鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年5月12日土曜日

8incファイター?その1

なにげにサブヒルトの付いたファイターが作りたくなった。
 
前にナイフショーで見たのを思い出しながら、デザインを書く。
図は投影法で、デッサンでなく外形を実線で引いて書く事にしてる。この方がサイズの検討がしやすい。
おいらも余り詳しくはないのだが、ラブレススタイルのナイフは、各部の寸法に法則の様なものがあるみたいだ。
例えばファスナーボルトの位置や、ブレイドベベルとバックベベルの幅の比率なんかに、一定の決まりがある様だ。
この辺の事を注意しないと、なんか変な雰囲気のデザインになっちゃうみたいだ。

 

書いた図をコピーして、これを1mm厚の鉄板に貼り付けて、外形を上から罫書く。
罫書いたら切り出して、型板を作る。

ナイフを作る時は、必ず型板を作る事にしている。
この方が全体的なバランスの確認がしやすい。








鋼材は6mm厚のATS34。
普通この手のモデルだと8mm厚ぐらいの鋼材を使うみたいだけど、それはホローグラインドの場合。
フラットグラインドなので、ホローグラインドより20%ほど薄くする。
この点は重要な事で、とかくプロのデザインを真似る事が多いが、厚さも真似てフラットで作ると実用性に問題が出る。(もっともファイターなんて実用性ないが・・・)
実用ナイフならば、ブレイドベベルの角度と幅を決めて、必要な厚さを割り出すようにする。
今回のファイターはベベル角が約20°。








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