鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・
2014年2月19日水曜日
大きさ色々
3incのセミスキナー。
スキニングの時はブレードバックに人差し指を添えて、こんな感じで持って使ってる。
ちょっと力を入れたい時は、ハンドルエンドを掌で包む様にして持つといい。
肉を切り取る時なんかは、こんな持ち方する事が多い。
ハンドルをぎゅっと握って使う事ってのは、ほとんどない。
3incの大きさだと、キリオンからハンドルエンドの突き出しの間は狭いので、指4本を掛けるにはきつい。
鉛筆を削る様な場合では、この間には人差し指、中指、薬指をかけて、小指はハンドルエンドに添える程度で使う。
ブレードの大きさが小さいので、そもそもそんなに大きな力を掛ける事がないので、ハンドルはこの大きさで十分なのだ。
昔作った4incのドロップ。
ぎゅっと握るとハンドルの腹には指を4本掛ける事は出来るが、ちっと窮屈。
ラブレスのハンティングナイフってのは、鉈の様に振り下ろして使う事は想定していないのだと思う。そもそもハンドルエンドの背側がなだらかに落ちているので、振り下ろして使うと力が逃げやすい。それに薄いホローグラインドだと、その様な用途には向かないし。
だからブレードに対してハンドルが短めにデザインされてるのだと思う。短めの方が意外と色々な持ち方に対応できる。
しかし4incもあると、ハンドルエンドを包む様に持つには持て余す。
ハンドル自体も身幅があってゴロゴロしがちである。
ブレード、ハンドルともに長くなるので、力点と作用点の距離が離れて、ちっとくたびれる・・・腕力があるならいいのかもしれないがW
3.5incドロップなら持て余す事なくちょうどいい。
ブレードの長さとハンドルの大きさのバランスが、自分にとってはいいと思っている。
狩猟用のナイフというと、でっかくてゴツイナイフを想像する人がいるかもしれないが、和鹿や猪を解体するのには、3inc程度の大きさもあれば十分やれる。
先日友人があるイベントで、鹿の解体をビクトリノックスのアーミーナイフでやったそうだが、十分に使えて首の骨まで落す事が出来たそうだ。
猟の師匠もよく言っていた。「相撲取りの盲腸の手術するのに、包丁みたいなでっかいメスは使わないでしょw普通の人と同じメス使うよね?だから猟で使うナイフはせいぜい4incもあれば十分ですw」と。
もっとも刃物なんて使いようなので、どんな大きさでも使い方次第で何とかなってしまう。
どの大きさがベストなんてのは一概には言えない。
狩猟の現場だと、その土地の習慣やグループでの流儀みたいのみたいのもあるので、大きさや形状については何が一番いいってのはない様だ。だからこそ色々なモデルのナイフがあって、作る楽しみがあるのだろう・・・
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6 件のコメント:
R2の端材の寸法が丁度良いねw
デ
コンテストの寸評でハンドルが長いと言われた僕ですw
それで新しいデザインのやつは5ミリ縮めましたが、まだ縮め足りないかも。
自分の好みと他人の好みとコンテスト受けと、それぞれ差がありますよね…
雄
相田さんの3”セミスキナーは3.5フィンガーと考えたら絶妙ですね。
HILTS
ワタシの場合、獣の解体はした事ないですが、
他の用途でも2.5~3.5インチぐらいが使いやすいサイズだと思ってますね~
もちろん用途、使い方で変わりますが、その中でも3.5インチが一番好きかな
握った感じも大き過ぎないし、ブレードも持て余す事なくちょうど良く感じますね
バランスで見ると、3.5inchがいいように思えますね。
ハンドルの長さの考察も面白いです。
エンバン教祖様の4.5inchドロップは、ハンドルエンドにボリュームがあり、抜きやすさとともに、エンドを包むような持ち方にも向いているように思っています。
いろいろと手元のナイフで握りながら確かめてみます。
あの端材は2.5incがいいね。
あれで作ったセミスキナーはなかなかいいぞw
人によっての好みもあるから、難しいところですね。
でも人間の手で持って使うものですから、用途が決まってくると、デザインや大きさはある範囲内に収まるものなのかもしれないです。
相田さんの3incセミスキナーは絶妙なサイズですね。
使ってみてその良さが分りましたw
ラブレスのセミスキナーとドロップを見ていると、大体3・1/8~3・7/8incの間のサイズが多いみたいですね。
欧米人でこの大きさが標準ならば、日本人はせいぜい3.5incもあれば十分なのかもしれないです。
ハンドル形状は人によって好みがあるので、非常に難しいところですね。
ラブレススタイルのナイフ作ってるメーカーさんにより、微妙にそれぞれ違いがあって、ショーで見て歩くのが楽しかったりしますw
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