鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2010年5月7日金曜日

道路はつづくよ~♪

今年の五月の連休は曜日の並びがよかったのと仕事があまり忙しくなかったので 、ちょっと思いついて高速使ってどこまで行けるか試してみる事にした。
南下して九州を目指してみる。
前にサラリーマンを辞めた時に、沖縄の離島をバイクで3ヶ月かけて廻った事があった。その帰り道に九州を縦断した事が忘れられない。
 
 
 
 
朝4時ごろに家を出て、八王子ICから中央道に乗る。大阪から先は中国道に進み、夜の9時過ぎに下関にたどり着いた。連休の割りには渋滞にはまることなく、順調に来る事ができた。
去年の秋は広島までで挫折したが、あの時は山陽道回りで行ったのが敗因だった。中国道は山間の辺鄙な場所を通ってるので、比較的交通量が少ないのかもしれない。
 
 
 
 
 
 

壇ノ浦を渡ったら九州を縦断して、宮崎ICで高速を下りた。ETCの特別割引で、八王子ICから2100円だった。そのかわりガソリンは高かったなぁ・・・
宮崎からは鬼の洗濯岩を見つつ、海岸線をたどり南下する。
なんとなく南国の雰囲気になってきた。
  
 
 
 
 
 
 
 
  
大隈半島に出て内之浦のロケット発射場を見学した。
子供のころ九州を旅行した時に来た事があったので、実に三十数年ぶりだったので懐かしい。
文部省管轄だった宇宙科学研究所が主に固体ロケットの打ち上げに使っていた場所で、JAXAに統合されてからは固体ロケットの研究は下火になったためか、最近はこの発射場は使われずにいる様な感じだった。
  
 
 
 
 
 
九州最南端の佐多岬に向かう。
大隈半島先端の東側は人家が少なく、えらくひどい道なのにはまいったが、眺める海は美しい。
えらい道を乗り越えて佐多岬まで行ったが、時間切れで先端までは行けなかった。17時閉園だって・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
桜島に行ったら、運良く噴火の瞬間を見る事ができた。
時折火口から火柱が出て、噴煙の中では稲妻が走るのが見えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
桜島を一周している最中にも、また結構大きな噴火がおきた。
「おぉ~、凄ぇ~」なんて見ていると、砂粒がパラパラと落ちてきた。灰なんてもんじゃなく砂嵐みたいだw
ちょっと行った風下の町は物凄い砂嵐で、まるで砂漠の町の様だった。よく住んでられるなぁと感心してしまった。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

鹿児島湾をぐるっと廻り指宿に出た。
町の中の温泉はえらい混み様だったが、外れの町営の方はあまり知られてないのか、それほど混んではいなかった。しかしそれでも砂風呂は1時間待ちの行列だった。
砂に埋もれてみたい気もしたが、待つのも面倒なので断念・・・
 
遠くに見えるのが開聞岳。
ここまできれいな円錐形の山は見た事がない。 
 
 
 
 
   
開聞岳を探検。
山に登れる道はない様だ。急峻すぎて登れないのだろうか?
麓を一周する道路はあった。しかし海側の道はひどい・・・
海側の道の入り口には、車一台分の幅しかないトンネルが数百mも続いてる。
入る前に様子を見ていたら、向こうから車がやって来た。いきなり入らなくてよかったw
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
開聞岳を一周して、そう言えば JR線の最南端駅が近くにあるはずだと思い出し行ってみる。
指宿枕崎線の西大山駅。
なんて事のない無人駅だが、鉄ちゃんがカメラかついで大勢来ていた。
開聞岳はどこから見ても、みごとなとんがり具合だ。
 
 
 
 
 
 
 
 
水俣の手前から長島に行き、そこからフェリーで天草に渡る。
天草からさらにフェリーで島原に渡ろうかと思ったが、二便待ちで2時間近くかかるのでやめといた。よくよく考えたら長崎方面はえらい混み方になりそうだったので、やめて正解だったかもしれない。
もう海岸線を走るのも飽きてきたので、天草から阿蘇の方面に向かう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阿蘇に向かう途中、見つけた石橋。
ちょっと歪んでいるが、なかなか頑丈そうな作りだ。
注意して見ていると、あちこちにこの様な石橋があった。
そう言えば通潤橋とかいう水道橋もこの辺りにあったのを思い出した。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
探してみたら結構近くにあったので、通潤橋を見に行った。運良く放水中だった。
小学校の教科書か何かでこの橋の事を知って、いつか実物を見てみたいと思っていた。
思ったより大きな橋だったのに驚いた。
この辺りは阿蘇の外輪山の中腹で棚田が多く見られた。水源は豊富なのだが田に水を引くために、さらに高い位置からトンネルや橋を作り水を廻している。特殊鋼なんて無かった時代に石を切り出すのは、とても大変な作業だったのではないだろうか。隙間無く積み上げられた石積みは見事なものだ。
通潤橋の下を流れる川のすぐ下流には、大きな滝があり遊歩道になっていた。つり橋などもあり、なかなか景色がよく面白いコースだった。
 
 
 
 
通潤橋から6kmほど上流にある、水源の円形分水路。
円周を7:3の割合で仕切り、噴きこぼれる水をその分量にして二つの水路に分配している 。
近年になり作られたものらしいが、シンプルで合理的な設備に感心させられた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
阿蘇山から煙が出てる。
前に来た時は有毒ガス発生中により、火口に近づく事ができなかったが、今回もあまりの混雑で行く事ができなかった・・・残念。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前に来た時、阿蘇山の中腹にプリンの様な山があり不思議に思っていたが、これは米塚という小さな火山の跡らしい。
周りは牧草地になっている。登ろうと思えば簡単そうな山だが、現在は立ち入り禁止になっている。 何とも不思議な眺めだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
住友金属小倉の高炉。
帰り道に北九州市の戸畑周辺の工業地帯を探索してきた。
この辺りは製鉄所などの鉄鋼関係の大きな工場が建ち並んでいて、眺めていて面白い。
多くの工場は休みだったので、紛れ込むにはちょうどよかったw 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
関門海峡を渡る前に、関門橋の真下に行ってみた。この上が高速道になっている。しかしでっかい橋だな・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
帰りは国道3号の関門トンネルを通ってきた。
前にバイクで来た時は、この横に通ってる歩道用トンネルをバイクを押して帰ってきたっけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
山口県側に出てすぐの所にある、火の山公園に行ってみた。
明治から戦中にかけて、砲台を設置していた場所との事で、それらの遺構が多数残り散策コースになっている。
ここからは関門海峡を一望でき、眺めはすばらしい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
公園内になぜか戦艦大和の主砲弾があった。
博物館などに置いてあるのは、大抵模型がほとんどだが、砲弾の実物があるのには驚いた。
火薬処理会社が瀬戸内海で引き上げた物らしい。
貴重な物だと思うのだが、雨ざらしで展示していていいのだろうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
小月ICより中国道に入る。
前にバイクで通った時に思ったが、九州北部から島根にかけては、なぜか赤い瓦屋根の家が多い。
確か出雲大社辺りより東になると、ほとんど黒い瓦屋根に変わったのに不思議に思ったっけ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大阪と名古屋辺りで渋滞にはまるのもいやだから、舞鶴若狭自動車道で日本海側に出る。一般道を敦賀まで行き、ここから北陸道に入る。
敦賀のちょっと手前で、高速増殖炉の「もんじゅ」を見てきた。
なにやら忙しそうに作業している音が響いていた。後で知ったが、次の日から十数年ぶりに運転を再開するためだった。
この辺りのや海は非常に綺麗だ。夏は混むんだろうな・・・
 
北陸道から上信越道を経由して、関越道の東松山ICで下りて帰って来た。
上信越の事故渋滞と、お決まりの関越花園IC周辺のノロノロがあったが、大きな渋滞にはまらず順調に帰って来れた。
 
ずっと車中拍で、地元の人が行く様な安い温泉にしか入らず、さして美味い物も食わずで、ひたすら走り回っただけだったw
しかしいつも思うのは、自分でバイクや車で走ってみると日本は以外に広くて、結構面白い所が沢山あるって事。海外もいいかも知れんが、まだ日本も捨てたもんじゃないねw

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

南方面、お疲れさん。
今度は北方面か?w
ソッチ方面で、一番の思い出は、北海道
ツーリング。
2番目は、電車使った東北ブラブラ。
奥入瀬が良かったナ。

koe さんのコメント...

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ものずき さんのコメント...

北海道もいいよね。前はよくアンモナイト取りに行ったわ。
電車の旅も楽しそうだよな。時間があったらやってみたい。

遊び歩いてた(走ってた?)のさ~w

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