鍛造暴威ナイフのヒルトは真鍮を使う事にした。
手持ちの真鍮棒材はどれも快削材の様だ。
快削真鍮には鉛が含まれている。ナイフのヒルトに使うのはどうなんだろか?
・・・と気になって快削材でない真鍮を探してみたが、市場にある棒材はほとんどが快削材の様だ。
仕方がないのでC2801(四六真鍮)の板材を入手した。
切ってみた。
普通に切れる。ちっと粘る感じがあるか・・・
ドリルで穴あけたら違いがよく分った。
快削材から比べると穴があきにくい。
やっぱり粘りがあるからか・・・?
ヤスリでの切削はそれほどやりにくいとは感じない。
ただ削れる量が少ない=時間がかかるって感じか。
別に滑って削りにくいって訳ではなく、削れているが切粉の量が少ないみたいだ。
硬さ自体はどちらも変わらない。
とりあえずブレイドにくっ付いた・・・
快削真鍮(C3604?)とC2801の違いは、プレスで潰してみるとさらによく分った。
左端が快削真鍮で中央がC2801。
快削真鍮はバリバリと割れてしまったが、C2801はよく伸びる。粘りが全然違う。
快削材でなくてもヤスリでの加工はそれ程難しくはない様だが、機械による加工はその違いが大きく出るのかもしれない。
鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・
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7 件のコメント:
やっぱり快削というだけあって機械加工はしやすいのですね。
圧力での実験面白いです。荷重には弱いようですが、衝撃などはどうなんでしょうか?気になりますね~。
シンヤ
旋盤にかけると、違いがはっきり判りますよ!やはり快削は挽いていて気持ちが良いです! 切粉も細かくシャ~と(笑 快削でないのは切粉も繋がったりで粘りが強いですね。精度が出ません。
快削材でない真鍮は『銅合金らしさ』が強く出てきて粘りますよね
C3604は切粉が細かくなるので、旋盤等では加工しやすいですが、割れやすいので基本的にカシメ加工は無理ですね~
同じ快削材でもC3602という材種ならカシメ加工しても割れにくいですよ
自分はヒルトのピンにC3602使ってます
最近は鉛の代わりにビスマスなどを添加して切削性を上げた、鉛フリーな快削材もありますよ
ものずきさん、こんばんは。Ben2です。
たぶん、快削材ではない真鍮って使った事ないと思います。
私の使う真鍮はハンズやホームセンターなどで普通に売ってる真鍮材です。
圧延?実験??、面白いですね。
金属の粘り具合が良くわかりますね。これだけ粘れる真鍮だったら…ちょっと使ってみたいです。
貴重な情報ありがとうございますm(_ _)m。
追伸
けど、皆さん良くご存知ですね…m(_ _)m。
ヒルトとして使う分には、強度はどちらでも十分なんじゃないかと思います。
問題は鉛なんですよね・・・まあ食材に突刺しっぱなしにしなければ、問題ないのかもしれないけれど・・・
やっぱり機械加工では違いがはっきり出るのですね。
精度が出ないって問題もあるんですね。
なるほど、快削材にもいくつかあって性質が違うんですね。
よく分らないのが棒材だと快削材しかない様ですが、快削材でないと引き抜き(押し出し?)出来ないんですかね?
C2801の棒材がないのが不思議でした。
ホームセンターで売ってる板材以外の真鍮のほとんどは、快削材なのかもしれないですね。
皆さん色々よく知ってますよねw
こうして知らない情報が手に入るのは、ありがたい事です。
アレにヒルトが着いたのですか。
仕上がりが楽しみです。
実はもうハンドルも付いてたりしますw
また記事にしますので、お楽しみに~
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