この日は先週とほとんど同じ作戦で攻めた。
先週とは反対側の沢のタツマに入った。
前日に鹿11頭獲ったそうで、ちっと嫌な予感もしたが、久しぶりに入る沢だったので、期待半分不安半分という感じだったw
さほど気温は低くなかったが、曇り空で深々と雪が降ってきた。
雪が結構積もっていて、座ってると尻が冷たいw
勢子が大慌てで何か言ってる無線が聞こえるが、こちらにはなかなか獲物が出ない。
そのうち上のタツマから「警戒!」と聞こえてきた。
しばらくすると、沢を挟んで向こう側の斜面を鹿がゆっくり歩いてくるのが見えた。
下りて沢を渡らないか?と見ていたが、そのまま同じ高さを横切ってくる。
真正面に先頭の鹿が真横に見える。雌ばかり3頭並んでる。鹿は所々止まって周りを警戒しながゆっくり歩いてる。
先頭の鹿にドットサイトを合わせる。距離は70mぐらい。ちっと遠いな・・・と思うが、そのまま先に行くと木の陰に入ってしまう。
止まったところを引金を引いた・・・が、引けない!っと思ったらセーフティーが掛かっていたw
落ち着いてセーフティーを解除して、立てた膝に肘を掛けてもう一度構え直す。
ドットを鹿の胴体真ん中に合わせてもう一度引金を引いた・・・瞬間鹿が跳ねた様に見えた。が、鹿は走り出し、木の陰に見えなくなった・・・
二の矢を次に来る鹿に掛けたが、弾倉内の2発は9粒のバックショットを入れていた。さすがに70mぐらいだと、届いているかも微妙だw
3頭の鹿は視界から消えてった・・・
えらい斜面で登るのに一苦労。こんな所を鹿は歩くのか・・・
足跡をたどったが、血痕もなく形跡が何もない。
諦めて斜面を下りてると、「こっちに落ちてるぞ~w」と聞こえる。
行って見ると下流の谷底に鹿が落ちてたw
そこそこ大きい雌鹿だった。弾は大体狙ったところに中っていて、抜けてはない様だ。
セーフティーが掛かっていて、落ち着いて構え直したのがよかったのかもしれない。
12番のスラッグ弾頭は心臓にかすって穴があいていた。心臓に中っていても走って行ってしまうのは凄い・・・
抜けていなかったので弾が残ってるかと思ったが、散々肉や内臓を探してみたが、結局見つからなかった・・・何処行ったんだ?
この日は勢子が獲った猪1頭に、この鹿1頭だけだった。
勢子が大慌てしてたのは、猪を追っかけていたかららしい。無線で送信しっぱなしだったんだから、相当慌ててたんだなw
CRMO7は猟で使うにはどうなんだ?と思っていたが、意外といけるみたいだ。
猟仲間が使ってるナイフを見ていると、420J2では硬さが足りず、鹿の骨に当たるとエッジが潰れてしまう。420J2だと硬さは、おそらくHRcで56~57程度なのではないかと思う。
テストピースで測った事があるが、CRMO7は大体58~59の間。この程度の硬さがあれば、鹿の骨にも負けない様だ。
このナイフは2.5incしかないが、鹿の解体には十分使える。但しチョイルの形状がよくないので、この部分に引っ掛かる事がある。
一応胸骨を切るにも使えるし、ケーパー形状のブレイドは細かい所を切るのにいい。
でも背ロースを取ったり、骨から肉を切り取るには、やはり3inc以上あった方が効率がいい。
鹿1頭このナイフで大バラししても、エッジはまだ十分切れた。CRMO7は研ぎ上げると滑らかな刃が付き、硬さは低いが刃物用の鋼材としては優秀だと思ってる。何よりほとんど錆びる事がないのがいい。
3ヶ月の猟期も終わってしまった。
1頭しか獲れずに終わるかと思っていたが、最後の最後でもう1頭獲れてよかった・・・
