鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年5月28日月曜日

鋼材について 3

ステンレス鋼の炭化物は細かくないと書いたが、それはあくまで炭素鋼と比較しての話だ。誤解のない様に言うが、炭化物が荒いからと言って、まったく使い物にならない訳ではない。炭化物が荒いと滑らかな刃は付かないが、例えばスチール棒でジャリジャリ研ぎながら使う、肉切包丁の様な用途にはちょうど良いだろう。
ではなぜ炭化物が荒いかと言うと、ステンレス鋼の様な高合金鋼には、共晶炭化物が組織中の存在しているからである。これがなぜ発生するのかは、また別の機会に書きたいと思う。
通常ステンレス鋼ならば、CとCrの含有量が多くなると、粗大な共晶炭化物が多くなる。440CやD2(ステンレスでないが)などは、数十μm程度の大きな共晶炭化物が存在する。この様な鋼種ではよく研ぎ上げても、髭をそってみるとその荒さを体感する事ができる。髭は切れるがざらざらと皮膚にあたり、剃り心地が悪い。最悪、血だらけになる事もある。

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