鉄工ヤスリでナイフを作る。必要なのは、手間と時間と根気と努力・・・ 自作ナイフなんて物好きのやる事だなぁ・・・

2012年8月10日金曜日

二日二晩・・

なかなか忙しくて、梅干しを干せないでいた。
お盆休みになったら干そうかと考えていたが、どうも天気があやしかったので、思い切って一昨日から干し始めた。

久しぶりにご対面。
カビも生える事無くよく浸かってる。
この時点ではまだ梅の土左衛門状態だ・・・

今回は梅酢が一升瓶すりきりで二本分取れた。
3.7ℓちょっとぐらいあったと思われる。
この梅酢は香りがよく、野菜の浅漬けや料理の調味料に使えて重宝する。







土左衛門を引き上げる。
樽の表面付近の梅は色が黒ずんでいる。ラップをかけて、空気を遮断しておいた方がいいのかもしれない。
この時点ではあまり美味そうには見えないw











三日三晩の土用干し、思えば辛い事ばかり、それも世のため人のため・・・

うちのお袋様の話だと、昔は天気のいい時期に三日三晩干しっぱなしにしたそうだ。夜に夜露にあてるらしい。
ぐぐってみると、昼間干して日が暮れたら梅酢に戻し翌朝また干してと、それを繰返す方法もある様だ。
地域の気候によって違いがあるのかもしれない。

たまにひっくり返して、まんべんなく日光が当たるようにする。
日に干されると表面の質感が変わってきて、梅干しらしくなってくる。

乾燥の途中で気が付いたが、仕込んだ樽の下に行くほど塩分濃度が濃かった様だ。
下の層にあった梅の方が、上の層のものより表面の塩の結晶が多かった。
梅酢が上がる過程で塩分が下に落ちていったのかもしれない。
途中で攪拌するのも大変だから、小さい樽で何個かに分けて仕込むのがよさそうだ。



もう一日干したかったが、明日から天気がわるくなるので取り入れる事にした。
三日三晩といきたいとこだが、二日二晩で妥協した。

うちの梅干しは紫蘇を入れないので、あまり色合いはよくない。しかしこの方が梅本来の香りが楽しめていい様な気がする。南高梅の香りはとてもいい。









8ℓの梅酒のビンにちょうど一杯に入った。250個ぐらいあるみたいだ。
天気がよくなったらもう一度干すべきか迷うところだ。
めんどくさいからもういいか・・・w

2012年8月7日火曜日

なるほど・・・

3incセミスキナーも、これで連続4本目になるか・・・
3mm厚のスーパーゴールドⅡで、前回の片割れ。
この前のR2の結果から、これもマトリックスアイダでCRMO7の条件で熱処理した。
今回は無理を言って特別に硬さを測定してもらった。

前回のスーパーゴールドⅡは八田工業に出して硬さは59だったが、今回のは60.5。
概ね思った通りの結果か・・・








硬さ測定は三箇所で平均を取った様だ。
















59と60.5では数値上では僅かな差でしかないし、誤差もあるんじゃないかと思われるが、実際磨いてみるとその違いははっきり分かる。
前回のは粘る感じがあり、仕上付近で磨きにくく思った。ちょうどいつも使ってるCRMO7の様な感があった。
ところが今回のは前回のものより、磨いていて明らかに硬く感じる。













色々と状況証拠をつき合せていって、やっと確信がもてた。なるほどなぁと・・・

ところでスーパーゴールドⅡだが、今回も熱処理で微妙に反ってしまった。前回も同じ様に微妙な反りが出た。
これは熱処理でなく鋼材自体に問題がありそうだ。(同じ様に加工したAST34では反らない)
スーパーゴールドⅡの鋼材はシャーリングで落とした物だったが、それが影響しているのかもしれない。
3inc程度なのでまだいいが、もっと長く作っていたら曲がりが気になって使い物にならなかっただろう。
いい鋼材だと思うのだが、この点が唯一気になる・・・



業務連絡~
半地下工房さんとgfdさん、off会のみんなで撮った写真があるので、送りますからよかったらメールください。
monozuki_nahito@yahoo.co.jp

2012年8月6日月曜日

今年の夏のoff会

土日で刃物off会に行ってきた。

朝3:30に家を出て、圏央道入間ICから高速に乗る。
距離的には東名で行った方が距離が短いが、エアコンのない車では辛いので、比較的高地を通る中央道で行く。途中1000m近い場所を通るので涼しくていい・・・でも名古屋に出るまでだけだが・・・
愛知の一宮で少し混んだが順調に進む。
京都を抜けると、吹田から渋滞がはじまってると交通情報があったので、大山崎で下りて京都縦貫道に入り、R372で小さな森に着く。昼の1時過ぎだったか・・・






会場はキャンプ場奥のいつもの場所。
今年もいい天気だ。到着早々一杯やりはじめる。酔いが回るのが早いぜw

今年は参加者数は16人ぐらいだったのかな?
都合で来れなかった人もいれば、新たな参加者もいて、去年と大体同じぐらい集まった様だ。
ブログつながりのgfdさんが来てくれたのが嬉しいかったね!











今年は何故か冷蔵庫とバーキングが登場。
キャンプなのに文明の利器を使うは邪道と言われそうだが、これも快適にキャンプを楽しむため?
バーキングは必要だよな。この暑さじゃヤスリじゃ削ってられないぜw












バーキングが来るというので、先週鍛造教室で作ったスキナーを持ってきて削ってみた。焼入れしたままだったので、刃先が1.5mm近く残っていた。
酔っ払いながらやったので、ベベルストップの部分を余計に削ってしまった・・・w
しかしよく削れるよなぁ~










昼間っから呑んで散々酔っぱらっていたので、刃物off会なのに刃物の写真はこれしか撮ってなかった・・・orz
岡山の刀剣の里でやってる「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」で展示する刀身彫刻の試作で、片山重恒さんがナイフに彫ったそうだ。
よく彫ったもんだ・・・

ダブさんのウッドターニングで作った器や、gfdさんのはじめて作ったにしてはとても見事なフォールディングナイフの写真を撮っておけばよかったと、後になってから後悔・・・











毎年恒例のジャンケン大会だが、今年も賞品は色々沢山。
大体みんな何かしらの賞品が当たったんじゃないかな?
おいらは真鍮棒と板を頂きましたw











美味い物も色々食ったのだが、写真撮ったのはこのパンしかなかった・・・
パン作り名人が早起きしてパンを焼いてくれた。
これも毎年恒例で楽しみの一つ。












「焼いといておくれ~」と言うので、おいらが適当?に焼いた。
ダッチオーブンにつっ込んで、よく分らないから火加減はいい加減w
なんとなく形になったからよかった・・・












デのおとっつぁんが、壊れた傘の骨を再利用して作った凧を持ってきた。
シンプルな構造だがよくできてる。
しかし妙なもの作るおっちゃんだよな・・・












デビルカイトが飛んだ~
なんか怖いぞw


散々呑んで食って皆で語ってと、楽しい時間を過ごした。
天気がよくクソ暑い中だったけど、皆さんお疲れさんでした。










帰りは大阪で渋滞するのが目に見えてたので、R372→R9→R1と下道で滋賀まで出て、草津上田ICから新名神に乗り、東名で帰って来た。
キャンプ場を出たのが午後の4時近かったが、家に着いたのは今朝の仕事始まる1時間前だった。
途中パーキングエリアのベンチで寝てたw

今年も尻に汗疹ができて痒いぜ・・・

2012年8月2日木曜日

舟行買った

たかみさんから舟行を買った。
たかみさんは高知で鍛冶屋さんをやってる方で、剃刀も作れるから技術は確かな鍛冶屋さんだ。
以前買った柳刃がなかなかよくて、肉や刺身を切り分けるのに重宝してる。
舟行は魚を捌くのによさそうだから買ってみた。
刃渡り約160mmで、元厚は3mmちょっと。









刃金は不二の白鋼で地金は古い鉄を折り返した物を使ってるらしい。
刃金は薄く必要な分だけ入っているので、研ぎやすそうでいい。
まだちょっとしか使ってないが、なかなかよさそうだ。
刃厚は厚すぎないし刃角も鋭いので、意外と野菜を切ったり刻むのにもいい。三徳代わりに使うにもよさそうだ。









以前買った柳刃と並べてみる。
不二の白は硬すぎず研ぎやすくていい感じだ。
カチカチの刃物が好きな人には物足りなさがあるかもしれないが、研ぐのを楽しみながら使うにはとてもいい。
炭素鋼の刃物の良さを、改めて思い起こす感がある。

どちらも飾り気がない造りだが、使ってみるといい包丁だ。
なにより値段がえらく安いのが凄い。
もっと売れてもおかしくない物なのになぁ・・・

2012年7月30日月曜日

埋めてみたよ・・・

知り合いのナイフメーカーからボルスターのピボットの穴埋めを頼まれた。440材らしい。
うちには304の熔接棒しかないし、440じゃ焼き入っちゃうかもよ・・・と言ったのだが、いいからやってみてとの事だったので、まあいいか・・・











熔接する仕事があったのでついででやってみた。
多分埋まったと思うけど、焼きが入っちゃったんじゃないかな・・・

しらないよ~w

2012年7月29日日曜日

鍛造教室

鍛造教室を受講したくて、JKGの野外例会に行ってきた。
おいらはJKGには入ってないが、非会員でも参加できるそうだ。

鍛造の大御所、加藤さんに指導を受ける。
はじめに火造りのお手本を見せてもらう。ちょいちょいといとも簡単そうにやっていたが、いざ自分でやってみると、まったく思った様にはいかない。
うまく叩けず鋼材が跳ねてしまう。ハンマーで叩く事に気を取られると、金床の上の鋼材の置き方まで気が回らない。

鋼材は白紙2号との事。






上が加藤さんが見本に作ったも
ので、下がおいらがやったやつ。
叩いてるうちに、どんどん反っていってしまった。
途中あまりに酷くなってきたので、加藤さんに大分修正してもらったw










ベテランメーカーの中村さんの指導で、ベルトグラインダーで焼入れ前の研削をやる。
ベルトグラインダーでブレイドを削るのは初めてだった。ヤスリと違って削ってる面が直接見えないので難しい。

自作のベルトグラインダーらしいが、とてもよく出来ている。なるほど、こうやって作ればいいかw







結局研削も大部分を中村さんに修正してもらって、なんとか形になった。

べつにスキナーを作ろうと思った訳でないが、なんとなくスキナーになってしまった・・・まあいいかw










白紙の無垢材なので、焼入れは油を使う。
普段は菜種油を使うそうだが、今回はエンジンオイルを使う。粘度が低いサラサラしてる油がいいらしい。

炉で加熱して、頃合を見計らって油に投入。
刃先を下に向けて、刃元から峰側は油に沈めない。刃元付近とタングは焼が入らない様にして、ある程度冷えてから全体を油に漬ける。







白っぽくなっている所が焼きが入っている。
ヤスリを掛けると刃元とタングは掛かるが、刃先は全く掛からない。












表面の酸化皮膜を簡単に取ってから焼戻し。
火で炙って加熱して、たまに水を表面にたらして温度を確認する。
水が「ジュッー」と鳴ってコロコロと転がってくぐらいに熱する。

焼入れよりも焼戻しの方が、温度の見極めが難しいとの事。
さっと炙って終わらすのかと思っていたが、十分に炙って加熱していたのが意外だった。






結局4.5inc弱のスキナーのブレイドができた。
デザインはなんも考えないで作ったけども、まあ結果オーライでいか・・・
もっとも考えていたとしても、その通りには絶対いかなかっただろうw

鍛造教室はとても面白かった。
鍛造はなんとなく作業工程は知っていても、実際やってみると思った様にはなかなかできない。やってみてはじめてわかる事もある。
野外例会の参加費用も合わせても、この鍛造教室はなかなかリーズナブルでいいと思った。




ビンゴ大会で鹿角貰った。
野外例会はとても楽しかったです。
参加した皆さん、お疲れ様でした~



2012年7月24日火曜日

やり方は色々・・・

ネタもないので、ヒルトの溝切りを精度よく作るコツを一つ。
目標の0.1~0.2mmぐらい手前まで削っておいて、あとはヤスリに金属板を重ねて目標の厚さに近くして摺り合せるといい。
金属板はシックネスゲージをばらしたのを使うと、色々な厚さを作れて便利。

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