セメントがマルテンサイトに変態した生地の鉄で、砂が炭化物と考えるといい。セメントだけではあまり耐磨耗性がないが、硬い砂が均一に分布する事で耐摩耗性が向上する。
ステンレス鋼はこのコンクリートの中に、共晶炭化物に相当する砂利が所々に混ざってる様な物。また「混ぜ物(Crなどの合金元素)」の影響で砂や砂利が非常に硬く、セメントの部分も粘りが出てる。多くのステンレス鋼の刃物が研ぎにくいは、この様に炭化物の耐摩耗性が良すぎる事と、生地に粘りが出て返りが取り難くなるからだと思う。研ぎにくいから故、炭素鋼の刃物の様なべた研ぎでなく、多くが小刃研ぎになるのは必然なのかもしれない。
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