鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2007年7月18日水曜日

シース製作その3

中子を切出す。以前は表革と同じ物を重ねたり、プレスして固めた物を使ったりもしていたが、今は靴底用のベンズと言われる5mm厚の物を使ってる。問屋さんを回って、売ってる所をやっと見つけた。
イタリア物とイギリス物と日本製があって、イタリアのは柔らかく、イギリスの方が硬く、日本のはその中間なんだそうだ。
 
 
 
 



切出した中子の内側になる部分のコバを仕上る。
仮組みをくりかえして、ヒルトの収まる部分をよく検討し調整する。この部分がうまくいかないと、ナイフを収めた時にカッチリいかなくなる。
 
 
 
 
 



 
中子を接着する。接着面は罫書針で荒らしておく。サンドペーパーだと削れて粉がでるので、この方法でやってる。
銀面は剥かなくても、これで十分付く。
 
 
 
 
 
 
 

 
中子を片方に接着した時点で、水抜きの穴をあけるのを忘れていた。(よく忘れるw)
革ポンチで3mm程度の穴を打つ。(銀面から打つ。)
ブレイドを収めた時に、ポイントが通らない位置にあける。(でないとポイントが引っかかって、突き出る事がある。)
 
 
 
 
 

 
ナイフの収まりを見ながら、もう一方の側を接着する。接着剤はダイアボンドのNo888。
クリップで固定して固まるのを待つ。この手のクリップはそのまま使うと色が移ることがあるので、接触する面にテープなどを張っておくといい。
 
 
 
 


 

切出しの精度がいまいち悪かったので、コバが大分ずれてた・・・
削って揃える。
隣に写ってるのは大分前に作った4incのドロップ。キャンプに使ってるやつだが、普段から汎用に使ってる。意外と木工などにも使いやすい。
 
 
 
 



 
削った後にサンドペーパーで整えて縁も落とす。
一応、形になった・・・

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