鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2013年11月12日火曜日

刀剣ナイフ鑑賞会の報告 (ナイフ偏)

そんでもってナイフ偏。

今回のoff会でナイフの展示の中で一番高価な代物か?
片山さんのラブレスファイター。
確か知合いの遺品整理の時に入手したんだっけ?
自衛隊の演習(片山さんは自衛隊の予備役)に持って行って、錆びさせてしまったって・・・あんた、こんなの使っちゃだめだがな~w

惜しげもなく皆でベタベタ触らしてもらいました。
ついでに型取りしといたw
コレクターさんの展示。
個人的にはマーブルスのロールアップヒルトのフォルダーとレミントンのハンティングナイフが気に入った。

中央に置かれてる鯨の歯のハンドルのナイフは、たかみさんの作ったものだった。
ブログで製作過程を見ていたが、これはなかなか面倒な作りのナイフだった。
よくここまできれいにまとめて作ったものだと関心した。
上が高本さんの展示。
高本さんは丁寧で正確な作りのシースナイフを作るベテランメーカーだ。
小さいものから4inc前後ぐらいのものが多いか。派手さはないが実用的で魅力あるナイフを作ってる。
恒例のジャンケン大会では、熱処理前まで出来てるブレードと、刃付けしてシースを付ければ完成のレザーワッシャーハンドルのナイフを提供してくれた。

下は五十嵐さんの展示。
五十嵐さんはフィッシングナイフを得意とするメーカーのイメージがあったが、器用な人で何でも作ってしまう。
2年ほど前からフォールディングナイフを作っていて、その上達ぶりは目を見張る物がある。
今回展示のフォルダーは、鹿角ハンドルのトラッドなスタイルがよかった。

荒川さんの展示。
ラブレススタイルのナイフを作る荒川さんは、プロになってまだ年数は経ってないが、神戸、銀座、関、それとアトランタと、各地のナイフショーに精力的に出展されてる勢いのあるメーカーだ。
リーズナブルな価格でいいものを作るので、なかなか売れている様だ。
荒川さんも4inc前後ぐらいのものが多いか。
小さいものだと、オリジナルデザインのペーパーナイフから発展したナイフがなかなかいい。



星山さんの展示。
もはやナイフメーカーというよりエングレーバーといった方がいいか。
エングレーブの注文が多くなってきて、このところはナイフを作ってる時間がないそうだ。
それでも最近作ったメタルコンポジットハンドルのサブヒルトファイターを持ってきていた。
ファイターって高価なモデルなのだが、星山さんの作るファイターは意外と安いので、この手のナイフを欲しい人は注目するべしw
中里さんの展示。
中里さんはあるベテランナイフメーカーの指導を受けているそうで、その上達振りは大したものだ。
気さくな人柄で、周りの先輩メーカーから教えを請う姿勢は立派だと思う。
この前のjkgのショーでプロデビューとなったが、今のところかなりリーズナブルな価格設定なので、注目のメーカーだと思う。
金井さんの展示。
去年のjkgのコンテストで突然現れ、大賞を受賞してしまった驚きのメーカーだ。
自らの狩猟の経験を生かし、使えるナイフを独自のスタイルで作っているところが凄い。
5incぐらいの比較的大きめのものが多いか。作り手の好みが伺える。
凝った作りのシースがなかなか魅力的だ。
武市さんの展示。
プロのボディーガードをやっている経験と、かつて狩猟をやっていた経験を生かして、タクティカル系デザインのナイフを作るメーカーだ。
「父ちゃんがキャンプや釣りに行って、周りに自慢しながら使える出刃包丁」ってコンセプトのタクティカルデザインの出刃ナイフ(タクティーバ)は、すでに看板商品になっている様だ。
サンドブラストとエッチングを組み合わせた表面処理など、独自の技術も開発していて、なかなか研究熱心なメーカーでもある。
上に並んでいるのは片山さんのコレクション?
川崎さんのナイフや四国の鎌田さんのナイフがあって興味深かった。

下はおいらの展示。
ブログで公開してた物ばかりだから、あまり目新しいものはないな・・・w

コレクターさんの展示。
カスタムも面白いが、それよりもカッターナイフが面白かった。
セラミックやチタン刃など、そんなものがあるのかあるのかと驚いたw
セラミック刃って切味どうなんだろな?
二部さんの展示。
先週サクラブレイドショーに参加されていて、二週続きでお疲れ様でした。
毎回面白い(というか妙?)な物を持ってきてくれる二部さんだが、今年は鎖帷子を持ってきていて、これが凄く興味深かった。
昔の物だと当然和鉄で作るのだろうが、細い針金状にして鎖を編むのは大変だったのではなかろうか。
そもそもよく腐らずに残ったものだな・・・
先週サクラブレイドショーで見た残欠ナイフが分解して展示してあった。刀と同じ様に目釘を外すと分解できるのが面白い。加工精度がとても素晴らしいのに驚いた。


鑑賞会の後は懇親会になる。
有志の女性陣による料理の準備中。
いつも美味い料理をありがとうございます。

恒例のジャンケン大会の景品は今年もやけに豪華だった。片山さん提供の鎌田さんのナイフは誰の手に渡った?
懇親会だけを目当てに来ても十分楽しいかもしれないw
この会は刀剣とナイフの業界を少しでも盛り上げる事が出来たらとの思いで、片山さんが毎年開いてる。
日本のナイフ業界はバブルの頃と比べれば、なんとも寂しい状況になっている。特に刃物に対する社会的な目が、年々厳しくなってるのも困ったものだ。
厳しい現状であるが少しでもいい方向に向かう様に、この様な催しでナイフの楽しさを広めていけたらと思う。

追記
金井さんにブログに懇親会の様子が詳しく書かれているので見てください。
http://blogs.yahoo.co.jp/scagel009/25593887.html#25593887

2013年11月11日月曜日

刀剣ナイフ鑑賞会の報告 (刀剣偏)

 土曜日に刀剣ナイフ鑑賞会に行ってきた。
ちっと写真の枚数が多いので、二回に分けて書く事にする。

先ずは主催の片山さんの挨拶から。
はるばる岡山からお疲れ様です。

今回のoff会は参加者は38名だったそうだ。
毎回そうだが、刀職やナイフメーカー以外にも多彩な人達が参加されてて面白い。
刀装具などの展示。
精巧な加工を施された鍔など、見てると実に興味深い。













ワニの皮が巻いてあるのかと思ったが、なんと鯉の鱗を一枚一枚貼り付けて作ったあるらしい。
臭いを嗅いでみたが、生臭くはなかったw
昔は材料の入手が難しかったから、使えるものは色々使ったんだろうな・・・ってか、鯉の鱗なんて使うかw
 甲冑の着付けの解説本。
幕末の動乱期に需要が増えたらしい。
長い事平和だったから、甲冑の着付けが出来る人は少なくなってたのかもしれない。
こじり?
どうやって彫ったのかな・・・なんかとても気に入ったw













 片山さんが作った笄。
金や銀が被せてあるが、どうやってくっ付いてるんだ?













木で作った刀身?
拵えに刀身の代わりに入れるんだっけ?
刀身と瓜二つに作らないといけないのだろうが、いったいどうやって形を合わせるんだろか・・・
 小刀の展示。
焼刃の模様がまるで絵を描いた様な物があり面白い。
小刀に何やらいっぱい文字が彫ってある。
幅は10mmぐらいだろうか。
よくもこんな細かく字を彫れるもんだな・・・













刀の展示。
途中入れ替えがあって、色々沢山の刀を見れた。
刀なんてなかなか手に取って見る事なんてないから、この様な機会はいいものだ。
甲冑師の展示。
なんだこれ?と思ったらレッドブルのマスコット?
甲冑製作の技術で作ってるらしい。
しかし妙な物作ってるな・・・
完成したらレッドブルに売り込みに行くそうだw










二次元VS日本刀展という催しがあったそうだが、その中の展示品の原型を造形師の方が展示していた。
刀身が二本くっ付くそうだ。
展示品は当然(?)本物の日本刀を使ったのだが、まったく同じ形の刀身ではないので、微妙に拵え(っていうのか?)の方でデザインを調整して辻褄を合わせてあるとの事。
実際には刀身の切っ先はもっと接近していて、展示するときはしなってぶつからない様に緊張したらしいw


次回はナイフ偏に続く・・・


2013年11月8日金曜日

どうやって持ってく?

 昨日夜なべして鹿シチュー作った。

加藤さんちで買ってきた包丁使ってみた。
これはいいわw
包丁は炭素鋼がいいな。
でもうちのお袋様には使わせられない・・・すぐ錆さしちまうだろうからw
いつもなら肉と玉葱は炒めてから煮るのだが、面倒なので切った食材鍋に突っ込んで煮てしまう。

とりあえず出来たけど、瓶詰めにするのも面倒だな。
かといって鍋ごと持ってくのも・・・どうしたものか。
ガラガラにくくりつけて持ってくか?
さてどうしよう・・・

業務連絡~
明日のoff会の案内はみんなのところに行ってるだろか?
片山さんの案内には8階と書いてあるらしいけど、実際は7階だそうです。
当日間違わない様にご注意ください。
多分入り口に案内貼ってあると思うから、多分大丈夫だよね・・・?

2013年11月7日木曜日

間に合うか?

宿題ナイフと猟の師匠の息子さんのナイフの シースを作る。
うまくすれば初猟に間に合うか・・・?

宿題ナイフもシース作って、早いとこ死神博士に渡さないといけない。
最近はベルトループの内側の縫い目は溝を彫ってやる事にしてる。
以前は縫い終わってからハンマーで叩いて沈めていたが、それだけでは十分でない場合があり、溝を掘ってさらに沈める様にした。
溝彫ってなくてもハンマーで目いっぱい叩けば沈むのだが、使ってるうちに少し浮いてくる事があった。
ちょっとした手間だが、溝彫って沈めた方がよさそうだ。


とりあえず仮のウェットホームまでやった。
これをやる様にしてからはポーチ型でもガタなく作れる様になった。
これも一手間だけど、かえって後の作業がやりやすい。

この後のウェットフォームとタレ漬け考えると間に合うのか微妙だな・・・

2013年11月5日火曜日

何処に・・・


 昨日は猟のグループの総会だった。
鹿の骸骨を沢山貰ってきた。














猟の師匠の息子さんからシースを作ってほしいと頼まれて、ナイフを預かってきた。

師匠の息子さんも今年からグループに入って、親父さんの後を継いでやってくれる事になった。猟仲間は皆喜んでいた。なにより亡くなった親父さんが喜んでいる事だろう。



約5incのインプルードハンドル。
どちらかというとキャンプナイフに近い形状か。
ハンドル材はペーパーマイカルタの様だ。
シースは他の3.5incぐらいのナイフの物らしく、全然合っていない。
ヒルトのキリオンが無いがハンドルに突起があるので、 ポーチタイプでも作りやすそうで助かる。
猟期中に間に合う様に作らなければ・・・

頭は要らないので角だけ切り取った。
鹿の骨は他の動物と比べるとえらく硬いらしい。切るのは結構難儀した。
さて何処に放置プレイするかな・・・

2013年11月3日日曜日

サクラブレイドショーに行って来た

朝っぱらから燻製やってた。


適当なところで燻製は放置プレイにして、サクラブレイドショーに行って来た。
参加メーカーが少ないのであまり期待はしてなかったが、行ってみれば顔見知りのメーカーさんやコレクターさんとのナイフ談義になって楽しかった。
ショーによってそれぞれ雰囲気が違うものだが、このショーは独特な感があって、これはこれで面白いと思う。色々な形のナイフショーがあった方がいいだろう。

またNTシャープの西村さんからヤスリを買ってきた。
ヤスリのストックが増えてきた。ヤスリマニアだなw

帰ってきたらビーフジャーキーが出来ていた。
セロハンに来るんで冷蔵庫で熟成する。
今度のoff会 に持っていこう・・・

2013年11月1日金曜日

もうちょっと

宿題ナイフはハンドルの最終仕上げの最中。
ナイフ自体はもうほとんど完成した。
後はシースを作って出来上がりと行きたいところだが、シースを作ったら死神博士の所に行ってもらう。
年内にはなんとか出来るかな・・・?
もう一つこんなのも作ってた。
このハンドルは屋根で日干しにした角を使った。
よく染まってはいるが、完全に白骨化してなかったのでちょっと微妙な感じではある。
まあこんなのもありかもしれないな・・・

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