改良タレで作ったシースが今一気に入らないので作り直す事にした。
2.5incの鹿角小ナイフ用なのだが、今回も3.5mm(実質4mm)厚の革で作る。
折り目の溝切りだが、U溝かV溝で迷っていたが、結局臨機応変で使い分ける様にしている。
V溝はやや鋭角過ぎて、厚みがあると彫り幅が足りない事がある。そんな時はV溝彫った後にU溝で幅を調整するといい様だ。
鈴木さんの真似して仮のウェットホームをする様にしてからは、ポーチタイプシースのテンションで悩む事がなくなったw
ベルトループの折り返し部分の銀面を漉く。
両端は少し残しておく。
以前中川さんに、「革の強度は銀面で8割もってるんだ」と聞いた。だから折り返し部分の床面に溝を切っても大丈夫なのだと・・・
しかしベルトループのこの部分は漉いてしまっていいのか?と、ちょっと疑問に思っていた。中川さんに聞こうと思って忘れてたら、そのうち亡くなられて聞けずじまいになってしまった・・・
しかしよくよく考えてみると、漉かないで折り返すと銀面はしわになって、強度にはなんら付与しないんだな。
しわになるだけで折り返しがすっきりしないなら、漉いてしまえって事なのかもしれない。
ポーチタイプの悩みの種は、キリオンが止める部分が使ってるうちに沈んでガタが出てしまう事。
ダブルステッチで縫い固めておくと多少はいい様だが、今回はなるべくコンパクトに作りたいので、シングルステッチにするつもり。
そこで試しに中子のキリオンの収まる部分を縫っておく事にした。多少はましになるかもしれない・・・
つづく・・・
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