鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年7月22日日曜日

シース製作その6

ウェットホームして、一週間ほど干したら乾燥した。ものが小さく比較的に革厚が薄かったので、梅雨時期にしては早く乾燥した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 


コバを仕上る。ちょっと水を付けてペーパーで削るといい。400番程度まで掛けて、あとは水を少量付けて、軍手で磨くと飴色になって艶が出てくる。
おいらはコバに着色はしない。この風合いが好きだ。
 
 
 
 
 
 


仕上に特製のタレ?を染み込ませる。
革は蛋白質の細かい繊維が絡まって出来ている。
ウェットホーム出来るのは水を含む事により、繊維の絡まりが緩むからである。ウェットホームした後の乾燥した状態は、繊維どうしがくっ付いて固まった状態になってる。(だから硬くなってる。)
このままだと弾力がなく、繊維が摩擦されてひび割れが発生する原因になる。
そこで革に油や蝋を染み込ませるのである。繊維どうしを潤滑するので、適度な弾力を得られる。
おいらは蜜蝋を主成分に、何種類かの油と蝋を天然テレピン油に溶いて作った物を使ってる。
 
 
 
 


タレ?を湯煎して溶かす。
これを使う以前は、登山靴用のキウイってメーカーが作ってる「ウェットプルーフ」ってやつを、テレピン油に溶いて使ってた。臭いが取れるまで、ちょっと時間がかかるのが難点だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
溶けたらこの中にシースを漬けてしまう。物が小さかったので、直接ビンの中へ突っ込む。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
よく染みたら引き上げる。
染みたてはかなり濃い色をしているが、乾燥するともっと薄い色になる。
 
 
  
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
風通しのいい場所に干す。

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