鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2016年3月16日水曜日

適当?

タングの穴あける。
これ用に長いドリルを買った。
いつも微妙に長さが足りなくて苦労していたw
 ヤスリである程度削る。
 後はタングをグリグリやって広げていく。
わざわざタングに溝切ってやらないで、これ用に治具を作ってやればいいのかもしれないな・・・

とりあえず大体嵌ったが、微妙に幅が足りないだな・・・
ブレードの身幅削って、もうちょっと細身にしてやるか。
この辺は臨機応変にw

2016年3月15日火曜日

ラブレスと鋼材

クルーシブルの154CMってのはAISI618に相当するらしい。
これは耐食性の転がり軸受(いわゆるベアリング)の規格の様だ。
日本のベアリング工業会の規格には440Mというものがあって、C0.95~1.20%、Si1.00%以下、Mn1.00%以下、Cr13.0~15.0%、Mo3.5~4.5%、と規定されてる。
これは440Cの改良鋼という位置づけで、440Cに含まれる巨大な一次炭化物(共晶炭化物)を極力抑えて疲労破壊を改善したものらしい。
ATS34ってのはこの規格に基づいて作られたのだと思う。

ラブレスが440CやD2をほとんど使わなかったのは、巨大な一次炭化物が含まれているのを知っていたからだと思う。
刃先に巨大な炭化物が出るのは精緻な刃付けは期待できないし、使ってるうちに脱落して切れ味の持続に問題がある。もっとも大きな炭化物はザラっと研いで使うには逆に役立つ場合もあるが、ラブレスはそういった使い方は良しとしなかったのかもしれない。

ナイフマガジンのラブレスの特集で、熱処理から上がったブレードの写真があったが、その表面の色は黒ずんだ色合いだった。あれっておそらく高温焼き戻しなのだと思う。
通常硬さと靭性のバランスがよい焼き戻し温度は200℃前後らしいが、二次硬化する鋼種の場合は高温焼き戻しで二次硬化させた方が靭性が高い様だ。
ATS34の場合500数十℃で焼き戻すと二次硬化する。
確かグリーンブックの巻末の解説には、ラブレスはポール・ボスのところに熱処理を出してると記載があったと思う。
二次硬化させて使うアイデアがラブレスなのかポール・ボスなのかは分からないが、これは凄く絶妙な事だと思う。
ロンデールのころよりリバーサイドになってから深いホローでエッジを薄く作ってる様に見えるが、これは154CMやATS34を使いはじめて、より粘りを持たせられる様になったからじゃなかろうか。
ラブレスは鋼材について冶金学的な知識をかなり持っていたのは確かな様だな。







2016年3月14日月曜日

浸けた

 やっとタレに漬けた。
革ってのはコラーゲンの細かい繊維が絡まって出来ている。
ウェットフォームの後の乾燥した状態は、この繊維が固まった状態になってる。
このままでは柔軟性がなく、無理に変形させると繊維同士が摩擦で傷んでしまう。
油脂を浸み込ますのは繊維の潤滑のためだ。
これに使う油脂は酸化しにくく抜けにくいものがいい。
型崩れしにくく適度な柔軟性を持たせ、長期間安定している必要がある。
タレはそのために作った。
市販の保革油でもいい物はあるが、成分が何が含まれているかわからない。
自分で作ったものなら安心だ。


この前の土曜に新宿のA&Fに行ってラブレスフェアを見てきた。
ショーケースの一画に20本ほどのラブレスが展示してあった。
ロンデールからリバーサイドにかけての物がほとんどだが、これだけ沢山のラブレスが一辺に見られる機会もないかもしれない。
4inc前後のユーティリティが何本も並べてあるのに興味深く見入った。同じタイプなのに、時代やその時々で姿が様々で面白い。
見に来ただけだというのに、5incのインプルーブドハンドルのユーティリティを触らせてもらった。
ロンデールの頃のヒルトのないマルーンリネンのハンドルは、意外とボリュームがあって迫力がある。
リバーサイドのかっちりした作りと違って、ロンデールのラブレスは少々荒々しい仕上がりだが、何とも言えないいい雰囲気がある。
いい物を見せてもらった。眼福だw

そのあと品川行ってフォールディングナイフショーを見てきた。
ショーのレポは他の人のブログでも見てくだされw
今回はヘアラインが気になって、色々見て回ってたなぁ・・・

2016年3月11日金曜日

どう使うか・・・

 ハンドルに使うのは、いつもの白骨化した鹿角。
頭付きの角だったので、文字通り白骨鹿角だったw
頭付きは対で手に入るので、落ち角より貴重だ。
同じ鋼材のブレードなので、兄弟ナイフでちょうどいいか。
 切ってみた。
この状態にならないとイメージがつかみにくいだな。

 根本の側の髄はこんな感じ。

先の側は髄が大きい。
ハンドルに加工するなら、根本の側にブレードを付けた方が削り代が大きいので都合がいい。
3.5inc前後のハンドルに使うには、和鹿の角ってのは非常に使いやすい。
蝦夷鹿だと髄が大きく、大きさも中途半端で使いにくい。
白骨化しているとエポキシが浸みやすいので、ブレードの接着にも都合がいい。
このところ染色して使っていないが、染料もよく染まるので、色々な使い方ができて結構面白いものだ。

さてどうやって使おうかな。
セミスキナーはこんな感じか・・・
ドロップはどうするか。
インプルーブドじゃなくいて、キリオンのあるコンベンショナルな削りにしても面白いか。
悩むな・・・

2016年3月10日木曜日

ギザギザ続く

ギザギザ刻む。
今度も二本まとめて作ってみる。
二本ぐらいが効率いいな。
気に入ったものは続けて作る。
練度を上げるにはこの方法がいい・・・

2016年3月6日日曜日

何とでもなる~

 ウェットフォーム生乾きのうちに、何回か抜き差ししてテンションを確認しておく。
緩いときはもう一度ウェットフォームして、縮む方向に成形してしまえばいい。
革って案外何とでも仕様があるから面白いw
なんとなく乾燥してきたので、コバを仕上げる。
鉋で削ってペーパー掛けして、最後は水つけて軍手で磨く。
自分の場合、染色したりコーティングする様な事はしない。

こっちはもう一本の方。
とりあえず縫った。
接着剤が固まってないので、ウェットフォームは明日に。
今日はここまで・・・

2016年3月5日土曜日

乾燥注意・・・

 ダブルステッチにするので、内側の縫い線を罫書く。
インプルーブドハンドルの場合、シースに収まるハンドルの部分は比較的厚みがあるので、必然的にダブルステッチにする必要がある。

菱目を切る。
 菱目は菱錐を通して広げておく。
自分の場合、使ってる菱錐が細く縫い目もちょっと細かい。
もっと太くて粗くすれば楽に縫えるんだろうか・・・?

 80ちょっとの縫い目なので、一本の糸で縫おうとすると3m必要だ。
いつも一本で縫ってしまうのだが、今回は途中で切れた・・・orz
乾燥してると切れやすいんだよな。
そもそも力いっぱい縫い締めるのがいけないのか?w

 大雑把に外形を削っておく。

 ぬるま湯に漬けてウェットフォーム。
自分の場合、中子まで十分に滲みるぐらいに漬けている。
その方が繊維が締まっていい。


先ずは先端付近の成型。

本体を差し込んでハンドル部分を成形。
しばらく放置プレイ~

 もう一本の方もやっとく。
同じ作業なので、こっちのは端折ったw
とりあえず仮のウェットフォームまで。

こっちのハンドルもなかなかいいなw

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