鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2017年10月14日土曜日

使えば分かるか

 RWL34のドロップに刃付けした。
ちょっと硬いだな。まあ研ぎにくくはない。
癖はなくていい感じだ。

 とりあえず2本のうち1本出来上がり。
ブレード長90㎜、全長207mm。
リカッソで3.3㎜の厚さがあるが、背側を削り抜いてブレードは実質2.7㎜厚にしてある。
フラットグラインドの3.5incなら、ブレード厚は3㎜程度で十分だと思えてきた。

 肝心なところは今までと同じ様に手で削っているので、機械を使っても作風は変わらなかった。
大分楽に作れる様になったが、効率はそれほど上がってはいない。
今年完成したナイフはこれで2本目だった。


鹿角の模様を残すべきか悩んだが、思い切って削ってしまってよかった。
ぷっすっと刺したハンドル構造は中心がはっきりしないのでやりづらいが、割り切ってやれば面白く削れる。

所々模様が僅かに残って、かろうじて鹿角だった事が分かる。
多分水との親和性があるからなんだろうけど、ツルツルに磨いていても手によく馴染んで滑る事はない。
下手に合成樹脂を浸み込ませないで、オイルフィニッシュにしているのもいいのかもしれない。

自分は鹿猪猟には3.5incで十分だと思ってる。
今度の猟期はこれを使ってみるつもり。

RWL34の高温焼き戻しだったが、ブレードをマスキングテープで養生してしばらく置いていたら、表面にポツポツと小さな点状の腐食が出来た。
今までそんな事は起きた事がないが、8月後半から9月頭に天気が悪い時期があったので、湿度が影響したのかもしれない。
磨き直すか悩んだが、ピンホールの様な深さでないとはいえ、面倒だしどうせ自分で使うのでやめた。
何故腐食したかははっきりしないが、ひょっとすると高温焼き戻しなので耐食性に不利なのかもしれない。
まあこの辺は実際使ってみればはっきりする。

シース4つ分切り出した。

セミスキナーのハンドルを磨く。
バーキング使いこなせると楽なのかもしれないが、この方がベルトの種類必要ないし粉塵気にする事も無くていいか・・・w

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私もATS34で同様になったことがあるので、しばらく放置するときは養生を剥がしてさらに糊も落としてます。

ハンドル成形は大まかには機械で削りますが、ヤスリで削って仕上げるほうが楽しいですw
 HILTS

ものずき さんのコメント...

一度ハンドル磨くとき水が回ってピンホールが出来た事があったので、注意はしていたのですが油断ですねw
ハンドルに桐油塗って乾燥させるのに、窓に隙間作って外気当ててたのがいけなかったです。
マスキングテープは粘着剤によってブレード表面に多少跡が付きます。粘着剤により極僅かに表面が腐食するみたいです。
通常ならばコンパウンドで落とす事が出来るのであまり気にはしてません。一年そのまま放置プレイにしても大丈夫でしたw
しかし水分が入ると駄目みたいですね。
ハンドルは複雑な形状なので、ベルトで削ろうと思うと当て方に悩みます。
悩みながら削るより、ヤスリで削りたい様にやった方がはやいですw

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