鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2012年12月24日月曜日

丸洗いできます・・・

 昨日も出動してきた。
まだ雪はそれほどない。
晴れていたが、日陰のためえらく寒い。
タツマに誰が付けたか温度計がぶら下がっていて、目盛は-6℃を指していた。
先々週は-9℃だったから、ちっとはましか・・・
 タツマで待つのは寒くてたまらないので、ガストーチを持っていった。
口金がイワタニと同じだったので、イワタニのストーブ用のガス缶が使えて便利。

今回のタツマはライフル用の場所なので見晴らしがいい。
遠い所は200mぐらいあるが、そんなの狙えるわけがないw
ぎりぎりまで待って引きつけて撃てとの事だったが、結局獲物は来なかった。

上の方のタツマで一頭獲れたから回収に向かう。若い雄鹿だった。
この場で解体して回収する事にした。

胃袋の中身は笹の葉とドングリが沢山詰っていた。
この時期はまだ笹などの餌が豊富にあるが、もうしばらくすると笹もなくなり木の皮を食べる様になって、胃の中は茶色ものばかりになる。
そうなると肉の味が今一だ。木の皮の渋みが肉に付くのだろうか。
獣の肉の味は地方によって色々違いがある様だが、食ってる物の違いで味や風味が変わるのだと思う。
 勢子が雌の猪を仕留めた。このグループでは勢子が獲物を仕留める事が多い。
この日は鹿三頭に猪一頭だった。
今回から鍛造スキナーを使ってみた。
白紙2号はやたらと硬く焼が入っているのか、荒研ぎで刃付けをしてるとポロポロ欠けてなかなか刃が付かなかった。
ある程度削り込んだら少しはましになったが、それでも欠け易い。最終的に騙し騙し研いで刃を付けた。
これ使えるのか?・・・と思っていたが、ちゃんと使えて一安心w
ステンレス鋼とは違った切れ味で面白い。
意図してデザインした物でなく、なんとなく出来てしまったナイフだったが、使ってみるとなかなか具合がいい。これからも活躍してくれそうだw
 グループの人達が使うナイフは、有名カスタムからファクトリー物と、和式の鍛造刃物や普通の包丁、果ては怪しげな自作ナイフと実に様々な物を使っている。
そんななかでラブレスのナイフを使ってる人もいる。
ケーパーフィンではないか?との事だが、3.5incぐらいの大きさだろうか、大分研ぎ減っている。
大切に使い込まれていて、未使用のナイフとは違った美しさがある。いいなぁ・・・
 猟場で解体に使って、洗うの忘れて持って帰って来てしまった・・・
おまけに崖を下る時こけて、シースがぼろくなっているw
カイデックスや木で作っていたら砕けてたかもしれない。
この前は車に乗る時に、ドアに思いっきり挟んだ事もあったw
革は適度な弾力があっていいのかもしれない。
 血でドロドロだったので丸洗いしてしまう。
革シースでも、こんな事やっても平気だw
一日乾かした後に、表面にタレを薄く塗っておく。
当たって凹んだ部分を叩いて直した。
ちっとは傷が目立たなくなったかw
前の猟期の途中から使い始めた8inc暴威ナイフだったが、随分傷だらけになってきたなぁ・・・

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

道具としてのナイフは良い味が
出てるね。
飾りは、いつ見ても同じw
お疲れさん
デ

ものずき さんのコメント...

傷が付いても、それも思い出の一つになるわけだからw
使い込んだ物ってのは、いい雰囲気がでるよね。

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