星山さんから「業務連絡してほしいから、遊びに来てよ~」と電話があったので行ってきた。
先ずは、この前の銀座のショーでエングレーブを依頼されたお客様へ。
こんな感じで出来ました。
太田さん(大田さん?)というナイフメーカのスリップジョイントのフォルダー。
太田さんの名前はたまに聞くけど、作品はほとんど見た事なかった。
アクション固めだが非常にしっかりした作りで、精度も素晴らしい。オープン状態のガタが縦方向はもちろん、横方向にもほとんど無かったのに驚いた。(スリップジョイントは固めの方が安心感があって好きだ)
フォールディングナイフは彫ってるとアクションが変ってしまうものがあるそうだが、これはそんな事がまったく無かったと、星山さんも感心していた。
もう一つ、クロウサギさんへ。
あんまり進んでないけど、ヒルトの形状整形ができたところです。(ステンレスヒルトなのでめんどくさそう・・・)
ヒルトをカシメてハンドル材を付ければ、大まかな形になります。
あとちょっとかな・・・?
この前やってた金象嵌はこんな感じに出来るようになったらしい。
画像では分りにくいが、スクロールの茎の部分に18金の線が埋め込まれてる。
18金だと硬くて埋め込みにくいそうだ。
24金を使うといいのか?・・・金かかるなw
面白い本を見せてもらった。
リントン・マッケンジーのエングレーブの解説本。
英文なので詳しくは分らなかったが、かなり細かくエングレーブについて解説している様だ。
えらくマニアックな本だなw
マッケンジーさんって知らんかったけど、数年前に亡くなってたのね・・・・
何と言っても面白いのは、マッケンジーが今まで彫った様々な作品が載っている事。
それもネガポジ反転したのが両開きで掲載されてて、彫りの細部がよく分る様にしてある。
タネをばらしてしまえば、星山さんはこれらを参考にデザインしているのだそうだ。
真似と言ってしまえばそれまでだが、これはナイフメーカーがラブレスをコピーするのと同じだと思う。
マッケンジー自身も、「真似できるならやってみろ~w」と言わんばかりに、この本に載せたのだと思う。
それにこの手のデザインは昔からあるもので、何がオリジナルってのも無いのかもしれない。
「あれは誰それの真似だ・・・」なんて言う事自体が馬鹿げた事だわなw
お願いしてた6incファイターは、片面がもうちょっとで出来上がる様だ。
ハンドル大分縮んでたけど、彫が入ると目立たなくなるだなw
出来上がりが楽しみ~
業務連絡の報酬にグリーンブックを頂いた・・・じゃなくて借りてきたw
これも興味深い本なのだが、如何せん値段が高くて買えなかった・・・
ラブレススタイルのナイフを作る人にとっては、バイブルみたいな本だな。
買える人は買っとけ~w
鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・
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6 件のコメント:
クロウサギです。
思いがけず業務連絡いただき、感謝です。
スゴイ業物になってきたようで、完成が待ち遠しいような、怖いような…
さて、話は変わりますが…
太田公明氏作のフォルダー、いいですね。
太田氏はかなり古くからナイフマガジン誌で紹介されていたんですけど、どちらかというとアメリカなどで有名ですよね。
(私の記憶では、焼き入れをご自分でされているという記事もあったように思います。)
フォルダーもいいですが、フィクスト(シースナイフ)もすごくいいですよ。
太田氏のHPで紹介されたんですが、最近、シュートナイフを作っていただきました。
クロウサギさん、どうもです~
なんか凄いですよw
太田さんってナイフメーカーは何人かいるみたいで、どちらのなんだろ?・・・なんて思ってましたw(太田さん、ごめんなさい・・・orz)
なかなか国内のショーに出る機会も少ない様で、幻のメーカーって感じですね。
シュートナイフ作ってもらったなんて、クロウサギさんもなかなか好きですね~
そうか、あの方亡くなってたんだなぁ~
お
知らぬうちにやめてたり亡くなってしまったメーカーさんって結構いるだね・・・
フォルダーな、ケースの臭いが
するねw
デ
まあこの手のも、元をたどればシェフィールド辺りのポケットナイフなんじゃねかw
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