鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2012年10月9日火曜日

炭素鋼っていいな~

川崎刀匠のところで鍛造したブレイドを研いでみた。
先ずは荒砥代りのダイヤ砥石で成形する。
さすが割込みの炭素鋼、研ぎやすい。ステンレス鋼じゃこんな具合にやっても、とてもじゃないが砥げやしない。









とりあえず1000番まで研いだ。
研ぎ上げれば恐ろしく切れそうだw

自分が鍛造した状態だと平作りのスキナーの様な形になっていたが、最終的に川崎さんに修正してもらって、真直ぐで鎬作りの形になった。
驚いたのは峰の厚さが、元から切先にかけて、測った様に同じ厚さで真直ぐに成形されている事。
あれだけグニャグニャになってた物が、ここまで直せるものなのかと・・・さすがだ・・・

目下の悩みは酸化皮膜を取るべきかどうか。
ヒルトを付けるには皮膜を一度落としたい。
サンドブラストで落として、後でタンニンで黒く染めるか?



おまけ。
じゅんの猫パンチは強烈だぜぇ~

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ワシなら、黒皮は取り去る。
鎚痕のへこみから錆びてきたら
カナワンw
デ

ものずき さんのコメント...

まあ炭素鋼だから、使ってりゃ多かれすくなかれ錆びるからな。
さてどうするかw

アキ さんのコメント...

地鉄は柔らかいので、もうひと削りして、平面を出す事も、彫り物をしたり、nameをいれることもできますよー

ものずき さんのコメント...

かっこよく鏨で銘が切れるといいなぁ。
でもただでさえ字書くの下手だからw
彫り入れるのも面白そうですね。
悩むなぁ・・・

匿名 さんのコメント...

 島根県安来市に巨大な工場を構える日立金属が開発した新型冷間工具鋼 SLD-MAGIC(S-MAGIC)は微量な有機物の表面吸着により、金属では不可能といわれていた自己潤滑性能を実現した。この有機物の種類は広範囲で生物系から鉱物油に至る広い範囲で駆動するトライボケミカル反応を誘導する合金設計となっている。潤滑機械の設計思想を根本から変える革命的先端材料いうものもある。
 このトライボケミカル反応にもノーベル物理学賞で有名になったグラフェン構造になるようになる機構らしいが応用化の速度にはインパクトがある。

匿名 さんのコメント...

「世界最小の分子結晶ボールベアリング」
先日、その工具鋼の自己潤滑性とかいう話を日本トライボロジー学会で聞いたが、モリブデンとかカーボン、それにDLCコーティングなどの怪しげな論説とも整合し、油中添加剤の極圧効果にも拡張できる話は面白かった。ひらたくいえば世界初の本格的ナノマシンが表面に自己組織化されて、滑りが良くなるということだ。

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