の家に行く途中、上野にあるヤスリ屋さんに寄ってヤスリを買ってきた。上野からカッパ橋に向かう途中の商店街の一角にあるのだが、その場所で機械を使わずタガネで目を切って作っている。数年前に国立博物館で「江戸の職人展」的な催しがあった時に実演をしていて知ったのだが、目見当でタガネを当てて寸分の狂いもなく目を切って行くのは、まさに驚きの職人技だった。
ここの300mmの平の荒目と150mmの平の細目を持っていたが、荒削りによく使っていた300mmの荒目が、20本近く削ったら切れが悪くなってきたので、またもう1本と思っていた。
今回は平でなく角の400mmで中目にしてみた。幅が平の2/3程度になるので面圧が掛けられていいかと思いこれを選んだ。目が4面に切ってあるのでお得かもしれない。これのほかに150mmの油目も買った。この油目を見ていると、タガネを手で打って切っているとは信じられない感がある。
400mmの角は長期在庫だった様でかなり安くしてくれたのと、柄をオマケしてくれたのが嬉しい。
ついでで、以前から考えていた形状のヤスリを、作ってもらう様にお願いしてきた。1本でも注文に応じてもらえるとは、まさに手作りならではだ。(カスタムヤスリ?)
HPがあるので、ぐぐってみるといい。どうやって作ってるか見れるよ。
2008年4月20日日曜日
ブラストキャビネットを買ってみた
2008年4月19日土曜日
粉末鋼に思う事
粉末鋼は均一で微細な組織を得る事を目的として作られる。
粉末を固めて作るから組織が細かくなる様な誤解があるが、組織を細かくしようとしたら粉末になったと考えた方がいい。
高合金鋼において、微細な組織=炭化物の微細化及び均一分布化には前(昨年6月)にも書いたが、凝固時の冷却速度を限りなく速くする必要がある。
このためにはガスアトマイズ法が用いられる。これは溶融原料に不活性ガスを噴きつけ噴霧し、急速冷却される事により粉末状の原料が得る方法である。
ガスアトマイズで得られる粉末の大きさは、大体100~300μm。
急速凝固した粉末一つひとつは、微細な組織を持つ事になる。つまり微細な組織を持つ粉末を固めるから微細な組織の鋼材ができるのであって、粉末を固めて作るから微細な組織の鋼材が出来る訳ではない。
粉末を固めるのが熱間静水圧圧縮法(HIP)による。これは粉末を金属カプセルに充填密封し、不活性ガスを用いて高圧を四方八方から掛けつつ、1100℃程度に加熱して圧密する。
カプセルに充填した時点では充填率は約65%程度であるが、高温高圧で圧密する事で100%の密度になる。
HIPの工程は単に焼き固めるのではなく、どちらかと言うと粉どうしを鍛接していると考えた方が正しい様に思う。HIPで固まりになった後は溶製鋼と変わらずに、鍛錬圧延の工程になり製品の形態に加工される。
HIPで固めたままでもある程度使えるものにはなるそうだが、鍛錬圧延の工程を経た方が靭性が改善されると言う。およそ鍛造比を4以上掛けると改善は飽和するとの事。これは粉末表面に残る酸化皮膜が影響してるらしい。
粉末鋼は粉を焼き固めて作るから靭性が劣ると言う様な誤解があるが、それは高硬さを狙った鋼種によるイメージから来てるのだと思う。硬さを低めに設定した鋼種ならば、均一微細な組織により溶製鋼より高い靭性を得れる。
粉末を固めて作るから組織が細かくなる様な誤解があるが、組織を細かくしようとしたら粉末になったと考えた方がいい。
高合金鋼において、微細な組織=炭化物の微細化及び均一分布化には前(昨年6月)にも書いたが、凝固時の冷却速度を限りなく速くする必要がある。
このためにはガスアトマイズ法が用いられる。これは溶融原料に不活性ガスを噴きつけ噴霧し、急速冷却される事により粉末状の原料が得る方法である。
ガスアトマイズで得られる粉末の大きさは、大体100~300μm。
急速凝固した粉末一つひとつは、微細な組織を持つ事になる。つまり微細な組織を持つ粉末を固めるから微細な組織の鋼材ができるのであって、粉末を固めて作るから微細な組織の鋼材が出来る訳ではない。
粉末を固めるのが熱間静水圧圧縮法(HIP)による。これは粉末を金属カプセルに充填密封し、不活性ガスを用いて高圧を四方八方から掛けつつ、1100℃程度に加熱して圧密する。
カプセルに充填した時点では充填率は約65%程度であるが、高温高圧で圧密する事で100%の密度になる。
HIPの工程は単に焼き固めるのではなく、どちらかと言うと粉どうしを鍛接していると考えた方が正しい様に思う。HIPで固まりになった後は溶製鋼と変わらずに、鍛錬圧延の工程になり製品の形態に加工される。
HIPで固めたままでもある程度使えるものにはなるそうだが、鍛錬圧延の工程を経た方が靭性が改善されると言う。およそ鍛造比を4以上掛けると改善は飽和するとの事。これは粉末表面に残る酸化皮膜が影響してるらしい。
粉末鋼は粉を焼き固めて作るから靭性が劣ると言う様な誤解があるが、それは高硬さを狙った鋼種によるイメージから来てるのだと思う。硬さを低めに設定した鋼種ならば、均一微細な組織により溶製鋼より高い靭性を得れる。
2008年4月12日土曜日
まだ花粉症はつづく・・・
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