鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2014年10月14日火曜日

ベンズ?

 4.5incブーツのシースも作らなければ・・・
中子をテーパー加工する。
地道に漉いていく。
 大体こんな感じ。
水付けてコバを磨く。
とりあえずここまで・・・

そういや関のナイフショーで中子について何人かのメーカーさんに聞かれた。
中子にはベンズといわれる革靴の底革用の物を使う。
鞣し方がヌメ革などとは違うらしく、密度が高くて適度な硬さとコシがある。
自分も以前はベンズを知らなくて、厚手の革や二枚重ねてプレスしたり硬化剤で固めた物を使ってた。
しかしこういった物をラブレスポーチの中子に使うと、摩耗が早かったり止めの部分が沈んで緩くなりやすかった。
中子にベンズを使う事を教えてくれたのは、シース作りの名人の中川さんだった。
以前はjkgがナイフフェスタというのをやっていて、その時に無料のセミナーで中川さんがシースの作り方について色々詳しく解説してくれた。
惜しい事に中川さんはその数年後に亡くなってしまった。
あの時教えてもらった事は大いに役立っている・・・

2014年10月13日月曜日

関の刃物祭



関の刃物祭に行ってきた。
今年は寄り道せずに一日目に関に向かった。
土曜の朝4時ごろにうちを出て、関に着いたのは昼前だった。混んでた訳でないが、のんびり走ると時間がかかる・・・

先ずはセトカトラリーに寄ってみた。
大きなショールームには様々なナイフが展示してある。ラブレスも結構あった。良いもの見れたw
ナイフ資料館ってのもあって、アンティークナイフが沢山展示してある。これも結構面白い。




オイルストーンが安かったので三つほど買った。
鋼材ないの?と聞いてみたら、でっかい倉庫に案内してくれた。
いろんな商品がストックしてあって圧巻だった。
その中の一角にナイフ材料が置いてあって、その中から適当に選べという。
値段が分からず下手に選ぶと偉い買い物になりそうなので、目に付いたS30Vの切れ端を手に取った。
「半分の大きさで・・・(?)割引で消費税サービスで・・・」と電卓で計算してくれた値段は49000円だった。安かったのだろうか・・・?

ちょっと前にセトカトラリーでSPGⅡがやたら安く売ってたのだが、その事について聞いてみた。
「あの時電話くれたお客さんですか~w」と覚えていてくれてて、事の真相と顛末を教えてくれた。
なんだかな~・・・って感じw
次はアピセに行ってナイフショーを見学。
相変わらず会場は広いのにカスタムメーカーのテーブルは小さめ・・・まあ見て歩きやすくていいかw
JKGが次の週なので、連ちゃんで出るメーカーさんは大変だ。お疲れ様です。


二日目だと売り切れてなくなってる事が多い武生の鋼材だが、今年はVG10の積層材を買ってきた。3500円だった。3枚しか残ってなかったな・・・
SPGⅡの薄物が欲しかったが、今年は持ってこなかったとの事。
いつも来てる専務はいなかった。なんでも今度社長になったとか。若いのに大変だなw

他には大同の1Kを3mmと2mmを買った。それぞれ一枚500円。偉い安い鋼材だな・・・
菊ナイフの若い衆に「今日こそ買ってって~」とマイカルタを勧められた。そういや銀座のショーでも勧められたっけw
11mm厚のが2000円なので、これ一枚にしようと思ったら、16mm厚のでっかいのも勧められる。
半分にして2500円なら買ってくと言うと、半分じゃ3000円だって・・・
ん~と迷ってると、社長が「4000円でいいよ~」ってなって二枚買ってきた。
分厚いマイカルタはどう使うかな・・・

ナイフショーを夕方まで見た後は、岐阜市内に行って健康ランドで一泊。
1700円で風呂入れて雑魚寝だが平な場所で寝れるのがありがたい。

翌朝はフェザーの駐車場に車を止めて、歩いてGサカイに行く。2km近くあるんだな・・・
Gサカイのまん前で、デのとっつぁんとばったり出会う。妙なところで会うもんだw

鷹がいるだな・・・

今年こそはメイド姿の紅さん見れるかと思ったが、出張で関には来てなかったのが残念・・・
Gサカイを見学。
工場の脇のスクラップ置き場を覗いたら、抜き形が沢山あった。
錆びてないのはH1か?
町田さんが槍鉋の実演やってた。
ちょっとやらしてもらったが結構難しい。
「切子出すために削るんじゃないよw」と、確かに平にけずれりゃいいんだよな。高い所をちょいちょいと削ればいいんだな。
でも切子がピューっと出ると面白いなw

鹿角一本までなら無料とあった。
もう一本欲しかったので、300円で二本って事にして貰ってきた。
落ち角なので染めて使える。ありがたや~

とっつぁんとGサカイからシャトルバス?に乗ってフェザーミュージアムとナイフショー会場に行く。

本多式切味試験機って実物見たのははじめてだw
刃物祭のメインは通りに並ぶ出店なんだな。
包丁がやたらに多いいし、ナイフも結構沢山ある。
端から端まで見て歩くと、かなりの距離があってくたびれるw
しかしこれだけよく人が集まるものだなぁ・・・
さすが刃物の街だw















出店で昔ながらの肥後守を買った。300円だった。
最近は肥後守も高級化したのか、こんな値段で買える物はなくなっただな・・・
夕方になってから河原に行って恒例のoff会。
デビルちゃんこに焼肉等、ご馳走さんでしたw

結局入れ替わりで7人来ただな。
皆さんお疲れさんでした~

ドラさんのバタフリャ~、なかなかいいだな。
バタフライナイフは肥後守に通じるところがあって、道具としては結構便利な物だとは思うが、如何せんイメージが悪くなってしまったのが残念だ・・・

デのとっつぁんにお土産貰った。
ZDP189のブレードに大同1Kのナイフ。
大同1Kは試験用にちょうどよかったw
とっつぁん、ありがとよ~

今年も色々妙な物を買ってきた。交通費考えると決して安くはないが、まあお祭楽しんだついでの買い物と思えばいい。
今年も面白かったw

2014年10月9日木曜日

なんとか間に合うな・・・

 乾いてきたのでコバを仕上げる。
先ずはバーキングのベルト使って荒削り。
 400番までペーパー掛けて、ちょっと水付けて軍手で磨く。
コバも色は塗らない。
コバは普通ラウンドして仕上げるのだろうが、自分は平にしている。登山靴の靴底のイメージがあって、この方が自分は好きだ。
もうしばらく乾燥を待つ。
猟期に間に合いそうだ・・・

2014年10月8日水曜日

月が隠れた・・・



 シングルステッチにして、出来るだけ幅を狭くした方がいいか?と悩んだが、どうせだからとダブルステッチにする事にした。
中子の際を罫書いておく。
銀面に罫書いても、ウェットフォームで消えてしまうので心配ない。










ルレットで菱目の位置を決める。















菱目をあける。
微妙に曲がってる菱目錐が都合がいいw



















あけた菱目を菱目錐を使って広げておく。
手間だけどいつもこうしてる。
裏面の並びが多少曲がっても、この時に無理くり直してしまうw





一本で縫ったら3mちょっとかかった。
糸の長さは
(縫う厚み+菱目のピッチ)×菱目の数×2+(10~20cmぐらい)
こうして決めとけば、途中で足りなくなる心配はないw

ウェットフォームする。
色々とやり方はあるのだろうけど、自分の場合は芯まで染みるぐらいに漬ける。
こうする事で革の繊維が締まるし、菱目もしっかり締まっていい。
整形する。
なんともでっかいな・・・
今日は皆既月食だった。
時折雲に隠れたがよく見れた。
たまのお月見もいいものだ・・・

2014年10月7日火曜日

やっとここまで・・・

ベンズから中子を切り出す。
内側のコバを磨く。
とくにヒルトの滑る面は減らないように潰しておく。
自分は色は塗らない。

接着前に穴あけて刻印打っとく。
最近はNCで安く刻印が作れるが、これは星山さんによる手彫りなのがいい。唯一無二。偽物は作れないぜ~w
 接着する。
接着剤は変成シリコーン系の物を使ってる。
貼り付ける。
ハンマーで叩いて密着させる。
うっかり接着剤をあちこちくっ付けてしまう事があるが、完全に固まる前ならパーツクリーナーで拭き取れる。慌てない~w
まだまだ続く・・・

2014年10月6日月曜日

革細工は続く・・・

ベルトループの菱目あけ。
内側は糸を沈めるために溝を彫る。
 縫ったら叩きしめる。
 中子の型を作る。
めんどくさくなって今日はここまで。
なんだ?

2014年10月3日金曜日

革細工~



折り曲げの溝を切る。
 コバと床面を磨く。
 ベルトループの折り曲げ部の銀面を漉く。
仮のウェットフォームする。
本当はベルトループを縫ってからやるべきだが、ベルトループの位置関係を調整したかったのでこの時点でやった。
まだ続く・・・

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